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「あなたの記事を曲にします」5曲目 石宿アオさん


記事から曲、5曲目は石宿アオさんとのコラボです。

うつ病の診断を受けて以降、これまでの事とこれからの事をnoteにて発信されている石宿アオさん。そんな石宿さんは、今回「記事から曲」の企画にこちらの記事で参加してくださいました。

タイトルにもある通り、石宿さんのnoteでの発信において、プロローグに当たるものです。


実は、自分も石宿さんとかなり近い経験をしたことがあります。僕の場合はうつ病ではなく適応障害でしたが、記事を読んでいて自分の経験に重なることがいくつもあり、曲作りにとりかかるまで少し時間がかかってしまいました。

なぜなら、石宿さんのご経験をもとに曲を作るということは、自分の経験をも音楽にして表現することにつながるからです。

したがって、そのまま曲作りをすると自分のことを書いた曲になってしまう気がして、ちょっと、どうしたものかと考え込んでしまったんですね。

そこで、自分と石宿さんの違っているところを何か見つけてみようと思い立ち、noteの記事を様々読ませていただいたのですが、その中で今回の曲作りに際して参考にさせていただいたのがこちらのマガジンです。

応募いただいたプロローグの記事から始まり、現在に至るまでの記録を残したマガジンで、うつ病の診断を受けてからどのように過ごし、どんなことをお考えになっていたのか、ということが書かれていました。



僕はこのマガジンを読んで、一気に曲のイメージが沸いて、曲作りにとりかかることができました。というのも、そこには自分と石宿さんの決定的な違いが書かれており、それがそのまま今回のテーマになると感じたからです。


その決定的な違いというのが素直さです。


ご自身の状況をあくまでも冷静に客観視して、状況を受け入れていらっしゃるように思えました。そしてそのうえで、次につながるための行動を少しずつ実践されている。ポジティブとかネガティブということではなくて、ありのままをそのまま受け入れている姿に勇気をもらいました。

この記事の趣旨とずれるので詳細は省きますが、自分の場合は、自分が置かれた状況と正面から向き合うことができなかったし、何かで発信するという勇気がなかなかありませんでした。そうであればこそ、石宿さんの文章に心打たれたのだと思っています。



さて、曲作りに当たっての話ですが、そんな石宿さんの素直な雰囲気を表現したく、タイトルは「As you are」としました。ありのままで、というような意味です。

素直というワードを音楽的に置き換えると、アコースティックというジャンルが一つの形ではあるので、フィーチャーした楽器は基本的にアコースティックなものです。ただ、本来アコギの録音というのはスタジオでマイクを立てて行うべきなのですが、今はスタジオに籠ることができない状況なのでエレアコで代用させていただきました。


曲の展開は、基本的には素直な雰囲気が出せるようにE→Bへ移行していく爽やかなメジャー調なのですが、Bメロの展開だけ少しマイナー調のコード等も含め、一本調子ではなかったであろう来し方を少しでも表現できればと思いました。この辺りはオーヴァーでもその逆でもそのこと自体がオーヴァーになるので(うまく言えなくて済みません)、ちょっと大変でしたね。ちょっとだけですよ。



ということで完成した曲がこちら「As you are」

ほっと一息つきたいとき、頑張りすぎているかもしれないときに、この曲がそこに寄り添えたら嬉しいです。


石宿アオさん。貴重な機会をいただき、ありがとうございました!



冒頭で紹介したマガジンの連載が完結した現在も、エッセイを投稿されている石宿さん。ぜひチェックしてみてください!

石宿さんのプロフィールはこちら↓↓




ジュンペイ


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