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RIDEメンバーの徒然note 〜尾道好き本郷の、妄想ショートトリップ〜

RIDEメンバーが好きなもの、気になるものについて語る「メンバーの徒然note」。今回は岡山出身の編集者・本郷が、学生時代を過ごした街である尾道(広島県)愛を語ります!
グルメに素敵なスポットに、尾道への旅行を考えている方は必読ですよ!

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こんにちは。岡山出身、前職では四国の出版社でタウン誌の編集をしていましたRIDEの本郷です。
今回、徒然noteのバトンをいただき「私の好きなものって何だろう?」と改めて考えたとき、毎年訪れているある街が浮かびました。

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広島県の南東部に位置するみなと町、「尾道(おのみち)」です。

みなさん行ったことはありますか?昔から人気の観光地ですが、関東に住んでいる方だとわざわざ旅行で訪れる機会は少ないかもしれないですね。

私は大学4年間をこの街で過ごし、卒業してからも毎年、同級生とここ尾道で集合しています。派手な街ではないけれど、なぜだか居心地がよくて、好きなんです。

そんなお気に入りの街・尾道。本来であればこの夏にも行きたかったけど、旅行はもう少し先の楽しみに取っておきたいので、今回は妄想で旅日記を書いてみることにします。旅先を考えている人の参考になれば嬉しいです。

それでは、本郷の尾道妄想トリップ(日帰りver.)、少し長いですが、しばしお付き合いください。

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尾道妄想トリップ(日帰りver.)
AM6:15 新横浜駅を出発

尾道へは新幹線で向かいます。日帰り旅の朝は早い。夜までゆっくり楽しむべく、早起きして出発です。

6:18発→09:51着のちょうど良い便がありました。東京(横浜)から尾道までは乗り換え込みで約3時間半。長旅になるので、いつものアレを買って乗り込みます。

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東京にきて初めて食べた、大好きなやつです

前にテレビ番組で「みんなに聞いた。シウマイ弁当、どの順番で食べる?」という企画をやっていて、最後に崎陽軒の社長が登場したのですが、私もそれ以来、社長流で食べ進めます。まずはシウマイの上に付属のカラシでサークルを作って、そこにしょうゆを垂らして準備を。次はご飯。梅干しを1つ隣の溝に移動させて、梅干し味になった部分のご飯から味わいましょう。(以下省略。詳しく知りたい方は検索してみてくださいね)

AM09:51 新尾道駅に到着

シウマイ弁当をしみじみと味わってAmazonプライムを見ていたら3時間半なんてあっという間です。新幹線駅である「新尾道駅」は街の中心部から約4キロほど離れているので、バスかタクシーでJR「尾道駅」まで移動します。

AM10:10 尾道駅に到着、いざ街へ

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こちらが尾道駅。元々は昔ながらの古い駅舎でしたが、2019年3月に建て替え工事が行われたばかりのピカピカの駅舎です。前の駅も好きだったけど、新しい駅舎には、ホステルやカフェ、食堂、尾道の特産品が購入できる商店など様々なお店が入っていて、到着早々ワクワクします。

しかし、今日は時間がないので先を急ぎます。

AM10:15 商店街を歩いてみる

駅前には海岸沿いに伸びる、1.6kmの長いアーケード街があります。

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今は七夕シーズンなので、毎年恒例のカラフルな七夕装飾がアーケードを彩ります。この懐かしい雰囲気が良いんですよね。商店街なのになぜか自転車OKなので、人通りの少ない朝方や夜にこの通りを駆け抜けるのが好きでした。

なんて思い出を振り返りながら歩き進めます。

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思わず写真におさめたくなるポイントが多い、THEローカルなレトロ商店街ですが、素敵なお店もたくさんあります。

AM10:45 「パン屋航路」で小腹を満たす

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まずはここ。自称パン好きの私が、これまで出会ったパン屋さんの中でベスト5に入れたい、いや、1位でもいいかもしれない名店「パン屋航路」です。

