みどりの中でかき氷をどうぞ
私のとっておきの休日の過ごしかた。
まずは、富士山のふもとの河口湖に向かってドライブ。
運がよければ、富士山がきれいに見えます。
これは数年前の冬の写真です。
行先は、河口湖近く、山小屋のような建物のハンバーガー屋さん「ムースヒルズバーガー」
ここでハンバーガーをほおばります。
「ムースヒルズバーガー」についてはこちらに書いています。
その後、満腹のおなかを抱えて、さらにドライブ。
御殿場へ向かいます。
だいたい小一時間ほど走って到着。
御殿場アウトレットも楽しいですが、
目的地は「とらや工房」。
あの「虎屋」さんが運営する和菓子の工房とカフェです。
みどりに囲まれた別世界
たとえハンバーガーでお腹がいっぱいであろうと、私が毎回「とらや工房」に来たくなるのは、和菓子のおいしさはもちろんのこと、ここが日常から離れた別世界のように感じられるからです。
「とらや工房」さんの説明によると、御殿場のこのあたりはもともとは別荘地だったとか。
お隣は岸信介邸(安倍総理のお祖父さんですね)だったそうです。
駐車場からすぐ。とらや工房の看板があります。
道を少し入ったところには茅葺(かやぶき)の山門。
青々とした竹林。夏はグングンと竹が育つ音が聞こえそうです。
森の中の小道。どこに行くのだろうと(知ってるけど)ワクワクします。
小道の先でいきなり視界が開け、とらや工房のテラス席が見えます。
テラスの前には広々とした緑あふれる空間が広がります。
羊羹はないけれど
虎屋さんと言えば、ずっしりとした羊羹のイメージがありますが、こちらの工房には羊羹はないそうです。
かわりにあるのは、どら焼き、もなか、大福、人形焼、季節の和菓子など、パクっと食べられそうなお菓子がいろいろ。
和菓子はお持ち帰りもできますが、テラス席でお茶と一緒にいただくこともできます。
また、喫茶メニューにはかき氷、あんみつ、水ようかん、ところてんなども。
ハンバーガーでどんなにお腹がふくれていても、デザートは別腹。
今日は季節限定、はじまったばかりの「抹茶蜜のかき氷」を選びました。
温かいお茶を選んで、セットにしてもらいます。
とらや工房さんのかき氷はどちらかと言うとシンプル、あっさり。
フルーツもなければアイスクリームもなく、白玉ものっていません。
氷と蜜と餡の直球勝負。
蜜は抹茶の香りと味が濃厚です。
甘すぎず、抹茶の苦みも感じられます。
かき氷のてっぺんに特にギュッと蜜がたっぷりと。
てっぺんからサクサク食べだして、真ん中あたりまでくると、抹茶蜜もそろそろ薄味になってきます。
そこで、「餡」の出番です。
さすが、虎屋さん。本領発揮です。
小豆は粒がしっかりと、ねっとりとなめらか。つやつやしてます。
これなら、氷と一緒にいくらでも食べられそう。
座った席から見える窓の外にはさらに濃いみどりが広がります。
年に数回のとっておきの休日。満喫しました。
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