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タカ派ハト派とは

タカ派、ハト派 このワードはトレードをする上で外せないワードです。
タカ=鷹 ハト=鳩 そっくりそのまま鳥の名前です。
攻撃的な鷹と平和的な鳩、もともと政治の世界で使われていた言葉です。

タカ派とは、敵対勢力などに対して”強硬派 武力行使を辞さない”など強気で積極的な対抗姿勢をとることを指しています。イメージとしては「俺らに逆らうようならどうなるかわかってんだどうな?」と銃口を向けると言う感じです。

ハト派とはその逆で、敵対勢力などに対して”平和的 友好的 穏健な姿勢をとること”を指しています。ここでのイメージは「まあまあ、一旦落ち着いて話し合いましょうよ〜ねえ?」と言う感じです。

現代の日本では軍事力に肯定的な人物が高波に分類されることが多いです。日本の政治においては、特定の政党や派閥で分類されることもあるそうです。ですが、基本的にどの政党や派閥にもタカ派とハト派に分かれています。攻撃的な考えを持つ議員もいれば、平和的な考えを持つ議員もいるってことですね。
よく使われるのはFOMC(米国連邦公開市場委員会)やECB(欧州中央銀行)など各国の金融政策を決定する会議のメンバーに対してですね。各メンバーにタカ派ハト派のレッテルが張られています。最近で言えばFOMC投票権メンバーが輪番制による入れ替えでハト派寄りの顔ぶれになているようです。

タカ派ハト派には金融の世界において中央銀行の金融政策に対して明確な定義があります。
景気安定よりも物価上昇の抑制を優先するのがタカ派
タカ派は”金融引き締め(利上げ)政策寄り”
景気がいいと物価が上昇します。そこで中央銀行の指名(マンデート)は物価の安定なんですね。なのでその物価の上昇を抑えるために利上げをします。そうすると利子の支払いが苦しくなるので企業や個人への銀行融資は抑えられ消費を抑制します。物が売れなくなると物の値段を下げますよね?なので自然と物価が下がっていきます。

物価上昇を警戒しつつ、景気に十分な配慮をするのがハト派
ハト派は”金融緩和(利下げ)政策寄り
今現在の世界では大きくハト派に偏っています。消費が悪く物が売れない状況が続き物価がどんどん下がっていっています。物価の安定を目指す中央銀行は利下げをして銀行融資を刺激し、市場にお金を溢れさせることで消費を刺激します。例えば住宅ローンの引き下げとかですね。

タカ派政策とは引き締めなので利上げです。銀行融資を抑えます。
銀行からのお金の流れを抑えて市場に出回るお金の量を減らします。
そうするとお金の単位あたりの価値は上がります。
つまりタカ派政策はその国の通貨の価値をあげることになります。

ハト派政策はその逆で緩和なので利下げです。銀行融資を刺激します。
銀行から流れるお金の量が増えるので市場に出回る量が増えます。
量が増えればその国の通貨の価値は薄まります。

ファンダメンタルズトレードをする際にはここに最も注目するところですね!

今回はこれで終わります! 
ありがとうございました

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