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【人物解体新書】折れない心を育て、逆境を乗り越えるときに必要なのは《レジリエンス》

㈱ログシーキャリアコンサルタント&広報担当の鈴木さくらです。

今回の【人物解体新書】は、『【人物解体新書】「ないない尽くし」で言い訳したくなる自分と闘い続けて3ヶ月。うまくいかなかったからこそ、営業は天職だと気がついた。』で取り上げた、最年少で弊社大阪支社の支社長に就任した活躍者、菱沼亮汰(ひしぬま りょうた)にフォーカスし、当人以外でもその活躍が再現できるように理論で解明していきます。

どうにもこうにも上手くいかないときが人生の中ではありますね。自分の力だけでは動かしがたくて、行動しても行動しても現状がなかなか変わってくれない・・・そんなとき、私たちは自分自身をしっかりと強く保つことが難しくなります。

最初は「きっと大丈夫」と信じていたものをちょっとずつ疑い始めるようになり、「ダメかもしれない」と疑心暗鬼に陥って、もがき苦しむようになることも。

今回の主人公、菱沼もその経験をした一人。果たして彼はどんな風にそこから抜け出すことができたのか・・・早速、探ってみましょう。


■折れそうで折れない心の秘密

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(大阪支社でひとり仕事をする菱沼)

コロナ真っただ中に開設されたばかりの大阪支社を任された菱沼は、アポのほとんどがなくなってしまい、売上の見込みが立てられなくなる中で、当時をこんな風に振り返り、語っていました。

行動でカバーしたくても前代未聞のコロナ禍の状況のなか、思うようにいかないことの連続だった。そのなかで心が折れそうなときはなかったのだろうか。

「ありましたよ…5月に育成支援の統括細野さん泣きながら電話で相談したことがありました。売上が全然上がらなくて、どうしたらいいのかと。周りから名ばかり支社長と思われたくなくて、支社長ならば支社長らしく売上も含めてやっていきたいと思っていたから」。

大阪支社は現在実質、菱沼ひとりです。とくにうまくいかないことが続いたとき、ひとりは正直キツイ。事実、3ヶ月間の予算未達は相当しんどい思いをしました。

心が折れそうになった場面は一度や二度ではなく何度もあり、今もあると言います。

でも、折れそうになるたび、決して折れないのが菱沼の心。いったい何が菱沼を支えているのかというと・・・


■回復力、それがレジリエンス

レジリエンススライド

レジリエンスという言葉を聞いたことはありますか?

もともとは「ストレス」とともに、物理学の分野で使われていた言葉でしたが、近年では個人・組織ともに通用する「困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して生き延びる力」「さまざまな環境・状況に対しても適応し、生き延びる力」として使われるようになりました。心理学の分野だけでなく、組織論や社会システム論、さらにはリスク対応能力、危機管理能力として広く注目される言葉でもあります。

私たちの誰もがこのレジリエンスを持っています。ただし、レジリエンスが高い人とそうでない人がいると言われていて、そのカギを握るのが、レジリエンスの構成要素なんです。


【レジリエンスを構成する6つの心理要素】

1)自己認識
自分自身の感情や思考はもちろん、自分の強みや弱み、大切にしている価値観や人生の目標を正しく認識すること。

2)自制心
その時々の状況に応じて自分の感情や思考、行動を律すること、適切に制御すること。

3)精神的敏捷(びんしょう)性
物事を多面的に捉え、大局的見地から対処すること。

4)楽観性
物事を多面的に捉え、大局的見地から対処すること。

5)自己効力感
問題を解決したり、外部の世界を自分でコントロールしたりできる、つまり「やればできる」という自信のこと。

6)つながり
人間関係における「他者とのつながり」を信じることはもちろんのこと、もっと広義において社会のため、世界のため、その他何か大きなものに見守られているなど、「大きな存在とのつながり」も含まれる。


心が折れそうで折れなかった菱沼はこのレジリエンスに支えられ、かつ、この中のいくつかの心理的要素が高いことが窺えました。


■レジリエンスの心理的要素を紐解くと

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菱沼の持つレジリエンスのなかでも、今回とりわけ「自己認識」「自制心」「自己効力感」「つながり」の要素が強いことがわかりました。

予算未達が続くなかで自分自身を情けなく思いながら、言い訳をしたくなる自分自身とも菱沼は毎日闘っていた。

「営業は与えられた数字を達成するというのが一番の仕事だから、職務を全うできていないということになりますよね、未達って。そういう意味ではめちゃくちゃ情けないと思ってました。」

