秋茄子は嫁に食わすな

みなさま、こんにちは。

「秋茄子は嫁に食わすな」

ってことわざがありますよね。

実はこれには二つの意味があるとされています。

ひとつめは、秋茄子は美味しいので

憎っくき嫁には食べさせたくない。

これは嫁姑関係がうまくいっていないところ

での話。

ナズは初夏から秋にかけてが旬なのですが

暑い盛りは茄子にとっても負担で

身を鳴らすのに必死で

皮が硬く、旨味も少なめ。

秋になると少し涼しくなり、茄子にも余裕が出て

皮が柔らかく、旨味のアミノ酸も多くなるそう。

なので、美味しい秋茄子を嫁に食べさせたくないわ

といううまくいっていない話。

その一方、反対の話があります。

江戸時代に貝原益軒が記した「養生訓」

の中にそのヒントが。

「茄子は性寒利、多色すれば必ず腹痛下痢す。女人はよく子宮を傷ふ」

秋になると茄子の紫色は濃くなると

言われています。

そしてこの紫の色素は毒性が強く、

不妊の原因になると言われています、

そして、茄子は体を冷やす性質が強い。

なので夏には、体の余分な熱を冷ましてくれる

強い味方食材なのですが

氣温が下がってきた秋に食べすぎると

体を冷やし、これまた不妊に繋がってしまう。

お嫁さんに対する優しさと愛情から来たもの。

不妊につながるなら

茄子ってあんまり食べない方が良いのかな？

ってなりますよね。

焼けば大丈夫です。

表面を焼くと、色素は分解されて

妊娠を妨げる作用は無くなります。

ただ、漬物など生で頂きすぎるのは

注意した方が良いかもしれませんね。

また、冷え性の方は、真夏以外は

控えた方が良いかもしれません。

胃腸や体の冷えの原因になるかもしれないので。

氣になる方は生姜やニンニク、ネギなど

体を温める香味野菜をご一緒に。

でもね、茄子にはナスニンと呼ばれる

独自のポリフェノールが含まれており

こちら、ブロッコリー以上のがん抑制効果があると

されています。

ナスニンは加熱しても80％以上の効果を保つそう

なので茄子は健康に良いお野菜です。

うちでは家庭菜園で茄子を育ててまして。

夏場に嫌になる程食べるので

冬場に買って食べようって

全く思わなくなりました。

季節の旬のお野菜には

その時に必要な栄養素や作用が

ぎゅーっと詰まっています。

お値段も安いですしね。

今の社会は便利な反面、

その便利さゆえに知らず知らずのうちに

体調を崩す原因を

作り出してしまっているかもしれないですね。