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コンプライアンスの観点から見る ~今後リスク管理が必要な業界 シリーズ~【人材派遣業界】

 こんにちは、佐々木正人です!
是非、最後まで読んで持って帰って下さい!!
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前回の投稿では、近年は企業経営においてコンプライアンス違反すると大変だから重要ですよ~と話をしました。売上・売掛金の代金回収プロセスの保持すべき内部統制に必要な『与信管理』のコンサルティングをするリスクモンスターの営業部長である私が、言ってはいけないとは思いますが、、、

『与信管理』だけで会社を守れる時代はとっくの昔に終わっています。

皆さんも薄々勘づいて、、、いや、既に気付いていらっしゃるかと思います。ステークホルダーが注目しているポイントが、今や債権回収よりもアレに向いていることを❕(もちろん債権の回収は当然重要ですよ(笑))

1.リスク管理で注目のアレ

1.リスク管理で注目のアレ

取引先はもちろんですが、一緒に働く社員の『コンプライアンス チェック』の徹底はここ数年で、どの企業も重要ミッションと捉えて様々な取り組みをされています。

アレというのは、『コンプライアンス  チェック』です。
コンプライアンス  チェックは、「反社会的勢力へ利益供与をしない」ことの徹底で、今では当たり前に聞こえる言葉ですが、質の高い取り組みが実施できている企業は、まだまだ少ないように感じます。

その要因の一つは、コンプライアンス  チェックは『やらなければいけないことではあるが、やり方が決められていない』という点です。

試しに検索エンジンで「コンプライアンス  チェックと検索してみて下さい。様々な企業から様々なサービスが提供されていて、何を選べばいいのか正直分からなくなると思います。

私がこれまで色々と見てきた企業の中で、コンプライアンス  チェックの質をランク分けするとしたら次のようになります。

2.コンプライアンス  チェックの質

2.反社チェックの質

<高>暴追センターなど警察関連への照会
<中>新聞雑誌の記事検索・ネット検索
<低>契約書へ明記

万が一、反社会的勢力との関わりが取り沙汰された際「コンプライアンスチェックは何も行っていない」というのは論外として、「<低>の契約書へ反社に関する条項を盛り込んでいる」ので大丈夫という企業も、専門家から聞くところによると、何もしていないのとほとんど変わらないようです。

つまり、企業の取り組みにおいては少なくとも「<中>の新聞雑誌の記事検索・ネット検索」以上のレベルは取り組む必要があるということですね。

確かに当社でもIPO企業のコンサルティングをよく行いますが、主幹事証券から求められるコンプライアンスチェックのレベルも最低で<中>になっていることが大半です。

3.コンプライアンス違反を起こすのは?【人】

3.コンプライアンス違反を起こすのは?【人】

企業は【人】で成り立っている訳ですから、当然、【人】の管理、【人】のチェックは、今後より一層重要となってきます。

コンプライアンスチェックも、「企業名」のみのチェックから、「企業名」と「代表者名」、最近では「役員名」までも含めたチェックが主流になっており、さらには自社で働く従業員のチェックまで実施をしてるという企業もあります。

「反社会的勢力ではないがこの【人】どうなんだ?」
と思う場面がこれまでにあったという方も多いのではないでしょうか?

例えば、新規取引先の社長や役員が、過去に逮捕歴があることが分かったが、その内容を見て問題ないと判断したので取引を進めた。などというケースはあるかと思います。

しかし、一緒に働く【人】を雇うという観点で見た時にはどうでしょう?

4.「人材派遣業界」と「コンプライアンス」

4.「人材派遣業界」と「コンプライアンス」

まさか4月から部下として一緒に働いてくれているあの人が、過去に振込詐欺で捕まっていたなんて。。

『人材派遣会社にクレームだ!』

などとなっては、人材派遣会社や人材紹介の事業をしている方は大変です。

しかし、他社で本当にあった事例で、人材派遣会社も当然コンプライアンスチェックは行っていたようですが、「コンプライアンス チェックの質」と「コンプライアンスに関連するキーワード」の定義が企業によって異なるため生じたことになります。

実際は、人材派遣会社で使用していた新聞雑誌の記事検索ツールと関連するキーワードでは、該当がなかったそうです。しかし、受け入れ側の企業でもコンプライアンスのチェックをルールとしていたため、受け入れ企業が別のツールで検索すると過去に酒気帯び運転で逮捕されている方だと事前に判明したそうです。

反社会的勢力でなくても一緒に働く方が、酒気帯び運転をするようなモラルの欠落した人だと、仕事でも重大なミスを犯しかねないと見送りになったそうです。

人材派遣業界では今後さらに質の高いリスク管理(人のコンプライアンスチェック)が必要となります。

終身雇用の時代は終わり、転職する人も増えている今、その仲介となる人材派遣会社も増加しております。

サービスの差別化はもちろん大事ですが、もし、「あの派遣会社は逮捕歴がある人を告知なく派遣している」といったレッテルが貼られてしまっては、企業の信用は急低下して、一気に窮地に立たされてしまうリスクも考えられます。

最後は、少し怖い話になってしまいましたが、
コンプライアンスの観点でのリスク管理、今一度、見直してみてはいかがでしょうか!

👆こちら『リスクを制する者が市場を制する!』でもコンプライアンスチェックを詳しく話しています。是非ご覧ください。

本日の内容は以上となります。
次回もお楽しみに!では!

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