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[浦和レッズ]酒井宏樹と西大伍を同時起用するシステム案[チーム解説]

先日、フランスのマルセイユに所属する酒井宏樹選手が今シーズン限りでチームを退団することを発表しました。報道では日本の浦和レッズに加入することが決定的とされています。

この記事では酒井宏樹が浦和レッズに加入した時の起用法について解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!

基本情報

今シーズンの浦和レッズのスタメンと主なメンバーは下の画像の通りです。

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基本のシステムは4-2-3-1です。酒井宏樹のポジションである右SBには西大伍がいます。酒井も西も日本を代表する右SBであり、どちらかをベンチに置いておくのは非常にもったいない選手起用と言えます。なので、この2人を同時起用できるシステム案をここからは解説していきます。

1.酒井と西の共存システム

この2人を同時に起用するシステムはいくつかあると思います。この記事ではその中の1つを紹介します。それが下の画像です。

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右CBに酒井宏樹、右WBに西大伍を起用する3-4-2-1です。

このシステムの良い点は守備面で不安のある左サイドをカバーしやすくなることです。今シーズン、浦和の左SBに入る明本と山中はどちらも攻撃的な選手です。ですがその反面、守備では不安があります。特に山中は以前から守備面での問題を指摘されています。

その問題の中の1つはクロス対応です。相手の左サイド、浦和の右サイドからのCBの頭上を越えるようなクロス(文だとイメージしづらいので下の画像を見てください)に対して対応できない場面が多く見られます。

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具体的な場面を挙げて解説します。J1リーグ第6節浦和レッズvs川崎フロンターレの52分、川崎の4点目の場面です。川崎の左サイドからファーサイドにいるL.ダミアンへのクロス。それを折り返してゴール前の小林悠が押し込むという得点の形でした。この場面ではクロスがCBの頭を超えたためL.ダミアンには山中が対応しなければいけません。高さ勝負だと山中がL.ダミアンに勝つのは難しいですが、この場面では競り合うこともできていません。(下の画像)
山中を4バックの左SB起用するとこのような失点のリスクが高まります。

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この場面は下の動画の5分13秒から↓

3バックにすることでCBが3枚になるため、山中がゴール前でクロス対応をする場面を減らすことができます。(下の画像)また、SBからWBに変わることでより高い位置で攻撃面で能力の高さを発揮する場面を増やすことができます。

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ヨーロッパサッカーに詳しい方はレアルマドリードのマルセロを想像して見てください。マルセロも山中と同じようにクロス対応など守備面で問題のある選手です。今シーズン、マルセロが左SBで起用されると守備の穴となり、レアルマドリードの成績も良くなく、マルセロ自身も批判されることも多かったです。ですが、シーズン途中から左WB起用に変わり、守備の弱点を隠しつつ、攻撃面でまだまだできることを示しました。このマルセロの起用法を山中でやろうというのがこの記事の3-4-2-1システムです。酒井が加入することで、これと同じ選手起用がやりやすくなります。

酒井と西の起用法はこれ以外にもたくさん考えられます。西を中盤で起用する試合も見ることができるかもしれません。今後のリカルド・ロドリゲス監督の采配に注目していきましょう!

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