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映画は、ハッピーエンドみたいなバッドエンドが好き。

スマホで映画を見れる時代になった。

いつかスマホからシアターのように壁に映し出してみれるようになる時代も来るのだろうか。

さて私は金曜ロードショーが嫌いだ。

映画は暗くしないと見れない、あの週末とあの時間帯にCMを挟みながら最後まで見る自信がない。

ジブリなど尚更だ。最後まで見れた事がない。

睡眠導入剤としては、良しとしよう。

私は映画館が好きだ。

「数百万円かけて撮影・編集した映画が1500円程度で見れるなんて、良いのだろうか」と思ってしまう。

特にレイトショーが好きだ。レイトショーが終わった後は、もう帰るしかない。そのまま家路を辿ると、この世に1人になったような感覚に襲われ感傷に浸れる気がする。

しかし、映画好きの私にも嫌いなジャンルがある。

少女漫画を実写化したかのような恋愛映画だ。

2人が出会い始まり、中盤でライバルからアプローチされ、最後で結ばれるあの王道の流れがこびりついてる。もう甘ったるすぎて見ていられない。

スイーツパラダイスみたいに甘い毒物をずっと口に入れられているような感覚になり、気持ち悪くなってしまうのだ。

では、どんな恋愛映画ならおススメすするのか。

この題名の通り、ハッピーエンドみたいなバッドエンドが好きだ。

例えば、最終的には結ばれなかったが両想いだった。

好きな人は、病の末亡くなってしまったが自分の事を苦しくなる程愛してくれていた。

ー般的に言うと結ばれなかったことや死は、バッドエンドなのだろう。

しかし感情的に考えるとこれはハッピーエンドなるのではないか。

「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」
「世界の三大喜劇王」のひとり、チャーリー・チャップリンの言葉である。

貴方の身の回りにも悲劇はいつか起こる。

いいじゃないか、結ばれなくったって。別れたって。あなたの思うように人生が上手くいったら、人生はつまらないとは思わないか。

それに人はいつか死ぬ。

しかし、大抵の人は身体的死の直前に倫理的な思考を思い浮かべられるのか疑問である。意識がすでにないか、痛みに耐えるために大量の鎮痛剤などが投与されているか場面だろう・

今、この瞬間に思いを巡らせてみて欲しい。あなたが好きだった人、大切だった人との別れ。きっとあなたの脳は、美化した輝かしい思い出だけを提示してくれるはずだ。

では、またどこか。

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