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学生の頃にオープンした店なのですが、私がパンにハマるきっかけになったのが、この「パン屋航路」でした。それまでずっとご飯派で、給食のコッペパンも潰して無理やり口に入れていたタイプだったので「パンってこんなにおいしいのか…?」と衝撃を受けました。それから多い時は週2〜3回は自転車を走らせて通いました。

この店のパンは全て最高と断言できますが、迷った場合は「クロワッサン」と「チョコベーグル」を買っておけば大丈夫です。

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小腹が空いたのでクロワッサンをかじりました。みてください、この断面。
層が多めで私好みのクロワッサン、外ザクザク、中しっとり、バターがふわ〜で至福です。ランチ前だけどこれは別腹。どうやら一番人気のよう。

あとはベーグル。ラインナップが多くて、店主が広島市に2号店としてベーグル専門店を出すくらい、ベーグルが自慢の店でもあります。特にチョコベーグルは生地だけでなく、中にも大量のチョコを練り込んでいて、そのチョコ度は想像を超えてきます。トースターで少し焼いて、"焼きチョコ風” にするのが一番おいしいので(私調べ)ベーグルは持ち帰り推奨。

AM11:30 早めランチは「あかとら」で

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さて、お昼です。尾道グルメといえば?…尾道ラーメン、尾道焼き(イカ天、砂ずり入りの広島風お好み焼き)あたりを攻めがちですが、せっかくみなと町に来たならば、新鮮なお魚を食べましょう。

あかとら」は、ミシュランガイド広島にも掲載された星付きの店。観光客もたくさん来るので平日でもランチの事前予約は必須です。

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ここでは迷わず「海鮮丼」。その日に入ったネタをぶつ切りにして豪快に盛ってくれます。いやぁ、何度食べてもすごい。薄切りのお刺身が綺麗に並べられた海鮮丼も好きですが、こっちは格別ですよね。歯ごたえよ、ありがとう!って感じです。

このボリュームで、みそ汁・漬物・小鉢2つで1,200円とお手頃。(学生の頃は980円だった…)

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友人はちょっと豪華な「あかとら御膳」(1,900円)を注文しました。お造り、天ぷら、茶碗蒸しなどなど、ご覧の通りいっぱい付きます。

PM1:00 旅のお供を探しに「本と音楽 紙片」

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お腹が満たされたら再び商店街へ。ゲストハウス「あなごのねどこ」内の小路を抜けた、隠れ家のような場所にあるのが「本と音楽 紙片」です。

お兄さんが1人でやっている本とCDのお店。ここ、ものすごく雰囲気が素敵で、本のセレクトも絶妙なんです。

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最近出合った、お気に入りの本たちも「紙片」の本棚にしれっと並んでいて、嬉しくなりました。

大きな書店だと目当ての本がない限り、選べなくてウロウロと長居してしまうので、あらかじめ一定基準でセレクトされているのは良いですよね。近くに住んでいたら毎週1冊ずつ買いに訪れたいお店です。

PM2:00 坂道の途中に佇む「ネコノテパン工場」

商店街の北側、山手にある小さなパン屋「ネコノテパン工場」もこの旅では外せないスポットです。(またパン!?)

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店に向かう途中、山手エリアは猫だらけ。人馴れしてる子が多いです。

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石階段を上り、坂をぐんぐん進むこと約10分、坂道の途中にひっそりとあらわれる小さなパン屋さん。

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お店に入れるのは1人がやっと。販売スペースもとってもコンパクトです。

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個人的にオススメの「フレンチトースト」と「シナモンロール」をトレイにのせます。赤壁にある小窓を覗いて店員さんにトレイを渡してお会計。何から何まで可愛い。あとパンもめちゃめちゃおいしいのです。

PM2:30 美しい建築のホテル「LOG」

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山手エリアに来たら注目の新スポットにも立ち寄ります。

古いアパートをリノベーションして生まれた宿泊施設「LOG(ログ)」は、インドの建築事務所〈スタジオ・ムンバイ〉がプロデュースした、その美しい建築が話題になりました。

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このオープンスペースと施設内のカフェバー、ギャラリー、ショップは宿泊していなくても入ってOK。風と光がさらさらと通り抜ける、静かで気持ちの良い空間でした。

