(ライフ)子どもという社会の「ノイズ」について考えること。
おはようございます!
今日は、子どもが日本社会においては「ノイズ」であるという話をしたいと思います。
当たり前ですが、うるさい。
子どもはうるさいです。
無駄に動き、無駄に鼻をほじり、無駄にくしゃみをし、
大人がギョッとするような質問を人にしてしまいます。
特に男の子は落ち着きがありません。
常に動き、常に遊びを探し、キョロキョロ、ウロウロします。
気づいたら高いところから飛び降りようとしたり、
ゴルフクラブを振り回していたりもします。
改めて、ゴルフやパーティーなど大人の場で子供を連れて行くと、
とてもうるさいです。
いつも、うるさいのですが、特にティーショットで集中しなければならない時に子供が来ると
「あー、、うるさいなー」
と思ってしまいます。
かなり注意しても、ティーグラウンドをウロウロするのです。
ゴルフは、大人とだな・・・と最近は思っています。
注意したり、マナーを守らせたりすることで、かなり集中力を消耗してしまうので、スコアも伸びないのです。
飲み会でも結局スイッチなどゲームをさせることになるので、大人同士だけがいいな、、、と、いつも思っています。
子供が大きくなってからは、家族でライブなどに行く、ゴルフをする以外は大人同士だけで出かけます。
子供が中学生になると、お留守番はできるようになります。
日本社会全体が、ノイズが少ない
日本においては、電車も止まらず、皆静かで、「ノイズ」が極端に少ないのです。
世界で見ると、異常なレベルのノイズの少なさです。
その中で、「ノイズ」である子どもが入って来ると、不愉快な気分になるのは当たり前です。
アメリカやアジア圏は、大人も子供も、誰もが不愉快になるくらいうるさいので
あまり子どものうるささが際立たないのですが、
海外生活が長く、海外で育児していた自分でも、日本においては、なぜだかとっても不愉快に私も感じます。
ベビーカーや子どもを不愉快に思ってしまう社会というのは、
おそらくこの「社会としてのノイズの少なさ」から来るものだと思っています。
それでも、静かな子どもは逆に病んでいたり我慢しすぎていたりするので
「子どもを静かにさせろ」
よりも、「子供を静かにさせなくてもすむ場所に移動する」
が答えなのかと思います。
海外や、郊外で人が少なく電車移動ではない場所など。
「ノイズを認めてくれ!」と言っても、社会全体がノイズが嫌いなのですから。
とにかく、そのような環境においては、自分自身が変わるしかないですよね。
ノイズとの付き合い方
子どもを育てている人は耐性があるかと思いますが、実は私は
「人の子供」のノイズが苦手です。
自分の子供のノイズだけでもうるさくて不快なのに、他の子供のノイズが合わさると、不愉快度がかなりアップします。
正直、とてもイライラします。
そもそも育児が向いていないので、仕方がないとは思っていますが、
私は、日本で子供を不愉快に感じる人の気持ちがよく分かります。
静かに集中したいところ、泣いている赤ちゃんがいたら辛いです。
だったら、子供が遠慮なく走りまわれる人間版の「ドッグラン」があればいい、と思っています。
それが、学校の校庭なのか、部活なのか、山の中なのか、色々と選択肢はあると思いますが、
場所の制約があり、東京都心だと難しいと思います。
リモートワークが可能であれば、地方移住して場所を確保する、スポーツをやらせる、などストレス解消法はあると思います。
他の国に移住するのは、ありな選択。
最近知人が2家族、タイに移住しました。
マレーシアやシンガポールのケースも聞きます。
子供の教育のためだそうです。
それってアリなんだ!と思いましたが、ノイズである子供をノイズと思わない環境(社会)に移動するというのは、可能な限り、ありです。
アジア圏に住んでいたときは、子供を可愛がってくれる人がたくさん、いました。
いくらこどもが騒いでもニコニコしてくれる人ばかりの国もあるのです。
なぜかそのような国では、私もそこまで赤ちゃんが泣いてもイライラしません。
タイは学校の校庭が広いので、そもそも走り回れる環境がありますね。
無菌状態な日本を抜け出して、多様性の子供が大好きな国に行く、というのはありですし、私はお勧めします。
私も、そのうち海外移住するかもしれません。
日本で高額なインターに通わせる高額の学費が、そもそも勿体無いですし、日本の異常なくらいのセレブ家庭の学友が、本当に必要なのか?というと
かなり疑問です。
英語を身につけながら、のびのび体を動かして学ばせるのであれば、日本はいい環境ではない、とこれまでの経験から断言できると思います。
海外から日本という国に移り住んで思うこと
海外に6年ほど住んで思うことは、日本はクリーンで親切でご飯が美味しい国です。
でも、子供を育てるには、とことん住みにくいです。
教育も、日本語と算数以外、あまり役に立ちません。
英語教育は、本当に絶望的です。
日本の公教育に入れた時点で、ほぼ日本でしか就職ができません。
知り合いで、老後に海外から帰国する方が最近周りには多いのですが、日本は、老後過ごすにはいいですね。
英語教育を重視しながら育児をするなら、海外の方が向いています。可能であれば20歳くらいまでの育児は海外でするべきだと思います。
私は子供が8ー9歳で帰国してしまいましたが、また数年後、5年くらいは海外に行きたいなーと思っています。
日本に帰国してから、またひしひしと、その「海外はよかったよな・・・」という感覚が強まっています。
私の考えでは、日本は「素晴らしい国」であるというよりは、
・高齢者にとって住みやすい国でありながら
・育児はとてもしづらい
という国だと思います。
育児で悩んでいる方は、ビザや仕事の許す限り、若いうちからの海外移住をお勧めします。
税金が安くなる国であれば、なおさら良いと思います。
世界は広い。
知らない世界はまだまだあります。
私が海外生活で「こんなに楽になる場所があるのか」と、驚いたように、場所を変えたら楽になることも、多々あります。
老人のためのノイズがない国に住みたいのか、
ノイズが多い、若い人もいる国に住みたいのか、
わたしはだんだん、クリーンな国と自分に不協和音を感じるようになってきました。
死ぬときに後悔しても、遅いですからね。
参考になれば幸いです。
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