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Jimi Hendrix #2 : solos

Jimi Hendrix - Royal Albert Hall 1969 (2008)

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 ギターも凄くて熱くて更にアドリブも強烈でライブとスタジオで人格変わって一番凄いのはジミヘンになる。ロリー・ギャラガー聴いてたらジミヘン聴きたくなって、しかもスタジオ盤では満足できないのでライブ盤。
 ジミヘンのCDリリース状況はもう収集つかなくて、これから興味を持つファンは何から手を付けて良いか分からないと思う。活動期は4年間しかなくて、ジミが意識して作ったスタジオアルバムは「Are You Experienced?」、「Axis:Bold As Love」、「Electric Lady Land」の3枚だけ。これだけでもボーナストラック付きや再発時に曲の入れ替え、モノ、ステレオにジャケ違いと色々あるけど、最近のリマスター盤を手に入れればまずは良し。ジミが作ったスタジオアルバムはこれでOK。問題はそれ以降でネットで探して研究するしかなく、ここでは詳しくやらないが、詳しいサイトもあるので参考に。

 ジミがもっとも輝いていたライブもたくさんリリースされてて、1968年10月のウィンターランド、1969年2月のロイヤルアルバートホール、1969年5月のサンディエゴ辺りは熱い。ウィンターランドはゲスト陣多彩だが、それよりもライブが良い。クリームの「Sunshine of Your Love」のインストカバーバージョンはクリームをぶっ飛ばしたカッコ良さを持ってるし、「Spanish Castle Magic」もスタジオ盤無視の大アドリブセッション大会で良い。ブルース好き野郎には堪らないスローバージョンで奏でられる「Red House」はもう最高に格好良い。終盤はロックオンパレードで言う事なしの熱い演奏。

 それから4ヶ月後のロイヤルアルバートホール公演は二週に渡って行われ、二週目の1月24日はフィルム撮りされているが未発表。CDはリリースされているので、アナログの時代からよく聴いていた、想い入れが一番あるライブ。「Little Wing」でノックアウト。演奏もフィルム撮りされただけあって凄いライブを繰り広げてます。ジミが毎回バンダナを巻いてステージに上がっているのは写真を見ると一目瞭然で、あの中にマリファナを仕込んで汗と共にしたたり落ちてくるのを舌で舐めながら演奏していたと言われている。それもこのライブ聴くとそんな感じ。ギターの音と共に舞い上がります。

 サンディエゴ公演は昔ライブボックス「Stages」に入っていたけど、一番熱いライブだったのでよく聴いてます。ノエル・レディングが辞める直前のライブだけど、あまり関係なく、ライブでのステージングは絶頂期。何やっても着いてくるミッチ・ミッチェルのドラムもホント頭が下がる。このライブも「Little Wing」が凄い。「Killing Floor」や「なまずのブルース」もカッコ良い。

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好きなロックをひたすら聴いて書いているだけながらも、聴くための出費も多くなりがちなコレクターの性は皆様もご承知の通り、少しでも応援していただければ大感謝です♪