麻雀AI Suphxの選択〜鳴き判断編〜
今回からテーマごとに分けて、Suphxの選択をまとめていきたいと思います。
最初は鳴き判断についてやっていこうと思います。
鳴き判断について、Suphxからどのように学んだらいいでしょうか?
人間に聞くなら、どのような基準で鳴いているのか、どのような理由でスルーしたか説明を聞くことができます。
しかしSuphxに基準や理由を聞くことはできません。
明確な基準があるかもわかりません。
ここでは皆さんには様々な例を見てもらって、Suphxの選択のイメージをつかんでいこうと思います。
今回は鳴き判断なので、鳴くか鳴かないか様々な例を提示します。
このnoteのようなサービスは、本とは違い限りがないのがメリットだと思います。
まず最初のpart1は役牌編です。
実はパートを分けて、全部で5回くらいでアップする予定だったのですが、事情により一気にアップすることになりました。
とても長いのでマニア向きです。
興味のある方はお付き合いください。
Ⅰ 役牌
まず平場の時の状況判断が関係ないようなのからみていきましょうか。
①普通の鳴き
対面の発をポン
ドラドラあって当然のなきですね。
これも鳴きます。
ヘッドレスですが、赤ドラあります。
これも鳴き
ダブ南どら1ですね。
多少形が不安定でも3900以上みえるのは鳴きですね。
鳴き
親番ですし普通です。
ポン
ダブ東は鳴かないの見つけられませんでした。
これは2千点ですが鳴きですね。
形もそこそこいいです。
これも鳴きます。
メンゼンだと高打点が見込めるかもしれませんがないていきます。
鳴きます。
そこそこ形いいですね。
これも鳴きです。
ドラのペン3mがネックですが鳴いても鳴かなくてもネックなのは変わりありません。
これも鳴きます。
前巡5m切っていてリーチ打ちたいですが、速度にはかえられません。
これも鳴きます。
役牌2種類あって、リーチ打ちたいですが。出たらまあなくかといったところでしょう。
北をポン
メンゼンでもあまりおいしくない手ですね。
これも鳴きます。
千点ですが、リーチもあまり打ちたくないのでこれは鳴きそうですね。
鳴きます。
形はいいですね。ヘッドレスですが。
ちなみにこういうのも鳴きます。
頭がなく、最終系は悪くなりそうですが、巡目的にも守備は考えずあがりにいきます。
これも同じで鳴きます。
これも鳴きます。7s切り
リーチ打ちたくないですしまあ鳴くでしょう。
ドラツモからマンガンまで見えます。
今までのは、普通はまあ鳴く人がおおいのかなというものを集めていて、それをSuphxは全て鳴いています。
では今度は鳴くか迷う微妙な手をみてみましょう。
②微妙な手
鳴きます。
2千点リャンシャンテンですが、シンプルに上がりに行きます。
鳴きます。
形はイマイチで安いですが上がりは見えそうですね。
これもなきます。
トイトイへの変化もありますね。北もあって守備力高めです。
鳴きます。
やや形は悪いです。
これも鳴きます。
形は悪いですがドラつもったらかなりうれしいです。
鳴きます。
ホンイツやトイトイなど高打点の可能性もありそうです。
遠いですが。
これも鳴きます。
親番ですし、鳴いてあがりにいきます。
ヘッドレスでもお構いなしですね。
北をポン。
子でヘッドレスですが鳴いていきます。
こんなクソ手でも中を鳴いていきます。
高くもならなそうです。
これはスルー
これくらいのクソ手でやっとスルーするのだなという感じですね。
スルー
これは巡目的な問題もあるでしょう。
おそらく3巡目くらいまでは鳴くと思います。
高打点もみえますが、遠いです。
今までの例をみてどうでしょうか?
