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持続化補助金に採択されたガールズバーの事例に見る計画書の書き方(6)

 コロナ禍で飲食店は一時期、休業や時短営業に踏み切らざるを得ないケースが多かったわけですが、営業自粛によって別の時間を使えるという認識を持つことのできた事業者は、外部の専門家を使って今後の戦略を練ったり、新メニュー開発に取り組んだりと布石を打ちました。

 そして、その多くが結果としてコロナ前よりも業績を向上させることができている印象があります。今回の記事で採り上げたガールズバーも、営業自粛を前向きに捉えて、その期間に店舗を改装することにしました。そして、その費用の一部を小規模事業者持続化補助金で調達することとし、計画書を作成し、申請した結果、採択されました。

 今回の記事は、同店の計画書の<補助事業計画>「4.補助事業の効果」から、当補助金の採択を引き寄せる書き方を見ていきます。

1.持続化補助金に採択されたガールズバーの事例に見る計画書の書き方【補助事業の効果編】

持続化補助金に採択されたガールズバーの事例に見る計画書の書き方【補助事業の効果編】①自社の効果を記載する

 同店は、補助事業を実施することによって、具体的にどの程度の売上増が見込めるのか、数値を用いて自社の効果を記載しました。また、補助事業には店舗改装も含まれますが、それによって除菌・殺菌など新型コロナウイルス感染症の対策ができ、顧客に安心感を与えることができるといった、外部環境の変化に応じた効果も記載しました。

 このように自社の効果を数値で示すとともに、外部環境の変化に対応した結果、得られる効果を示したことも採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

持続化補助金に採択されたガールズバーの事例に見る計画書の書き方【補助事業の効果編】②顧客の効果を記載する

 前述した売上高が向上するという効果は、顧客に対して、より大きな効果を与えることが出来たからこそ得られるわけでもありますから、同店は補助事業を実施した結果、顧客が得られる効果も記載しました。

 そのひとつに、除菌・殺菌など新型コロナウイルス感染症の対策ができた店内で、安心して飲食ができるというものがありましたが、これは前述した除菌・殺菌など新型コロナウイルス感染症の対策ができ、顧客に安心感を与えることができるという同店の効果の裏返しになります。

持続化補助金に採択されたガールズバーの事例に見る計画書の書き方【補助事業の効果編】③地域社会の効果を記載する

 補助金は公的資金ですから、公的な観点からも補助事業の効果を検証・記載したいところです。同店は、自店の集客力が向上することによって、自店が立地する地域に多くの人が集まり、地域経済が潤うことや、自店の収益性が高まることで納税額が増加するといった内容を記載しました。

 ここまで、6回にわたってガールズバーの同店が採択された計画書の内容から、持続化補助金の採択を引き寄せる計画書の書き方を見てきました。そのポイントは以下の通りですが、これから採択を目指す方々の参考になれば幸甚です。

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