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【創作note】「どうせ」の思考回路

子供の頃、「どうせ」と言ったらよく親に怒られた
そんな記憶があるけれど
本当に「どうせ」だったかは不確かだ

「どうせ」というと投げやりな感じがする
それが許せない時が大人にはあったのかな
(どうせの行き着く先の全消去、全否定)
「どうせ」にはかっこいい「どうせ」や
前向きな「どうせ」もある気がする

「ああ気にしないで。全然平気ですよ。
どうせもらいものだし、明日捨てるつもりだったから」

「外出」についてよく考える
どうせ帰ってくるのに、どうして外出するのだろう。
外出には様々な目的がある。
買い物への道、職場への道、外食への道
散歩道(それは純粋な外出だ)
共通するのは帰ってくること。(行ったままは家出。行った先で暮らすのは引っ越し)
外出とは行って戻るがセット。
どうせ帰ってくるのにと、「外出」に問うのはおかしな話だ。
どうせ帰ってくるのではなく、帰ってくるために出て行くのだから。

また、近頃ではテクノロジーの進歩によって、家にいながら外出することも可能になっている。
代表格は「ドラゴンクエスト」。むしろ並の外出よりもスケールが大きい。今後も世界は広がり続けるだろう。
外出はささやかな旅(冒険)でもあった。
行って帰って現在地を知る。何度でもそれを繰り返す。

僕はあちらの世界から
ちょっとだけ
外出してやってきた

いつかは帰ることも
その時から決まっている

みんな忘れた振りができるのは
ぼんやりとした時に流されるから

僕は自分の居場所を見つけて
何度でも繰り返し
外出ごっこをしている

時々は迷子になって
似たような道をさまよったり
まだ帰らないと駄々をこねたり

ここはどこ? 僕は誰?
きみを問いつめたりして

どうせなら
「今を楽しもう」


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