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「ひがしかわ わーるどかっぷ ひとりたび」第10回 2014/06/21 フォルタレーザ・カステロン スタジアム「ドイツ-ガーナ」

※本記事は、2014年6月21日に書いた記事を転載したものです

謎の漢字シーツ。俺が日本人だからか?

昨夜はホテルにチェックインするや否や、Wi-Fiの電波が部屋まで届かない、シャワーが朝まで使えないという状況に巻き込まれることになった。

Wi-Fiは建物の仕様の問題らしく、シャワーは水がタンクにまだ溜まっていないかとのこと。

部屋には窓がなく、シーツには謎の日本語。

(清掃中の他の部屋を見る限り、日本語シートはこの部屋だけっぽい)

何かRPGに出てきそうな、元は監獄だったんじゃねーかみたいなホテルなのである。

ここで3泊かと思うと最初は切ない気持ちになったが、部屋に3つある簡易のシングルベッドをくっつけたらでかいベッドになったので、とりあえずはそのど真ん中で眠った。

翌朝は6時ごろに目が覚め、朝食をとる。

この旅における朝食は、だいたいパンにバターを塗って食べる、スクランブルエッグ、ホットコーヒーの3点。

それが舌に合うし、どこのホテルにもあるからである。

ただ、このホテルのコーヒーは非常に甘ったるくて、甘いコーヒーが好きではない僕には少し辛かった。

そこで僕は食堂を早々に後にし、ホテルのスタッフがシャワーが使えるようになったというのでシャワーを浴びに部屋に戻る。

しかしなんと、このホテルでもシャワーからは水しかでない。

聞くと、それは仕様らしい。

まいった…とりあえず、風邪を引かない程度に体を濡らしてタオルで拭いた。

フォルタレーザには3泊するので、頼めるならば洗濯をしたいと思っていた。

ただ、聞いてみるとホテルでは洗濯のサービスはしておらず、近くのランドリーでは2日かかるとのこと。

2日だと、もし何かあった時には服がないまま過ごさなければならないことになる。

リスクを恐れて結局洗濯を頼むのは諦めるのだが、それでもせめてパンツだけはどうにかしたい…。

雑に干したパンツ

ただ、僕には秘策があった。

実は僕は今回、いざという時のために洗濯用ロープと洗濯バサミを持参していた。
今こそこれを使う時、僕は風呂場にロープを張り、パンツを洗面台で洗って絞り、ロープに下げて吊るした。

うん、いい感じである。

これで後は「乾かない」という最悪の自体を免れることを祈るのみだ。

カステロン・スタジアム

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