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中澤卓也・瀬口侑希ら5組7人が出演 第327回大阪発流行歌ライブ

◆瀬口侑希(日本クラウン)中澤卓也(タクミレコード)中山琉美(テイチクエンタテインメント)岡田由美(徳間ジャパンコミュニケーションズ)OSAKAスリーの5組7人が出演した第327回大阪発流行歌ライブが2025年1月15日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれた。7年ぶりの中澤は今回は自主レーベルでの出演ながら、沢山のファンが詰めかけた中、タクヤコールの熱い声援を受けて新曲「青い空の下」を披露した。

勢ぞろいした出演者たち

 今年デビュー25年目の瀬口侑希は2年ぶりの出演。まずは20周年記念曲で、地元神戸の須磨海岸を舞台にした「須磨の雨」から歌った。ここ数年は着物で歌うことが多く、この日は新曲「幸せに遠い岬」のジャケット写真などで着用した衣装でステージに現れた。

写真・瀬口侑希

 新曲は故木下龍太郎が10年前に書いていた詞で、熱い心を持つ主人公を、しっとりとした歌で表現していた。「舞台は不明ですが、去年8月、気温が36℃という暑さの中で、熱風を受けながらミュージックビデオを撮影しました」と瀬口。
 「着物を着ると落ち着いて歌うことが身につきました」とも。


 タクヤコールに包まれながら1曲目に、5枚目のシングル「北のたずね人」を歌った中澤卓也は、「前回の出演が18年1月17日でした。7年の間には色んなことがありましたが、帰ってこられて嬉しいです」と挨拶。
 この日が発売日の「青い空の下」は約2年ぶりの新曲リリースで、自主レーベルでは初のシングル。早速披露したが、会場でこのCDを購入するとツーショット写真撮影の特典を設けて盛り上げていた。

写真・中澤卓也

 また「青いダイヤモンド」「青山レイニーナイト」の2曲を歌う間に客席をラウンドして、来場者全員と握手して回るといったサービスも。
 去年秋には韓国の歌番組MBN「現役歌王 2」で、韓国の女性歌手パティ・キムの楽曲「離別(イビョル)」を歌ったところ評判を呼んだ。放送の歌唱部分がYouTubeでも配信され、再生回数を増やしているという。
 今月にも韓国を再訪し、再びMBNに出演するという。
 ライブでは日本語と韓国語で「離別
(イビョル)」を聴かせた。


中山琉美は葉月忍の名前で20年に歌手デビューし、23年に前作「月下美人」でテイチクからメジャーデビューしている。ライブでは去年6月にリリースした「玄海哀歌(エレジー)」とカップリングの「知らんけど」を聴かせた。

写真・中山琉美

 このほか「大阪ラプソディー」など地元大阪のカバー曲も歌い、前作のカップリング曲「大阪ララバイ」も。


 関西を地盤に活動する岡田由美はデビュー45年のベテラン。京山幸枝若に浪曲を習うなど、自身が歌う演歌の基盤としている。
 この日は40周年記念曲の「演歌旅がらす」から、島根・松江市の八重垣神社にある2本の椿の樹が1本になったという連理の夫婦椿を題材に歌った「夫婦椿」も聴かせた。

写真・岡田由美

 去年リリースした45周年記念曲「津軽じょんがら」とカップリングの「気まぐれナイト」も披露した。


 森川大輔・シンガーソングライターの舞ゆうじ・民謡歌手の坂崎守寛の3人からなるOSAKAスリーは、大阪で毎月開催されているライブ「歌謡曲応援の会」から誕生したグループ。

写真・OSAKAスリー

 揃いの衣装を初披露し、デビュー曲の「ギュッと抱きしめたい」同カップリングの「イロトリドリ」を歌った。まだCD発売もしていないが、去年〈お披露目ライブ〉を開いている。

(Music news jp 曽崎重之)
@3542

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