長文が読めない人への悪口 【エッセイ】

 長文を読めなくなった人が増えてきた。
 実際は増えてきたのではなく顕在化しやすくなっただけなのかもしれない。
 物事を分かりやすく解説してくれる。
 エキスパートとアマチュアの中間点にいる人たちが増えて物事は分かりやすいことが増えてきた。
 分かりやすくするそれが人に対する軽い侮りがあることを否定出来る人はいないだろう。少なくとも長文を読めない人の中には、

 物事の簡略化が進んできた現代には単純だが意味が複雑に内包する言葉が生まれてきた。
 エモいはその筆頭だろう。
 しかし本当にエモいものがどういった中に存在するか長文を読めない人たちは忘れてしまっている。
 それはどこにあるのか?








 空白の中にそれは存在する
 いくら言葉を使おうが言い表せないもの、言い表したくないもの
 それを     というのだろう
 長文はいらないものである。
 言葉をいくら使っても伝えきれないものがある。そんな思いを持ちながら言葉を使わずにいられない。そんな自己矛盾の中の空白にエモいは存在する。

だから長文を読めない人たちは空白に何かを感じとれる素晴らしい人なのだ

と思う。


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