【日記】個人プレー

「シュートは誰にも当たらないように」
 強いシュートは禁止であるとスタッフの人が言いました。それによって多少ゲーム性が変わっていくことがわかりました。なかなか興味深いと思いました。ところによってはシュートが嵐のように飛んでくるスタジアムもあります。フリーになれば中盤からミドルをどんどん打ってくるプレイヤーもいます。
 強いシュートがないとなるとゲームに制限がかかっていることになります。フリーで打てる場合でもパスを通すことや、更にドリブルを続けることを考えるようになります。最終的にキーパーと1対1になったとしても、より隅を狙って打つことや、タイミングをずらすことや、キーパーをかわし切って打つことなど、色々と考えることができます。そこは何も考えずにプレーするよりも上達が望めるかもしれません。

 一方で最初からシュートがないとわかっていれば、中盤での守り方等は限定できるので、そこはあまり実戦的でなくなってしまうとみることもできます。一番助かるのは自分がキーパーをする番の時です。ミドルシュートを考えなくていいというのは、何よりも安心だからです。それでも時々、真ん中から普通に強いシュートが飛んでくることがあります。あれ? (まあ、打ちたくなるよね!)キーパーの時には打たれたくないものの、自分がもしもフリーだったらドリブルシュートを打ってみたい。パスもアシストもいいけど、できれば自分でも打って決めたいものです。

 4チームに分かれて1ゲーム5分で回っていきました。不思議なのは自分が出ている時とピッチサイドで見ている時とでまるで時間の感覚が違うことでした。ストレッチをしたり水分補給をしながらただ見ている時間のなんと長く感じることでしょう。5分が経ち腰を上げると1回休みという時にはなおのことです。ところが、いざ自分がピッチの中に入ってゲームとなると、本当にあっという間に終わってしまいます。(ああ……。また何もできなかった)その時の感じはなかなか切ないものがあります。そして、2時間という時間もやはりあっという間に終わってしまいました。「緑チームはこれで終わります」スタッフの人が終わりを告げ、最後はふわっとした感じで終わりました。終わった人は知らぬ間にいなくなっていきました。

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