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【母の言葉】「70%ぐらいでおったらええねん」

「頑張りすぎんようにな。

いっつも100%出してたらしんどなってしまうわ。

70%ぐらいでおったらええねん。

それぐらいがちょうどええわ。」
まい まざー

周りを見渡すと、''ものすごく頑張る人''が一定数いると思います。

仕事にせよ勉強にせよ、とにかく常に一生懸命で、全力で、にたむきに努力する。

その姿を賞賛する多くの声も聞こえてきます。


また、インターネットの発達により、自分の手の届かないところにまで目が届くようになりました。


自分より優れている人が、自分より遥かに努力している姿。

自分より幼い子が、厳しい環境に耐えながら頑張る姿。

自分よりつらい状況に置かれている人が、それでもめげずに前に進もうとする姿。


いろんなところにいる''全力で頑張る人''、そしてそれを褒め称える人の存在が、同時に目に入るようになりました。



目まぐるしい速さで回る世界に置いていかれないようにするため、無意識に頑張り続けるようになってしまった私たち。

全力は、''全ての力''と書きます。

文字通りの意味で捉えるのなら、全力を出した後にはもうなんの力も残らず、倒れてしまいます。

頑張ることがあたり前のようになってしまったからこそ、余力をもって生きることが大事なのかもしれませんね。



常に全力で頑張ることを良しとする社会において、「70%ぐらいでいい」と言う母の元で育った私は、ラッキーだったのかもしれません。

しんどいなと感じたとき、自分で自分にストップをかけることへの罪悪感をあまり感じずに過ごせましたから。

アクセルよりも、ブレーキを踏むことに意識を向けられる私でありたいなぁと思います。

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