正直平場で役牌を鳴かないのを探す方が難しかったです。
ここに提示したものは、最後の二つの例以外全部鳴いています。
私は②は鳴きません。
私が鳴くかどうかで①と②を分けています。
牌は4枚しかなくて、役牌はスルーすると残り1枚です。
数牌のターツは変化しますが、字牌は変化しません。
役牌なくと1ハン確定するのは大きいということだと思います。
クソ手だと守備を意識してしまいますが。早い巡目は守備を考えず上がりに向かって、中盤以降守備を意識する感じなんですね。
最後に役牌の鳴きの状況判断を、みてみましょう。
③状況判断
南1局でダンラス
これはスルーしています。
打点みたいですね。
南2局でダンラス
これもスルー
巡目的にもまだ打点見てリーチ打ちに行きたいですね。
東3局でダンラス。
これもスルーしています。
打点みてリーチ打ちにいきたいところですね。
これは微妙なところです。
トンラスでダンラス
これは鳴き
高打点も見えなくはないですが、親番もまだありますし、2千点上がりに行きます。
これは東1局トップ目
スルー
無理にあがりにいかずといったところでしょうか。
平たい場なら仕掛けるかもしれません。
これらを見ると点数状況もしっかり判断していることがわかりますね。
役牌編のおわりに
役牌のなきとは関係ないのですがAIのツモ切りリーチをみてみましょう。
親番で赤5p切りで聴牌でしたがダマからのツモ切りリーチをしています。
これはオーラストップ目からツモ切りリーチをしています。
AIのこのツモ切りリーチをどう評価すればいいでしょうか?
ここからはあくまで私なりの解釈です。
ところでみなさんは将棋の対局をアベマなどでみたことあるでしょうか?最近の将棋の対局だとAIがシミュレーションして、AIによる形勢判断や最善手が画面上に提示されます。
実際にみたことある人はわかると思うんですが、時間と共に最善手が変わったりしますよね。
形勢判断も微妙に45;55から50;50に変わったりします。
これはどういうことかというと、シミュレーションを重ねていくと、その評価が微妙に変わるってことなんだと思います。
麻雀で考えてみましょう。
麻雀のAIはどのようにシミュレーションして、打牌を選択しているかはわかりませんが、1巡前はダマの方が微妙に評価が高かったけど、次巡ではリーチの方が評価が高くなった、ただそれだけです。
終盤の微妙な手ではあがれる可能性も低いので、あがる確率、振り込む確率、危険牌を引いたときの降りる選択、リー棒の千点など、様々なものを考慮すると、リーチとダマに明確な差が出ないことも多いと思います。
微妙な1巡の違いで選択が変わってしまっただけなんですよね。
このツモ切りリーチから私達が学ぶべきことは、リーチもダマも“大して変わらない”ってことなんだと思うんですよ。
別に前巡リーチでもよかったのかもしれません。
もしかしてもう一度シミュレーションするとリーチになるかもしれません。
私達人間は何かこの1巡で状況が変わったのかなど理由を付けたくなりますが、そういうわけではないと思うんですよね。
終盤のリーチ判断や、オーラスのトップ目でのリーチ判断なんかはどちらでもいい場面が多いかもしれません。
私達人間は“迷って”リーチしなかったけど、1巡たって何も起きなかったのでリーチしたということがあると思います。
それではさきほど見たようにAIも同じようにダマからのツモ切りリーチをしました。これは人間が迷った末にツモ切りリーチしたのと何が違うのでしょうか?
AIの場合、先ほど説明したように、1巡たってシミュレーションをしたところ、次はリーチが優位だと判断したからリーチしたのです。
私達人間はAIが“迷わない“ことを知っています。
私達が定義する感情がAIにはないからです。
私達人間も意識下では想像がつかないほど、無意識の中で細かい計算をしていると言われています。
微妙な判断の時は、迷うという感情が生まれます。
AIには迷うという感情はありませんが、AIのツモ切りリーチと僕らのツモ切りリーチには、根本的な違いはないのではないかと思うんですよね。
AIだって“迷っている”ようなものです。
というか定義によっては迷っているといえます。
迷うし、ぶれる時がある、ただそれは恐ろしい程の精度の範囲内です。
AIが選択したものをどう評価したらいいでしょうか?