正直、言い訳しかしたくなかった。でもそこで言い訳したら営業として終わりだと思っていました。それこそコロナとかお客様が一社もないとか、そういうなかでの仕事だったから言い訳しようと思ったらいくらでもできる。でも、それを承知の上で大阪に来たわけだから。自分の不甲斐なさとか営業力のなさを言ったことはあったけど、言い訳はしなかった。

「ぶっちゃけ、今現状としては完全に回復したかと言えば、そうではなくて、ずっと新しい人が入るまで、孤独は続く。自分を立て直すのは、営業としてしっかり数字をあげていくしかない。ある程度、大阪の営業に慣れて、受注ができるようになってきて、少し緩和されました。」

逆境に陥ったとき、自分が怒っているのか悲しいのかつらいのか、まず自分の気持ちを理解して正しく認識することが立ち直るための第一歩です。そもそもこうしたネガティブな感情自体に気づかぬまま(あるいは、気づかぬふりをしたまま)走り続けていると、取り返しのつかないところまで心身が疲弊してしまうことがあるからです。

菱沼の場合、自分自身から目を背けずに「情けない自分」や「言い訳したい自分」そして「孤独は続く」ことを自己認識した上で以前と比べて、「ある程度、大阪の営業に慣れて、受注ができるようになってきて(孤独が)少し緩和された」と感じ、「自分を立て直すのは営業としてしっかり数字をあげていくしかない。」と自分を律しながら自制心をしっかりと働かせていることがわかります。

また、

「ここは初心に戻って、新卒で営業やるのと同じように、本当にひたすら行動するしかないと思いました。ひたすらテレアポしたし、週末も飛び込み営業をしていました。」

ここからは、「自分はやればできる」という自己効力感があるからこそ、逆境に直面しても「ダメかもしれない」とひるむことなく、勇気を持って行動し続けた姿を窺うことができますね。

「4ヶ月目にして予算が達成できたことはやっぱり自分を支えてくれている。大阪の営業を少しずつ理解できてきて、やれば必ずどこかで結果は出せるということです。」

結果、逆境を乗り越えられれば、自信はさらに強化され、また新たな行動を起こそうという行動力のエネルギー源になっていきます。


河野さんとか千脇さんと平日終業後に、河野さんは日中Zoomを繋げて一緒にテレアポしようと誘ってくれたり。」

離れていても仲間に支えられる?

「本当にそう。みんなの写真をそこに置いてるんですけどね。見ます?」

そう言って、菱沼は大切にしているメンバーの集合写真を見せてくれた。

自分一人ではどうしようもできない逆境に見舞われたとき、誰かが自分のことを気に掛けてそばにいてくれるだけで救われた経験を持つ人は、少なくないのではないでしょうか。

支えてくれる誰かの存在は、その人が持つ貴重な資源、財産のひとつ。とくに仲間の存在は本当に大きいですよね。日頃から信頼できる仲間を作っておくことは、レジリエンスを高めることにつながります。

菱沼も物理的には離れていても文明の利器を活用して、つながりの有難さを感じながら、逆境を乗り越える大きな力に変換していました。

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(信頼できる仲間の存在は大きい)


■今こそレジリエンスを発揮して一緒に乗り越える

私たちの誰もが持っている大きな力、レジリエンス。

レジリエンスを構成する6つの要素は、個人が後天的に育むことのできる心理的要素です。

コロナ禍という未曾有の状況である今、私たち一人ひとりが各要素を高めながらレジリエンスを発揮して、菱沼のようにこの逆境を一緒に乗り越えていきたいですね。

(おしまい)


■大阪で支社長の右腕求む。新メンバー募集中!

以下、支社長の菱沼より。自らの右腕として求める人物像は・・・

「将来起業したいと思っているような、週5日インターンやるくらいガッツのある人がいいですね。どちらかというと、手取り足取り教えると言うより自分一人でガンガン動いていける感じ。『打倒!支社長!』みたいなことを入社後すぐに言っちゃうような、僕を上司ではなくライバルとして見てくれて切磋琢磨できる人。制度面とか社風を含めて、一緒に会社を創っていきたいと思っているような新卒の人が合うかもしれませんね。ROGCという組織としてのやりがいは、とくに大阪支社は本当にここからなので裁量権があるっていうこと。むしろ裁量権しかないっていうこと。一緒に色々と創っていけるし、創りたいと思っている支社長がここにいます」。

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代表の山田とともに新しい仲間を待ってます!)



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