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MacのApple Musicから7.1.4アトモスサラウンドをパラ出力に成功!

Ryo Kimura

Dolby Atmos音楽制作を手掛ける者にとってバイブルとなるのは、なんといってもサウンド&レコーディングマガジンに連載されている 古賀 健一さんのコラム。Webにも記事掲載されているので、繰り返し読んでは勉強させていただいております。

4月にWeb掲載されたコラムの中で、Apple Silicon搭載のM1 Macについての記述がありました。

記事によると、M1 Mac&macOS Montereyの環境だと、Apple Musicの空間オーディオを7.1.4chをスピーカーから聴くことできるとあり、これはなんとしても試したいと思っておりました。

<追記>Intel Macでもアトモスサラウンドを選べたという情報あり

環境が手に入ったので確認すると、確かにAudio MIDI設定のスピーカー構成で「7.1.4アトモスサラウンド」が選べるようになっており、テストトーンを出して確認すると、12ch分の出力が出し分けできるようになっていて、これは待望の環境が手に入ったと色めき立ちました。

今までは7.1サラウンドまでしか選べなかったが、新たに7.1.4アトモスサラウンドが選択できるようになった
M1 Mac&macOS Monterey環境

というのも、今までは音楽配信サービスで配信された空間のオーディオを、ヘッドフォンではなくスピーカーで聞こうと思うと、Dolby Atmosに対応したAVアンプとApple TV 4Kが必要だったからです。

これはぼやきとして聞いていただければと思うのですが、私はホームシアターという趣味にあまり興味がなく、AVアンプというオーディオ機器に対していい印象を持ってないんですよね。まず高価で大きくてよくわからないくらい入力が多くて、それでいて音を脚色する(私にとって不要な)機能ばかりついていて、ごちゃごちゃしてて全然シンプルじゃない。

なのでできれば買いたくなかったのですが、リリースされたDolby Atmosサウンドをスピーカーで音出しして確認するにはそれしか方法がなかったので割りと頑張って初期段階で買いました。知らない世界だったので、買ったら買ったで学びはあったのですが、Macで代用できるならそっちの方が全然いいじゃんと。

一番下がYAMAHAのAVのアンプ。AVのアンプというものがどういうものなのかを知ることができた。

閑話休題。ようやくMacのオーディオ設定で 7.1.4アトモスサラウンド選べるようになったので、喜び勇んでApple MusicでDolby Atmosマークの付いた曲を再生するんですが、これがちっとも7.1.4チャンネルで再生されないんですよ。あれ~、やっぱりできないのかなぁ。。。

一日目は諦めて、二日目は出来得る限りの設定を試行錯誤するも埒が明かず、3日目は情報を求め捜索範囲を海外のインターネットまで広げたところ、なんとかヒントを得ることができ、結果的に私のスタジオでも7.1.4パラアウトを実現することができました。

Apple Musicの音声出力を7.1.4chの状態で出力できるようになったのでPro Toolsに立ち上げてみたところ。12chのパラアウトが実現している

本当に実現したい人は自分でも試行錯誤すると思いますので、ここにすぐ答えは書かずにおきますが、「出来るよ」ということは書き記しておきます。

7.1.4chのパラアウトができるということはそれを録音することもできる。世界中の音楽が教材になるわけなので、勉強したい人にとってはこれ以上ない環境だ


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Ryo Kimura
ドルビーアトモス仕様の空間オーディオ作品を自主制作してリリースしています。ピアノ演奏の動画撮影に特化したピアノスタジオ「白金ピアノスタジオ」のオーナーでもあります。