こころのとまり木

こころのとまり木…という、 一瞬だけでも誰かがいる「安心感」を抱いてもらいたい。 h…

こころのとまり木

こころのとまり木…という、 一瞬だけでも誰かがいる「安心感」を抱いてもらいたい。 https://rk-tomarigi.org/

最近の記事

仲良し6人組でLINEグループ作ったら

あるトシくんという男の子のおはなし。 「仲良し6人組でLINEグループ作ったら、LINEグループでクラスの子の悪口ばかり言うようになったんだ。嫌だなと思って、WWWって返していたら、LINEの会話が少なくなって、そのうち無視されるようになっちゃった。オレを外した別のLINEグループができたらしい。気まずくて学校行くのが嫌になっちゃった。」 私は「よく話してくれたね。ひとりで悩まないで、私を思いだしてくれて嬉しい。えらいよー。よく悪口いう仲間にならなかった!」といい、トシ君

    • 根性焼き

      あっちゃん、これ、どうしたの? 「和子ちゃん、こんなことも知らないの?」 娘と同じ年頃の高校生、あっちゃんの、手の甲に見つけた火傷の痛々しい跡。 「これは、根性焼きっていうんだよ。私の手の甲に熱い煙草の火を押しつけるんだ。その熱いのを我慢することで、友情を確かめあうんだ。」 そうか、、、。そんな風にして、気持ちを確かめないといられない、人を信じられない不安な気持ちなのだと心の中で私はつぶやいた。  「だから、もうOLにはなれないし、長袖しか着れないんだ」と続けた。 そ

      • あの時一緒に

        私が小学校5年生のとき、秋の運動会で親子でも参加できる100ḿ走があった。父が「一緒に走りたい」と言うものの、私は乗り気ではなかった。 最終的には「一人で走る」と父に伝えた。 理由は、父が同級生のお父さんに比べて老けて見えたからだ。まして私は父親似ときている。一緒に走って同級生に笑われるのが嫌だった。もっと恰好いいお父さんならばと願ったことも数知れない。 夕飯の時に愚痴っぽくそのことを伝えると、苦笑いしながら「徒競走がんばれよ」と励ましてくれた。 当日、私は一等賞だっ

        • 生きる意味や理由がみつけられない

          昨年12月の中旬、私の住む地域は強風にさらされた。ゴゥゴゥと吹きすさぶ風音に家が軋み、飛ばされまいかと心配になった。そんな折、遠方で鳴るサイレンが耳に響いた。「どこかで火事かな」と家族に語る。ちょうどテレビでは、大阪駅前のビル火災で多くの犠牲者が生じたとのニュースが流れていた。 火事に限らず、登下校中の交通事故に巻き込まれる子供たちや、豪雨や地震などの自然災害の被災を受けた人々のニュースが流れる。そういう痛ましい姿と出会うときに思うのは、明日の私が無事であるという問いである

        仲良し6人組でLINEグループ作ったら

          最近夢を見ることがなくなった

           最近夢を見ることがなくなった。本当に充分に眠れているのか。 そんな不安を抱えている人が多い時代。   成人は個人差はあるものの「理想の睡眠時間」は6~7時間が目安と聞くとほど遠い、時間的には寝ているが「睡眠の質」は充分なのか。  「睡眠の質の改善」と称してサプリメントや飲料水、また睡眠専門のクリニックや診療内科で導入剤をもらい服用している人も多い。そこで気になるのは薬の依存性。  昼間の出来事を思い出して神経が過敏になったり、次の日のことが気になったり、日中異常なほど眠気を

          最近夢を見ることがなくなった