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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

惣流・アスカ・ラングレーと僕

はい。見てきました。

この時期に見てきましたというと誰しもに割と通じるあたり昔とエヴァに対しての認知が変わっていることを実感しますね。

ここでは僕の完全な主観にまみれた感想を話していこうと思います。
他意は認める。文才はない。
ストーリー全体の感想は各所で話されている感想と変わらないかもしれないので感想を話したいキャラごとにスポットを当てて話します。

碇シンジ

ようやく自分で決断できるようになったシンジくん。破でカッコ良くなったシンジくんがQでいつものシンジくんに戻っていた。
でも今回のシンジくんは違った。第三村での様々な『お呪い』によって『エヴァの呪縛』から解放されたシンジくんは変わることを許容しループした世界からの脱却を遂に成功させたのだよ…ようやく副題から(NOT)が消えたね。
正直シンジくんはそんな好きではないけど変わることを許容したシンジくんには感動しました。散々心の迷宮入ってみたりアスカでシコってみたり色々屈折していた子供が身体だけでなく心も大人になっていく。そんな彼をみて自分は大人になれているだろうか?と問いかけると目を背けたくなる自分もいる。歳とったな僕。

碇ゲンドウ・冬月コウゾウ

碇ユイ大好き同盟3人のうちの2人。マリについては後で。
変わることを拒絶したユイオタク・ゲンドウ。息子にユイの面影をみつけようやく気づく。マリはいち早く気づいたというのに…ゲンドウについては正直そんなに感想を持たなかったです。冬月はマリが最終局面に登場した際に『イスカリオテのマリア』とマリに発言しましたがイスカリオテ=ユダ、マリア=人類補完計画において神にしようとしているシンジくんの母=碇ユイと捉えられることから『裏切り者』と言いたかっただけだろう。ここは流石冬月。ポエマー。ゲンドウもゴルゴダオブジェクトとかいう言葉を使ってるけどユイがいて変わらない世界のことをいってるのだろう。なるほどポエム。

綾波レイ・アヤナミレイ(6番目)

レイについてはレイカヲルのカップリングになったことは正直驚きでしたが何故か納得はできましたね。碇シンジに好意を寄せるように調整された存在だったレイがシンジくんが綾波を救い出したとき碇親子の呪縛からも解放され碇シンジ中心だった感情が多方面に向くようになった結果。と捉えればわからなくもない気はしますがその辺は深く考えないほうがいいのでしょう。
アヤナミレイについては純粋な心でぶつける疑問はとても可愛かったですね。そうやってかわかることで『お呪い』を積み重ねた結果ヒトに近い存在になっていたのではないかとおもいます。最後に自信が保てなくなるとき元の白いレイに変わった時の笑顔が忘れられません。

葛城ミサト

破→Qのミサトさんの変わりぶりをみてもどこかいつもの情深いミサトさんが本質だと信じていました。今回はミサトさんが本当の意味での母親になれている描写がもう堪らなかったですね。旧劇の『大人のキスよ。』と『結局、シンジくんの母親にはなれなかったわね。』というセリフが印象的でしたが、シンエヴァではミサトさんの『落とし前』とい言葉の中には加持やミサトの父親、息子、シンジくんと複数の人や事柄を指していたと思います。この『落とし前』を成すことで『2人の息子』の母親になることを自分でも認められたのでしょう。写真に語りかける時は『母さん』だったミサトさんが最後の操縦席で息子達の写真をみて『母さん』ではなく『リョウジ』だったのは感動ものですね…2回目行ったら泣きそうです。この場面。

