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【将来のお金を考えてみた②】~教育資金を貯めるには、学資保険とつみたてNISAどちらが良いのか?~#普通の主婦が始める株ブログ

おはようございます。前回の続きで、普通の主婦が将来のお金について考えてみたことを書きます。前回はジュニアNISAとつみたてNISAの比較をしてみました。よろしければこちらの記事をお読み頂けると嬉しいです。
今回は教育資金を貯めようと思った場合、学資保険とつみたてNISAどちらが良いのか?を考えてみたいと思います。

学資保険のメリット・デメリット

まずは学資保険について。教育資金を貯めようと考えたとき、一番に学資保険を選ぶ方も多いのではないでしょうか。私もその一人で、実際に学資保険に加入しています。ではいくつかメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。

【メリット】
◎銀行預金に比べ、お金が増えることが期待できる

現在の銀行預金は超低金利なので、返戻率の高い学資保険を選ぶことで、貯金に比べればお金を増やすことが期待できます。
◎半強制的にお金を貯められる
払い方は月々だったり年払いだったりそれぞれだと思いますが、決まった金額が自動的に引き落とされるので貯金が苦手な方にも向いているかもしれないですよね。また積み立てたお金は満期か、解約しないと手元に引き出すことができません。
◎生命保険控除が受けられるため節税にもなる
ただし他の保険等にも加入していて限度額に達している場合は、新たに控除を受けられないこともあるので注意です。
◎保障がある
万が一、契約者が亡くなったり高度障害を負った時などは、払い込み免除で保険金を予定通り受け取れる特約を付けられます。何かあったとしても、その金額だけは必ず確保することができます。

【デメリット】
◎途中で解約してしまうと元本割れの可能性がある

やむを得ず途中で解約することになった場合、支払った保険料より戻ってくるお金が少なくなる場合があります。
◎インフレリスクに弱い
学資保険は契約時の利率がそのままずっと適用されるので、今後物価が上昇した場合でも満期時に支払われる金額は変わりません。
※インフレリスクとは、物価が上昇し、その結果お金の価値が下がってしまうことをいいます。ある100円の商品があり、インフレにより200円に値上がりした場合、今まで通り100円では買えなくなってしまいます。これは以前の100円の価値と現在の100円の価値が違い、100円の価値が下がったということになります。
◎自由には引き出せない
半強制的に貯められる反面、満期途中で自由に引き出すことはできません。

私としては、学資保険の一番のメリットは保障の部分かなと思います。よく言う万一の時に備えて、というやつですよね。何かあった場合でも、その金額は確実に手元に入るというのは安心ではないでしょうか。

デメリットで挙がっているインフレリスクのことは、全く考えたことがありませんでした。お金の価値が下がるって、普通に生活していて普段から思い浮かびますか?私が世の中の経済状況に興味がなく疎いだけかもしれません・・でも主婦の方なら食材を買いに行ったり、その他家族に必要なものを買ったり、物価の上昇などには敏感ですよね。そう思ったらこのインフレリスクって、ものすごく身近で重要なポイントなのでは?と書いていて思いました。今まではなんとなく“また値上がりしてる!”って思っていただけが、インフレリスクがどういうものか知るだけで、その値上がりが自分の生活に影響していることが更に意味をもって感じられますよね。

つみたてNISAのメリット・デメリット

前回はジュニアNISAとつみたてNISAでの比較をしました。今回はつみたてNISAで教育資金を考えた場合のメリット・デメリットをまとめてみます。

【メリット】
◎学資保険や銀行預金に比べ、大きくお金を増やせる可能性がある
運用がうまくいけば、投資金額を上回る利益を期待できます。
◎インフレリスクに強い
インフレになり物価が上がれば企業の収益も上がり、結果、株価上昇が期待できます。
◎積み立て額を必要に応じて変更することができる
ボーナスなど余裕のある時には増額できたり、そのときの家計状況に合わせることが可能です。
◎いつでも売却し引き出すことができる
教育資金としてが前提ではありますが、何か想定外の出費があった場合は柔軟に対応できます。

【デメリット】
◎元本の保証や利益の保証はない

学資保険のように元本確保ではないので、運用の仕方によっては元本割れのリスクが伴います。

※今回はあくまでも教育資金を考えた場合なので、デメリットとしてよく挙がる損益通算や繰越控除ができないといった点は含めていません。つみたてNISAを投資の観点からみたメリット等は、前回のこちらの記事を読んで頂けると嬉しいです。

学資保険に比べると、メリットとしては柔軟な点が目立ちますよね。学資保険は、必ず決まった金額を積み立てなければ予定通りの金額を受け取ることができませんが、その時々の経済状況に合わせられるのはとても魅力的だなと思いました。デメリットについては言うまでもなく、元本割れの可能性がある、この一択ですよね。

教育資金を貯めるには、学資保険かつみたてNISAどちらが良いのか?

ここからは、一主婦であり母の私が思ったことをそのまま書きます。

まず安全性を第一に考えるのであれば、学資保険だと思います。しっかり返戻率をチェックして契約すれば、銀行預金に比べれば確実にお金は増えますし、万が一の保障を買うことができます。
ただ基本的には満期まで払い切ることが前提なので、契約時に無理をせず最後まできちんと支払える設定をすることが重要ではないかと思います。払い込み期間でもだいぶ支払い額は変わってきますよね。途中で払えなくなり解約が、学資保険としては一番勿体ないことになると思います。

そしてつみたてNISAについて。メリット等は上に挙げた通りですが、それを以てしても、私としては“学資保険より良い”とは簡単には思えませんでした。やはり教育資金は将来必ず必要になるものなので、元本割れのリスクを伴いながらというのは、“教育資金を貯める”という見方で考えたときどうなのかと。

いろいろ調べていて一番納得できたのは「十分な現預金がない人は、あらゆる投資は行わないでください」という言葉。もうこれ本当にそうだと思うんです。私はですよ。
なので預貯金や生活にも余裕があり、ある程度将来のお金(ここでは教育資金)も確保する見通しがついている、そのうえでプラスαとしてつみたてNISAを考えるというのが、今回私が答えとして出したものです。

みなさんはどう思われましたか?
教育資金をどうするのか、子供がいれば必ず通る道だと思います。夫婦でしっかり話し合って、方向性や現状をきちんと共有しておくことって大事だと思います。これを書いておきながら、我が家は共有できていないかも・・と心配になりました。夫婦でもお金の話って面倒で。ちゃんと頑張りたいと思います・・
ここまでお読みくださりありがとうございました。

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