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【うるま市×N高③】オンラインツールに慣れるには「楽しめる要素」が大事!

こんにちは。平良でございます。うるま市×N高Part3となりました。

過去の記事はこちら。よろしければご覧ください◎

以前、うるま市にある島しょ地域における ICT活用島しょ地域 児童生徒交流実証事業では、1term目は主にツール(zoom/slack/google)に慣れコミュニケーションがとれること、オンラインの可能性を感じることに主眼をおき、2term目でマイクラを使用してオンライン上で協働したとお話ししました。

具体的な内容は、
1. ネットに慣れよう!:zoom、google、slack、youtubeなどのオンラインツールに触れ、スキルを高めるだけではなく、オンラインの可能性に目を開くという6週間のイントロプログラム。
2. マインクラフトを使って文化祭を作ろう!:タイトルの通り、Minecraft上のワールドで、グループに分かれ、自分たちの島を舞台にオンライン文化祭を作ることに挑戦。ブロックを組み合わせて、描いたもの/仕掛けを作りました。

今回の記事は前半の部分、ネットに慣れよう!の中で行ったオンラインツールに慣れるための工夫を3つご紹介します!

一般的に考えられる慣れるための近道は、「PCに触れる機会」「ツールを使う機会」を増やしてあげることなのではないかと思います...!
しかし、今年度は週に1回、1時間〜1時間半の活動時間であるため、限られた時間の中でツールに慣れ親しむためには「楽しむこと」を第一に考えました。そのため、生徒たちが前のめりになって楽しく参加していたらいつの間にか使いこなせるようになっていた!!という姿を目指しワークを行いました!

zoomのチャット機能を活用して連想作文をつくろう!

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zoomでは「リアクションを届ける」ことを目的に、主に「リアクション」「チャット機能」の2つについて取り組みました。オンラインでは反応が見えづらいことがあるので大きくハンドリアクションすると伝わりやすいこと、ハンドリアクション以外でもzoomのリアクション機能があることを説明しました。リアクション機能を紹介した直後に使いまくっていて、さすが対応早いなーと感じる瞬間でした👏

前半はぎこちなかったハンドリアクションですが、拍手や相槌も3、4回目にはとても丁寧に返していて生徒の素直さと相手に寄り添う優しさに感動しっぱなしの平良でした!

また、チャット機能に慣れるために以下のワークを行いました!

【Zoomのチャット機能に慣れようワーク】
その①:
「口が含まれる漢字を沢山あげよう」「四足歩行の動物を沢山あげよう」など簡単なお題を出して一斉にチャットに書き込みまくる。被っても全然OK。とにかく沢山あげる。
その②:連想作文
前の人の文章に1文だけ付け足して物語にしていく。最初の文章だけ決めておいて、あとは順番にチャットに書き込む。内容は自由。(例)「むかしむかしあるところに炭治郎という男がいました。」

連想作文は、「ブレイクアウトルーム」で分かれてグループ活動で行いました。楽しむワークを実施したことにより「チャットに書く」ハードルが下がり、そのあとは質問や感想などを生徒が積極的にシェアするようになったと感じています。

slackで大喜利大会開催!

slackはテーマごとにチャンネルを分けることができるため、協働する際に活かせるツールです。slackに慣れるために以下のワークを行いました!

【slackに慣れようワーク】
slackで大喜利大会
お題にコメント→面白いと思ったものにスタンプで反応する→スタンプ多かった回答の勝利

普通の大喜利と何ら変わりのないルールですが、メッセージにコメントしたり既読の合図をスタンプで返すといったslackの基本的な使い方を学ぶことができていました。津堅中学校の授業では先生方も参加しての大喜利グランプリだったこともあり最高潮の盛り上がり。お陰様で生徒たちの心にslack使いまくってやるぞー!!と火がついた、そんな素敵な時間になりました。

今年度の取り組みでは後半にあたる「マイクラで協働」するようになってから触れる機会が増えたslackですが、前半で慣れることに繋がった良いワークだったと感じています。

googleスライドでグラデーションマッピング!

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文化祭のアイデアをブレストしたりチームで何を制作するかまとめる際にgoogleスライドを活用しました。googleスライドに慣れるために以下のワークを行いました!

【googleスライドに慣れようワーク】
グラデーションマッピング

お題:初めての人に話しかけるのは?
スライド上に用意した「抵抗がある」〜「全然平気」のグラデーションの間で当てはまる場所に自分の名前の書かれたボックスを移動させ、自分を表現する。その理由やエピソードも声に出す、または、チャットでシェアする。

シンプルな内容ですが全員が同じ画面を見ながら、ボックスを移動させること、書体を変えたり編集できることに対して楽しんでいる様子が印象的でした。グラデーションマッピングを通して生徒自身が自分の性格を伝え合うことで、相手の気持ちを理解し協働するための準備としてのワークにもなったのではないかと思います。

最後に

今回の記事では、取り組みの中で行ったオンラインツールに楽しみながら慣れるための工夫を3つご紹介しました。ぜひワークを取り入れてみていただけると嬉しいです。

初めてのPC、初めてのオンライン授業、初めて異なる地域の人と繋がる...大人たちにとっても初めての取り組みで不安な部分もありましたが、生徒と一緒になって楽しむこと/学び合うことを意識することでツールに触れたくなる、チャレンジしたくなる土台ができたのではないかと思います。これらは他の授業や学びの機会を作る上でもとても大切な視点ではないかと考えています。

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