【坂本繁二郎】 水彩画 「母仔馬」 査定 鑑定 買取 致します
坂本 繁二郎
母仔馬
紙に水彩・パステル 15.8×27.2cm
◎ 坂本 繁二郎の芸術
坂本繁二郎（1882年 - 1969年）は、日本の近代洋画家であり、特に馬の絵で知られています。福岡県久留米市で生まれた坂本は、同じく久留米出身の画家青木繁と共に、明治期の洋画界に新しい風を吹き込みました。東京美術学校（現・東京芸術大学）で学び、卒業後はフランスに留学してパリの美術学校で学びました。帰国後、彼は二科展に参加し、その後も数々の展覧会で作品を発表し続けました。
坂本の作品は、特に馬を題材にしたものが多く、「水より上がる馬」（1937年、東京国立近代美術館所蔵）や「放牧三馬」（1932年、アーティゾン美術館所蔵）などが代表作として挙げられます。彼の馬の絵は、陽光に照らされた馬の姿を生き生きと描き、その力強さと美しさを表現しています。また、彼の作品には静物画や風景画もあり、特に晩年には柿や栗などの果物を描いた静物画や、能面を題材にした作品も制作しました。
彼の芸術は、その繊細な描写と独自の色彩感覚により、多くの人々に愛され続けています。坂本はまた、画家としてだけでなく、絵画論を著した学者肌の面も持ち合わせており、その著書には「坂本繁二郎文集」や「私の絵私のこころ」などがあります。
坂本繁二郎の作品は、東京国立近代美術館やアーティゾン美術館、久留米市美術館などで鑑賞することができます。
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