_サイズ小_肌ラボパウチ

肌にも環境にもいいことを「シンプル」に追求する。

「これって、ロートなんですね」
よく聞かれる商品の一つに、「肌ラボ」があります。

2004年に「極潤」を発売して以降、化粧水をはじめ、現在ではオールインワンゲルなど様々なお悩みに合わせて商品を展開し、本当に多くのお客様に支えられるブランドになりました。

肌ラボ極潤

私が肌ラボに出会ったのは、高校生の時。
初めて手に取った時、トロトロとした化粧水にびっくりしたことは今でも覚えています。

今や当たり前だと思っていることでも、その当時の話や想いを伺うと驚くこともしばしばあるのが社内でよくあること。
たくさんの方々がこれまでをつくってくださっていたことを実感します。

今回は、「肌ラボ」シリーズがこれからの社会環境を考えて、容器やパウチを変更することになり、担当者に改めて話を聞いていた時のお話です。

私自身、当たり前だと思っていたプラスチック容器や詰め替えのパウチ。
2005年にリニューアルで発売をした時には、まだまだ異色の存在としてドラッグストアなどの店頭に並んでいました。
肌ラボの原点は全てにおいての「シンプルさ」
当時の化粧水は様々な成分が入っていたそうで、「シンプルな処方の化粧水をつくることはできないか?」と考えたところからのスタートだそうです。
うるおい成分であるヒアルロン酸にこだわって追求し、必要のないものはできる限りそぎ落とした結果、常識にとわられない、新しい化粧品にたどりつきました。

そんな「肌ラボ」もたくさんの方々に支えられ、ロート製薬を支える一大ブランドとして毎日たくさんのお声をいただくほどになりました。
学生さんから90代のおばあちゃんまで、中には「子供・孫と一緒に使っています」と家族三世代でご使用いただくお声もいただくことがあり、本当にあらゆる世代に必要とされる商品なのだと感じます。

そんな「肌ラボ」だからこそ、昨年秋から地球環境に配慮した容器・パウチに順次変更をしていくことになりました。
変更にあたり、容器などを検討する部門と商品企画を担当する部門、それぞれの力が結集。

今回、意識をしていたことは、「お客様への使い心地や製材の品質をいかに保ちながら、環境にいいものにしていくのか」
環境に配慮した商品であっても、お客様にとって使いにくい・手に取りたくない商品ではいけない。たくさんの方々に使っていただくものだからこそ、これらが大前提にありました。

人でいうと肌に優しい「肌ラボ」だからこそ、容器は環境にやさしい。
検討するなかで環境にいいことをしていると思っていたけれど、見る視点を変えると結局環境に良くないことをしていたということもあって。
いい塩梅を見ることが大切なんだよね

容器を検討するメンバーの一人からの言葉に思わず納得しました。

環境問題も私たちでは乗り越えることはできないし、使っていくことで実は環境にもいいことをしていた…と、さりげなく皆さんと一緒にこれからの環境を守っていきたい

商品企画を担当しているメンバーはまた別の角度で話をしてくれました。
今回、ロート製薬の環境マーク「R・ecoマーク」も制定しました。

エコマークロゴ

商品企画のメンバーによってつくられたこのマークは、今後環境に配慮した商品に導入がされていく予定です。

今やたくさんのものが世の中に溢れています。
日々変化する社会のなかでも、変わらずに必要とされるものもありますが、その一つに「シンプルさ」があります。
私たちも「肌ラボ」の原点である、うるおい成分の鍵となるヒアルロン酸に対する研究を日々重ねることで新たな発見も度々あり、リニューアルも行ってきました。
また今後はそこに環境に対してもさらに配慮をしながら、肌にも環境にもいいことを追求していきます。

一つひとつの商品や取り組みの裏には、それぞれの想いがあります。
今回の「肌ラボ」は、これまでも多くのメンバーが担当してきたブランドですが、改めて発売からずっと大切にしていきたいことを「シンプル」に振り返る時間でした。

例えば、美と健康を軸に考えてみた時、肌のこと、その中でも「うるおい」が大切と考える方もいらっしゃるでしょう。
そんな方々に「肌ラボ」を通じて、少しでもお役に立てたら…と思いながら、今日これからの時間も頑張りたいと思います。