真希波・マリ・イラストリアス

碇ユイ大好き同盟の一員。
マリについては色々と謎が多く見ているときには理解できないことが多くありました。ですがわんこくんだったり姫と名前自体呼ばなかったマリがシンジやアスカの名前を呼んだことには感動して鳥肌が立ちましたね。
マリシンのカップリングになったこともユイの残したものとしての認識から変化していったものかなとしていますが正解がまだみつかりません。ユイの試験の失敗の後にエントリープラグの試験をしてから失敗はしなかったけどエヴァの呪縛にとらわれたとか妄想が広がります。
ですが謎のキャラから真希波マリとしての認識になり僕の中で『別物感』のあった彼女は居なくなっていました。2回目も見に行ってまた考えを確認しにいきたいと思います。

相田ケンスケ

こいつですよ。今回の一番印象の変わったキャラは。
漫画版でアスカを意識していたのは描写されていたけどまさかアスカとケンスケになるとは…ニアサードインパクトで過酷な環境で生き抜いてきた彼は大人となり渋さも得て加持さんを連想させるくらいになったのは驚きでした。ケンスケが活躍したのなんて鋼鉄のガールフレンドの一部分でしか知らないよ…エヴァ2ではトウジと恋仲にさせて遊んでたイメージしかなかったんや…すまん…

惣流・アスカ・ラングレー(式波・アスカ・ラングレー)

タイトルにもあるように僕はアスカ派なんです。
『惣流』のアスカの背伸びした子供感、多彩な感情表現がとても好きなんです。(精神崩壊はしますが…)
なので加持さんに興味をしめさないツンなほうが多めのアスカに馴染めない僕がいました。ですがシンエヴァになり大人になったケンスケとただならぬ関係性になっていて尚且つ、ケンスケが加持リョウジを連想できるような存在になっているじゃないですか!僕はここで式波のなかにも『惣流』が根底でいるのだなと確信してちょっと嬉しかったです。
第三村でシンジに『シンジのこと好きだった。でも私が先に大人になっちゃった。』と発言しますがこれは『式波』が過去の清算をするための式波アスカなりのシンジへの『さよならのお呪い』だったのではないでしょうか。ここで式波のエヴァの呪縛は解かれたとしました。

そして最終局面へ進んでいき式波アスカは『オリジナル』によって13号機へ取り込まれます。ここで『オリジナル』とは誰なのか。という疑問が生まれました。結論から言うとオリジナル=惣流だと思います。理由としては旧劇のラストと同じ場所での邂逅、カヲルくんの過去の世界に関する発言の数々、ゲンドウの『お前がやらなかったことを私が代わりのやる。』と言うところから旧劇最後の赤い海にいた惣流が元になったのではないかと個人的には感じたからです。この惣流がオリジナルで式波はオリジナルに取り込まれた後に同一化され13号機からシンジくんに助け出されています。その後旧劇のと同じシチュエーションでシンジに『僕を好きだと言ってくれてありがとう。僕も好きだった。ケンスケによろしく。』と言った際に頬を赤らめて恥ずかしがっていたアスカがいました。これはオリジナルであるアスカがとてつもなく恥ずかしくなって恥じらいでいたと思うと個人的にしっくりきます。そうであってほしい。このタイミングで惣流もエヴァの呪縛から解放されたのでしょう。とっっっっても可愛いですね。

エヴァンゲリオンの新劇場版の終わりと僕の人生

こじつけなのかもしれませんが僕はこのように感じ納得しています。この結果が納得できる出来ないは人それぞれかと思います。昔も今もメッセージ性は変わらないですが見る側も大人へと成長し考えが変化しているのでしょう。
これまでを振り返り..幼いながら夕方くらいに再放送していたエヴァンゲリオンから始まり新劇場版までとそれなりに歳をとりました。考え深いですね。ですが変わっていないところもありました。僕はアニメキャラクターも実際にお付き合いさせていただく方もも割と元気であかるくて少し天邪鬼な方に好意を抱くのでだいぶ痛いくらいに根底にこのコンテンツが好きなのでしょう。もし次作品がやるとしたら鋼鉄のガールフレンドとかやってくれないかな。
では。
ありがとう。

あ。式波のアスカも好きですよ。






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