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大将軍商店街 妖怪ストリート(京都市上京区)

妖怪で町おこししている話はちらほら聞くが、京都の大将軍商店街もその一つ。この商店街のある一条通は、平安時代に百鬼夜行が通り抜けたという伝説のある場所なのだ。しかも伝説にとどまらず、現代でも妖怪にコスプレした人たちが百鬼夜行するイベントが毎年行われているらしい。これはぜひとも見てみたい!と思ったが、次の開催はまだかなり先。ならば場所だけでも見てみようと2019年、カメラを持って行ってきた。

路面電車の北野白梅町駅を出てしばらく歩くと、おおー、さっそくいたいた。河童かな?手作り感が溢れていて可愛らしい。後から写真を確認して気づいたけど、左端に一つ目小僧もいた。これ、滋賀でよく見かける飛び出し坊やだよな。妖怪版もあるとは。

左端に妖怪版の飛び出し坊や
これが本家の飛び出し坊や(滋賀で撮影)

さらに進むと、建物の2階から通りを見下ろす狐と天狗と骸骨が。何かのお店みたいだが、この日は閉まっていた。うーん、タイミング悪し。

ここはコミュニティホール。入り口を塞がんばかりに妖怪がずらり。中では妖怪に関する展示がしてあった。

あっ!また飛び出し坊やだ!

実は私は飛び出し坊やが大好きなのだ。飛び出し坊やを見るためだけに、片道1800円の道のりをはるばる滋賀まで通うほどだ。妖怪とのコラボなんて、テンションが上がってしまうではないか。

ちなみに上の写真は豆腐小僧と思われる。豆腐を運ぶ妖怪で基本的に悪さはしない。それはただの人間じゃないのか?という疑問は胸にしまっておこう。

パン屋さんにもお茶屋さんにもいた。

パン屋さん
お茶屋さん

おや、ここの妖怪はちょっと趣が違う。なんでペラペラなんだ?と不思議に思っていたら、建物の入り口に「折り紙クラブ」とあった。なるほどね。

ここに載せた写真以外にも、まだまだたくさんの妖怪がいた。百鬼夜行のイベントはコロナ禍でその後途絶えたようだが、最近また復活したらしい。次に来る時はぜひ令和の百鬼夜行にお目にかかりたい。

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