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Oasis & Muse

Oasis - Definitely Maybe (1994)

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 90年代に彗星のように現れて以降ロック界のスーパースターに君臨した兄弟バンド、オアシス。最近の作品はパッとしないが、最初期は彼等も頑張っていて色々とやっていた。

 最初のアルバム「Definitely Maybe」はセカンドアルバム「(What's The Story) Morning Glory?」と共に最高傑作に挙げられるし、サードアルバム「Be Here Now」までがオアシスの全てを物語ってる。音楽的には変化も成長もしないバンドだから、いつでも同じようなサウンドが聴ける。ファーストアルバムは最初からあのサウンドで、ニルヴァーナと並べても大して変わらないとも思うけど、英国的な湿っぽさとメロディがある。音は従来のハードロックの歪んだギターでもなく、マイルドに広がりを持った歪ませ方。

 オアシスは良い曲あるけど、気怠くて心地良くなる癒し系。ファーストアルバムは「Rock'n Roll Star」が入っててノレるけど、「Starmaker」は気怠く、「Live Forever」もあり、世の中ナメてる姿勢が良い。熱狂的に好きではないけど聴いてる心地良くなる。

 ちなみに彼等がシーンに出てきた頃、ハードロックでもニューウェイヴでもなく、レスポールを歪ませてキャッチーで気怠いから、70年代ハードロック好きからは許せない音だった。

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