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感じよう、考えよう

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#異世界ファンタジー

第19話 人間至上主義

「おい、あいつら帰って来たぞ!!」
 あちこち擦り傷だらけの2人の若者に村の人々が駆け寄る。
「それで…ユニコーンの角は?」
 2人の若者は顔を合わせにっこりとほほ笑む。
「あぁ、ちゃんと取ってきた!!」
「おぉーーー!!」
 村中から歓声が上がった。
 そこへ1人の女性がふらつきながら歩いてくる。
「母さん!!」
 2人の若者はその女性の元へ駆け寄る。
 その女性はユニコーンの角を取りに行った2

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第13話 笑顔を無くした勇者たち

「勇者さまーーー!!」
 そこら中から歓声が沸き起こる。
 国中が歓喜の声に包まれていた。
 なぜなら今日は勇者様たちの凱旋パレードだからだ。

 先日私たちの国は、魔王軍の四天王が率いる軍団と衝突し、見事勝利を収めたのだ。
 その立役者となったのが我らの勇者様たちだった。
 勇者様たちは大勢の人々の前で、笑顔で手を振っている。
 そして民衆もとても嬉しそうな顔をしている。
 しかし、私はとてもじ

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第11話 悪い領主と良い領主

 昔、あるところに悪い領主がいました。
 その領主はいつも威張っています。
 領民を見下し、バカにし、いじわるばかりしている領主でした。
 また、この領主は自分が贅沢な暮らしをするために、領民に対し重い税を掛けていました。
 領民は働けど働けど、一向に生活が楽になりません。
 働いた分だけ、税金として徴収されてしまうのでした。
 領民は疲弊しきっていました。

 ある日、このままじゃいけないと思っ

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第8話 異世界でちょ~モテた

 その日、学校帰りの私はいつものお肉屋さんで買い食いをしていた。
 このお肉屋さんのコロッケがたまらなくおいしいのだ。
 私は現在高校2年生。
 普通の女の子なら友達と恋愛話に花を咲かせ、おしゃれに気を使う年頃なのだけど…私はそういったものには一切無縁だった。
 私はデブだった。
 太っていてもかわいい子はごく稀にいるけれど、残念ながら私はそのごく稀ではなかった。

 学校ではいつも私は友達に注意

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第6話 灰かぶり

 この話が本当かどうか知らないのだけれど、昔、灰かぶりと呼ばれた娘がいたらしい。
 その娘は性格の悪い義母と義姉にいじめられたけど、そこからの成り上がりがすごかったようだ。
 なんかよく分かんないんだけど、急に出てきた妖精に気に入られたらしい。
 そして純白のドレスにガラスの靴を身に纏い、そのままかぼちゃの馬車に乗って舞踏会に連れていかれて、挙句の果てに容姿がいいもんだから、王子様に見初められてそ

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第5話 魔法税

 ここはどこ?
 ここは異世界です。
 地球とは別の世界。
 そんな異世界には、不思議な力、魔法という力が存在していました。
 魔法は一部の人間が使うことができました。
 人々は嘆かわしいことにその魔法の力を争いのために利用しました。
 魔法によってたくさんの命が奪われました。

 時代は流れ、争いの絶えない時代は一旦落ち着きを取り戻します。
 すると今度は、その魔法を生活に利用できないか?と考え

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第2話 魔族に支配された世界

 ここは我々が住む世界とは別の世界。
 この世界には魔族という種族が存在し、人間と魔族は覇権争いをしていた。
 人間には「勇者」という絶対的な存在がいて、また魔族にも「魔王」という絶対的な存在がいた。
 両者の攻防は一進一退を繰り返し、そして遂に長きに渡る争いに決着が着いた。
 勝者は………魔族。人間は破れたのであった。

 ―1000年後―
 世界は魔族が支配していた。
 争いの絶えない世界かと

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