これまでSuphxの様々な鳴き判断をみてきました。
大体どのような傾向にあるのかわかったと思います。
その傾向を掴むことが大事だと思います。
明確な基準なんてものはないと思った方がいいです。
微妙な判断はSuphxにとっても微妙なものです。
Suphxの判断が絶対正しいというわけではありません。
役牌の鳴きに関して大事なのは、鳴いた後の戦い方です。
ドラがいっぱいある場合は、あがりに行けばいいので難しくないですが、ドラもない安くて速度もない手は、その後の戦い方が難しいんです。
そこをうまく戦えてこその判断ということですね。
私が初級者にお勧めしたいのは、安くて遅いクソ手のときは役牌をとりあえず一鳴きしないことです。
その後の戦い方が難しいんですよね。
うまく攻撃と守備のバランスをとって戦えるのならいいんですが、難しいんですよね。
鳴かないとたまに役牌アンコになるときもありますよね。
役牌アンコははっきり言ってめっちゃ強いです。とても戦いやすくなります。
ちなみに今回出で来た鳴き判断は2019年7月7日に打った50ハンチャン前後の牌譜から取ってきました。
たった1日の牌譜でこれだけあるんだなという感じです。
Suphxの牌譜をたくさんみてきましたが、これは特上卓の牌譜です。
見れば見るほど、鳳凰卓で学習したSuphxだとどのような選択になるのか気になるところです。
そしてどれくらいの成績を出せるのか?
より高レベルな場で学習したAIの登場がまたれます。
最近Suphxは打っていないようなので、もしかしたら鳳凰卓に登場かと密かに期待しています
ホントはここで区切ってpart1にする予定だったんですが、続いてバック編を見ていきます。
Ⅱ バック
麻雀は役がないとあがれません。
役牌は鳴くと役が確定しますが、バックは役が確定していません。
Suphxがバックの鳴きをどのように評価しているのかみていきましょう。
このドラは仕掛けます。
中盤でこれはさすがになきでしょうか。
上家の6mをチーして打3s
タンヤオにも変わりそうで、このネックの6mは仕掛けていきます。
発か3s切りかは発の安全度とトイツになったときの強さなど微妙なバランスですね。
678で鳴き打4m
東頼りですが、678で鳴いているあたりタンヤオに見せているのでしょうか。
69m三枚目ですから微妙な判断です。
この8sはポン
ドラドラあって、マンガンまで見えます。
メンゼンではきつそうですね。
東頼りで仕掛けます。
ペン7sから鳴くのかどうか気になりますね。
この1mは鳴きません。
みえていない役牌が東しかないのですが、その辺が関係あるのでしょうか?
2枚目の1mは仕掛けるかもしれません。
チートイも2シャンテンですね。メンゼンの可能性を残します。
これもなきません。
このままだと赤5sが出ていきますね。
まだメンゼンでもやれますし、微妙なところです。
これも鳴きません。
面白いですね。
両面なのでネックではないし、あせらないといった感じでしょうか?
