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チョコの小説を書くためにBean to Barのチョコを買って食べてみた  その2

 
 チョコレートが主役の小説を書くために、Bean to Barのチョコを食べてみようと銀座のMinimalさんのチョコを買いに行った話を書いた。


 
 やはり1店舗だけでは経験が足りないと思い、他のお店も行ってみた。行ったのは、中目黒の『green』さん。東横線の中目黒駅を降りて、目黒川沿いを首都高3号線大橋ジャンクションに向かっていくと、その中間くらいにあるお店です。
 
 Bean to Barチョコレートのお店は、外観、内装ともにきれい。ケーキ屋さんをさらにきれいにした感じの造り。ケーキ屋さんよりも扱う商品が小さく、場所を取らないからだろうか。
 
 ここでも、やはり板チョコを購入。

チョコgreen1

 数ある中から、『TANZANIA 70パーセント』というものを購入。選んだ理由は、「SWEET」の値が中間だったこと。まずはごく一般的なものを食べてみたいと思った。「BITTER」の値もほぼ中間で、「FRUITY」は高め。全体的なバランスが自分好み。黒カシスやブラックベリーのような香りというのも好み。価格は1500円。

チョコgreen2

 
 中身はこのような感じ。光に反射するこの滑らかな表面が食欲をそそる。それと同時に、簡単に割ってはいけないような厳かな雰囲気も併せ持つ。

チョコgreen3

 それでも、食べるために買ったのだからと、エイッと割ってひとかけらを口に放り込む。まず苦さが広がって、その奥に香りが控えて徐々に苦さを抑えて広がるような感じ。甘味が薄いので、日本のチョコが大好きな人には物足りないかも。「この値段で?」とガッカリしてしまう人もいるかもしれません。極端に言うなら、コーヒーを固形にして食べるというような味わいか。ぼくにとっては、期待どおりの味と香りだった。
 
 カカオの原産地、モロゴロのキロンベロ谷という名が、さらに味を引き立たせる。どんなところだろう。おそらく湿気の強い、日差しが強烈なところではないか。なんだかチョコレートの小説への意欲をよりアップさせる、妖艶な光沢を放つ一品だった。
 

いただいたサポートは、今後書く小説の取材費や資料購入に充てたいと思います。もちろん、それだけ、というわけにはなかなかいきませんが……^_^;