うつくしいものを理解したい、という欲求について
ここ数年、美しいとされている事物に触れる機会がかなり増えた。絵画、音楽、映画、舞台芸術、あるいはサブカルチャー的なものまで、とにかくたくさん。能動的に鑑賞することもあったし、人に誘われてぼんやり着いていくこともあった。
基本的に知識欲の高い部類な自覚のあるわたしは、興味ないなあと思いながら見たものも、結果興味が湧かなかったものも、どうしてもこれだけはとしがみついて見たものも、かなり等しくドライに、じぶんに埋め込んでいった。
これは主観の話になるけれど、他者(自分以外のすべて