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効果的なプレゼンメッセージ

ひとつでもTake Home Message
1日で聞いたもの、見たものを約8割も忘れる。そして、日数が経てばさらに忘れる。1週間前の昼食を覚えている人はほとんどいないのではないだろうか。
プレゼンを一生懸命しても、聴衆は1週間後には忘れている。
では、どうすれば記憶に留めてくれるかを記載したい。

「何を持ち帰って欲しいか(Take Home Message)」を明確にして、
それを主題にして論理を展開する手法が重要。
 主張を覚えやすい文章で言語化する
 長期的な展望であれば壮大で汎用性が高い抽象的なものとなるが、短期的な展望であれば、具体的ですぐに実行できるものにする。
具体例)
・短期的展望:マスクをして感染拡大を抑制しよう。
・長期的展望:感染予防を行い、みんなで新型コロナ感染による被害を最小限に留めよう。

 この主張を補足する具体例を提示する(メリットも)
 具体例はより身近な例、そして、感情を惹起させるような例を提示したほうが長期間記憶に留めてくれる可能性が高い。
具体例)
・マスクをすることで咳嗽/会話時に唾液飛沫が周囲に付着しない。そして、みんながマスクをすることでドアノブや壁などにウィルスが付着することを防止する。
(ウィルス粒子はマスクをすり抜けるが、そのウィルス量を減らすことは証明されている)
・無意識に顔面に手をもっていったとしても、マスクがあることで暴露しづらい。
これらの具体例に感情を揺さぶる内容をいれることで、より印象が残るようにできる。(正の感情強調と負の感情強調があるが、負のほうが全体のムードは暗くなるが印象度は高い)
正の感情強調:マスクを家族全員していたことで、コロナ感染に罹患しなかった
負の感情強調:ロンドンではある通行人が駅員にわざと唾液に暴露させ、その駅員はコロナ感染してしまい、その後死亡した。そのような行為は言語道断だが、しらないうちに感染者になっている場合があり、マスクがあれば他の人に感染させるリスクを減らすことができる。


最後にこの主張をいれて、サンドイッチ方式にする
・主張の表現は少し変化を加えてもいいが、一貫して同じ主張をすることでより聴衆の記憶に残りやすくなる。

メッセージは重要であり、その言語化は試行錯誤しながら考えていく必要があるが、シンプルで覚えやすいTake Maskはどうだろうか。

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