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UXとサービスデザインの違い、サービスの組み立て方。非常に濃い内容でした

2019/11/30 Xデザイン学校 Basic#7 構造化シナリオ

サービスデザインを学ぶため通っています
Xデザイン学校:https://www.xdesign-lab.com/
Basicコース、月1授業
心に残ったポイントと自分の感想をまとめています

今回は前回作ったペルソナを元に、サービスを組み立てるためのシナリオをひたすら書くワークでした。やっと少しだけ光が見えたような…?

前段にサービスデザインとは、のおさらいがあって、UXはユーザーのためにと考えた概念だけど、サービスデザインはユーザーもビジネスもwin-winな関係を目指す。今までUXとかサービスデザインって言葉が何度も出てきたけど、それぞれの概念が頭の中でキレイに整理された気がした。
さらに、あぁ、良く会社で現場と経営者が議論することだなぁと思った。現場はユーザー視点ばかりで、経営者からのじゃあ利益は?どう出すの?に答えられないことが多々見てきた。自分はどんな立場でもきちんとサービスデザインが出来る人間になりたいな。と改めて実感した。

今回作ったのは、構造化シナリオ。

ペルソナと構造化シナリオが揃うと、何をやろうとしているのか相手に伝わる。
シナリオは、3種類
1.バリューシナリオ
2.アクティビティシナリオ
3.インタラクションシナリオ
順番に書いていってみた
ちなみにペルソナはこちら

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1.バリューシナリオ…ユーザーとビジネスの価値をまとめる

ペルソナから、ユーザー情報や本質的要求価値を抜き出し、提供できるビジネス価値を記載。この2軸をマージしてバリューシナリオを作ることでwin-winの状況が作れる。また使うシーンも記載することでよりUXが鮮明化される。がペルソナに少し自信が無く、書くのに非常に時間が掛かった。

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2.アクティビティシナリオ…ユーザーの行う作業を記載

抽象的にストーリーを書いていくのだが、これがめちゃくちゃ難しかった。というのもデバイスに依存せずサービスを組み立てるためインターフェース用語は使ってはダメ。おばあちゃんでもわかる文章で記載する。ユーザーは普段UIなんて意識せずに活動(コト)を捉えている。まさにその通り。
けど、毎日インターフェース用語を使いまくっている自分には難しかった。つまりユーザーのことを考えられていない。ということで悲しい気持ちにもなりましたが…

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3.インタラクションシナリオ…ユーザーの行う作業を実装を踏まえ、具体的に記載

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1.2.と作ってきているので、3は本当に簡単。しかも普段多くやっている作業なのですんなり出来たが、やってみて実感したのは、文章だけどほぼUIが出来上がっていること。シナリオが出来ていると開発がめちゃくちゃ楽だ!面倒臭い様でこの軸があるとPJを進めて育てていく上でブレなくて良い。
ここまで機能分解するとやみくもに今まで考えていたUIがいかにひどいものだったか身に染みてくる。そしてこういうプロセスでサービスって出来上がるんだ。という少しの達成感も味わえた。

アクティビティシナリオは会社の財産。インタラクションシナリオを時代に合わせて変化させていくことでサービスを育てていく。この2つが現代のデザインだそうだ。

自分のチームのアイデアはUberを活用したもので作成しました。元々Uber自体はサービスの企画が非常に良く出来ているので、シナリオもとても書きやすかった。ただ、ゲームチェンジのアイデアが全然出せていない気がして、この1ヵ月もう少し視野を広げて別アイデアが出せないか考えてみたいと思う。

【授業で忘れたくないポイント】
・UX…ユーザーのため、サービスデザイン…企業andユーザーのための設計
・企業とユーザーのマッチングも大切。自分達のサービスは本当にユーザーが求めるものになっているか
・コンセプトは一言である必要はない。デザイナーとエンジニアできちんと共有してから前に進めること
・ペルソナ≠人物像、シナリオを作ることが大切
・社会人になって箇条書きばかり訓練されている私たちはストーリーを書くことが苦手。UXはストーリーを書ける様になると伝わりやすい
【感想】
普段仕事をやる中でいきなりUIを作ったりしていて、どれが正解なのかユーザーにテストしてみないとわからない。という状況が多く、正直めちゃくちゃ気持ち悪い感じがしていた。
今日学んだ内容を活かしていくと、ゴールまでのパズルが段々組み立っていく気持ちの良い雰囲気を感じた。
自分の担当サービスでも実践してやってみたいと思う。

また浅野先生が言っていた「知らない人、知らないところ」に行くと自分のマイレージが貯まる。という話もとても興味深かった。経験値を貯めて半年スパンで自分の行動を振り返ってみよう。人間は甘い方に転がると非常に流れやすく変化を嫌うので気を付けたいと思う。

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