「お洒落」という言葉でまとめたくなくて、ぴったりな言葉を探すも見つからず悔しい、そんな感想です。今度来た時にはご褒美でここに泊まってみたい。客室もすごく素敵です。

PM3:30 海岸通りの芝生でピクニック

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駅前の海岸通りまで戻ってきました。かなり歩いたのでこの辺で休憩を。

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海沿いのカフェ「YAMANEKO MILL」でコーヒーをテイクアウトしたら、レジャーシートの貸し出しをしていたので芝生でピクニックをすることに。ネコノテパン工場のパンも一緒にね。食べてばっかりだけど、穏やかで良い時間です。

PM5:30 ディープな新開エリア「米徳」で一杯

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さて、ここらで一杯行きたいところ。ディープな尾道を知りたければ、商店街を抜けた尾道の端っこ「新開(しんがい)エリア」を覗いてみて。

居酒屋やスナックが立ち並ぶ、いわゆる歓楽街。その中でも気軽に入れるのが大衆酒場「米徳(よねとく)」です。外観に「立飲みコーナー」とありますが、基本は座れるテーブル席で、店の一角に立ち飲みカウンターがあって、常連さんが軽く飲んで帰るというスタイルでした。面白い。

煮込みや肉鍋がウリですが、今日は終電まで時間がないのでチマチマ注文してさくっと一杯だけいきました。

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ちなみに隣に「鳥徳」という系列の焼き鳥屋があって、そっちの焼き鳥メニューを注文することもできます。店同士の壁が小窓で繋がっていて、そこから焼き鳥が出てきます。逆注文もOKだそう。面白い。

PM 6:30 旅の〆は「風月」のうどんで

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終電まで時間がないと言いつつ、最後に行きたい店がもう1つ。同じ新開エリアにある、渋めのうどん屋「風月」です。

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うどんと一緒に名物「いなり寿司」も注文。食べ過ぎです。

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だしの効いた優しいうどん。あれだけ食べたのにスッと入っていく不思議。だしがおいしすぎて、最後の一滴まで飲み干してしまいました。

新開の酔っ払いたちの胃袋を癒している老舗、来れてよかった。

※ちなみに今日は立ち寄りませんでしたが、有名な「尾道ラーメン」でしたら海岸通りの「つたふじ」がオススメです。

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週末は行列ができるので時間に余裕を持って訪ねてみて。1時間待っても味わう価値のあるおいしさです。スープが尋常じゃなく熱いので、やけどに注意してゆっくり食べましょう。あと店員さんがなぜかいつも喧嘩しているのでそこも注目です。

PM7:15 尾道駅へ

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うどんを食べたら早足で尾道駅へ。夜の海岸通りはすごくロマンチックで大好きな景色です。時間がゆるせば、コンビニでお酒を買って、ここでワンカンしてみてください。海風を浴びながら「あぁ青春だなぁ」とエモーショナルな気分が味わえます。

JR尾道駅に到着したら福山駅まで電車で移動して、福山駅から最終の新幹線に乗ります。

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駅の土産屋でゲットした尾道名物「でべら(=ヒラメの干物)」キーホルダーと共に帰路に着きます。

おわりに

実際に尾道に行った時のルートをリアルに再現してみました。分刻みでしたが、日帰りでもなかなか遊べます。

実家じゃないけど「戻ってこれる場所」があるというのは幸せなことですね。学生時代、暮らしていたときは平凡な日常に退屈していたけど、今こうして都会に出てみると、尾道でのんびり過ごした時間の大切さを教えてくれます。

また今年も行けますように。皆さんもぜひ!

■紹介したスポット
パン屋航路(パン)
あかとら(魚介・海鮮料理)
wildmanbagel(ベーグル)
あなごのねどこ(ゲストハウス)
本と音楽 紙片(本とCDの店)
ネコノテパン工場(パン)
LOG(ログ)(ホテル)
YAMANEKO MILL(カフェ)
米徳(よねとく)(大衆酒場)
風月(うどん)
つたふじ(尾道ラーメン)


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