見出し画像

制定時期によって異なる標識デザイン

道路標識の中には、同じシンボルが使われているものもあるが、デザインは異なっているものがある。この記事では、シンボルを標識の制定時期と比べながら考えてみることにする。

車両

画像1

車両を表すシンボルは多くの標識で使われている。これらは四人乗りの四輪普通乗用車で表されているが、デザインが異なっているものもある。車両を前、後ろ、上から見た図など、見る方向が違うためにデザインが違うものもある。

制定時期は以下の通りである。

(209) 1960年 (昭和35) 5月
(304)(325) 1963年 (昭和38) 3月
(327の11) 2008年 (平成20) 8月
(402) 1963年 (昭和38) 3月


バス

画像2

バスを表すシンボルも4種類ほど存在する。左を向いているのか右を向いているのか議論があるシンボルもある。それぞれ制定された時期は離れている。制定時期は以下の通りである。

(124-A) 2000年 (平成12) 11月
(306) 1963年 (昭和38) 3月
(325の5-A) 2020年 (令和2) 11月
(327の4) 1971年 (昭和46) 11月


トラック

画像5

トラックを表すシンボルも色々なところで使われる。左右を向くもの、前面、背面など向きのバリエーションがあるが、大きく分けるとデザインは2種類である。

制定時期は以下の通りである。

(118の4-A) 1998年 (平成10) 4月
(118の5-A) 2004年 (平成16) 3月
(305) 1963年 (昭和38) 3月
(325の5-C) 2020年 (令和2) 11月
(327の2) 1997年 (平成9) 11月


自転車

画像6

自転車のシンボルも色々と使われている。デザインの新旧は大きく分けて2種類、ハンドルに丸みがあるかないか、がある。右を向いているもの、左を向いているものがある。

制定時期は以下の通りである。

(309) 1963年 (昭和38) 3月
(325の2) 1970年 (昭和45) 8月
(326の2-A) 2011年 (平成23) 9月
(327の4の2) 1971年 (昭和46) 11月
(407の2) 1978年 (昭和53) 8月


歩行者

画像4

歩行者で大人が一人で歩いているシンボルは3つの標識で使われている。背筋が伸びているかどうかなどの多少の違いがあるが、基本的にはどれも防止をかぶった大人の紳士であり、ほぼ同じデザインであることがわかる。

制定時期は以下の通りすべて同時である。

(331) 1963年 (昭和38) 3月
(332) 1963年 (昭和38) 3月
(407-A) 1963年 (昭和38) 3月


学童

画像3

最後に学童である。男児と女児が並んで歩いている様子は同じであるが、男児がかぶっている帽子、持っている鞄、女児の髪型など、時代が違うことを感じさせるが、制定時期はそんなに変わらないのは驚きだ。

制定時期は以下の通りである。

(208) 1963年 (昭和38) 7月
(407-B) 1963年 (昭和38) 3月

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?