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Hanoi Rocks solos: Andy McCoy, Michael Monroe

The Cherry Bombz - Live From London (1986)

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 DVDをオーダーしてサラリと見て、棚の奥に埋もれていた映像を発掘。ハノイ・ロックスはドラマーのラズルがモトリー・クルーのヴィンス・ニールと共に車で走って激突事故死して解散。今はアンディ・マッコイとマイケル・モンローの二人で再生誕を果たしてるが、1985年頃のハノイ・ロックスはアメリカ上陸を目論んで破竹の勢いに乗っていた時期の悲劇で、不運なバンドだった。

 マイケル・モンローはハノイ・ロックスを封印したが、いい方のアンディ・マッコイは、1986年には素晴らしいロックンロールバンド、チェリー・ボムで再始動。

 「Live From London」の主役はアンディ・マッコイで、飛行機に乗ってたまたま隣同士になったボーカルのアニタ嬢と一緒にやろうとなり、素晴らしきアンディ・マッコイの才能が開花したから良い。職にあぶれていたハノイの同僚を仲間に入れ、ギターはナスティ、ドラムにテリー・チャイムズ、ベースは元シャム69、ローズ・オブ・ニュー・チャーチのデイヴの布陣で勝手知ったるもの。楽曲は全てアンディ・マッコイが書き下ろしているが、この頃は彼の音楽的才能のピークで素晴らしくキャッチーなロックンロールが満載。しかもアンディ・マッコイもナスティもライブが派手でステージ映えする。

 初っ端からコーラスが凄く楽しい「House Of Ecstasy」「100Degrees」のオンパレードでカッコ良いバンド。ライブ映像が残っていて感謝。いくつかハノイ時代のナンバーもあるけどアンディの曲は最高のセンス。アニタ嬢の歌はさすがに途中から飽きるが。

 しかしオンナとオトコの関係があると長続きしないから、翌年にはアニタ嬢が行方不明になり解散。一説にはビリー・アイドルに走ったらしいが。これでボーカルを誰か加えて続けていればと思うけど、マイケル・モンローは無理だし結果解体。再生誕した今、チェリー・ボムズの楽曲群とアンディ・マッコイのソロアルバムの曲すべてをマイケル・モンローの歌で再録してくれると、過去の不満が解消できるハノイ・ロックス伝説が出来上がるが。

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