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ノイマンの小型スピーカーで組んだ立体サラウンドシステムを試聴してきました

Ryo Kimura

ここまで来たら、天井にスピーカーが付いているスタジオを見に行けるチャンスがあればできるだけ足を運ぼうということで、渋谷Rock oN Companyの地下、LUSH HUB Blue Roomにに設置されたNeumann Surround Studioを見学してきました。

9畳(天井高2.5m)の空間にアルミフレームを組み、ノイマンの小型モニタースピーカーNeumann KH80 DSP 14本とサブウーファーKH 750 DSPが設置されたキューブ型の空間。WOWOWが制作した没入型のサラウンドコンテンツを体験できるスペースです。

中央の王様席に座って立体音響を独り占めさせていただきました

ノイマンのKH80 DSPとサブウーファーのKH 750 DSPを組み合わせてキャリブレーションツールで調整した環境がすごくいいと、いくつかの記事や動画で見ていたので、聴いてみたかったスピーカーでしたが、14本まとめて聴けるとは思いませんでした。

KH 80 DSPは4インチのパワードスピーカーで、私の知っているモニタースピーカーでいうと、YAMAHAのMSP3とほぼ同じ大きさのスピーカーです。想像していたよりコンパクトでした。

一般的に天井にスピーカーを設置する工事って、なかなか大変だと思いますが、このようなフレームやトラスを使うと、壁や天井に穴を空けたりするような大掛かりなことをせずに立体音響のシステムが組めてとても合理的です。

スピーカーをさまざま形で設置するためのブランケット類も充実しているようです

私、このアルミフレームとスピーカーの数だけ値段を足し算してみたんですが、大体200万円くらいでしょうか。別途再生機器は必要ですが。

映画館やMAスタジオなどと同じ、音を透過するスクリーンが設置されており、スクリーンを下ろしてもスクリーン越しに音をモニタリングできるようになっていました。

映像制作用のスタジオを作ろうという方が、できるだけ大型のスクリーンで迫力ある映像を見ながら音を扱う作業もしたい場合、こういう専用のスクリーンは選択肢の一つになります。限られたスペースの中でホームシアターを組みたいという方にとってもありですよね。

このスペースでは、AURO-3D、Dolby Atmos、360 Reality Audioの、3種のイマーシブサウンドが視聴できるようになっていました。Dolby Atmos Rendererも設置してくださっていたので、.atmosファイルかADM BWF.wavファイルを持ち込めば、自前のコンテンツも再生して試聴させていただけます。

写真を撮れなかったのだけど、ちょうぞ全面のスピーカー全部を覆い被せるように、音を透過するスクリーンが設置されていました

全体的にはリスニング用途のスピーカーシステムという印象を受けました。頑張れば1日でも組めるかもしれないので、サテライトスタジオのような用途もあるのかもしれません。

渋谷Rock oN Company1階店舗内の試聴ルーム

ちょうど空いていたので、スタッフの方が1階店舗内の試聴ルームにも案内してくださり、そこでもDolby Atmosの試聴させていただいました。FOCALの大型スピーカーで7.1.4chが組んでありましたが、こちらは量感もあり音楽制作ユースの音がしていました。

様々なスピーカーを比較試聴できる
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Ryo Kimura
ドルビーアトモス仕様の空間オーディオ作品を自主制作してリリースしています。ピアノ演奏の動画撮影に特化したピアノスタジオ「白金ピアノスタジオ」のオーナーでもあります。