東は当然鳴きますが、まだメンゼンでやっていきます。
これも鳴きません。
バックで何も気にせず手を進めるわけではなさそうですね。
メンツも足りているので、鳴きやすい手ではありますが。
2枚目の1mは鳴いていきます。
これも1枚目だとするーしそうだなという印象を受けます。
ちなみに先ほどの1mポンの後
この2sはなきません。
鳴くと東と中以外は何でも切ってよくなります。
周りにどう見えているか意識している人間的な選択ですね。
下家の4mは仕掛けます。
これはトイトイにも変わりそうですね。
鳴いても打点上昇が見込めます。
ちなみにこれも鳴きで3m切り。
ドラツモやドラ単など打点を見ていきます。
この北はポン
鳴いてホンイツやトイトイなど打点上昇ありますね。
北からでも鳴いていきます。
4sにくっつけばただのバックの手になるかもしれません。
この1mは鳴きません。
白がなくて中次第といった手ですが、
まだチートイなどメンゼンも意識している感じでしょうか。
この9pはなきます。
これはメンゼンですすめても打点上昇があまりみこめません。
バックでも仕掛けていきます。
この3pは鳴きません。
マンガンまでみえますが、あまり形はよくなっていないイメージです。
8mからなら仕掛けると思います。
これはなきません。
こういう微妙なのはSuphxはなかないですね。
白からは鳴きますが。
あまり鳴いていいことは起きなそうなイメージです。
この西も鳴きません
これもないても微妙ですね。
次からは状況判断を考慮したバックの鳴きを見てみましょう。
オーラス2着目
鳴いて積極的にあがりに行きます。
ダブルバックなので鳴きやすいですね。
3万点超えず西3局
この1mは仕掛けます。
リーチよりもスピード重視ですね。
ラス前でトップ目
この5mはチーせず。
親が2副露なので少し受け気味なのかもしれません。
打点よりもスピードな場面ですが、守備も考えると難しいところなのかもしれません。
先ほど5mスルーしたがこの白は鳴き
このへんのバランスなんですね。
オーラス上がりトップ
上家の9sをスルー。
これは鳴いてもよさそうですが、スルーするんだなと思いました。
2着目が結構遠いのもありそうですね。
放縦しなければだいたいとっぷですし。
いままで見てきてどうでしょうか?
バックでもなんでもかんでも鳴くという感じではないですね。
なんとなくSuphxのバックの鳴きのイメージがわかるかなと思います。
バックは扱いが難しいですよね。
けっこう鳴けないときも多いですし。
比較的安全と思っていても、もちもちから刺さったり、七対子で刺さるみたいなこともあります。
適切に扱えるようになれば必ず武器になります。
バックの鳴きのバランス身につけていきたいですね。
次は染めについてみていきましょう。
Ⅲ染め
染めの仕掛けも見ていきましょう。
染めも鳴きのメジャーな部分ですよね。
これは鳴いて8s切り
これは鳴きますね。8s切ってホンイツに見えづらくします。
この1mも鳴きます。
面子も足りてて鳴きやすいですからね。
この西も鳴き。
ほかの字牌も鳴きやすいですからね。
西からも鳴きます。
9s鳴いて打4m
チートイのシャンテンですが、鳴いた方がはやいのでしょう。
巡目が深ければ鳴かない選択も見れるかもしれません。
この1sも鳴いてテンパイ取り
テンパイは大きいですし、南ポンからの3メンチャンへの手変りもあります。
これも鳴きます。
メンツは足りてないですが、まあ鳴きそうです。
親ですし、シンプルに上がりに向かいます。
この北も鳴いて2s切り
やや形は苦しいですが、打点は見れますね。
この西は鳴きません。
メンゼンを見つつですね。
赤5pにくっつけば普通の手になりそうですね。
この南は鳴かず。
鳴いてホンイツもありかとも思ったんですが、赤5sもありますしメンゼンリーチを目指します。
この3pはスルー
対面が白と中鳴いてテンパイ気配
78mと6sは切れそうなので鳴くと思ったんですが、微妙な判断です。
この7pもスルー
巡目的な問題もあるのでしょうか?
少し遠いですが清一色はマンガンなので鳴いてもよさそうに見えます。
この辺がSuphxのバランスなんでしょうか?
これも鳴きません。
マンガンまで見えますがちょっと遠いですね。
親の現物の9pをポンするということなので、守備の部分も考えると微妙なんでしょうか。
先ほどから少しすすんだこの手牌
この1pもスルー
少し受け気味なイメージですね。
この北はスルー
鳴いてシャンテンもありだとは思うんですが、受け入れ枚数が少ないですね。
2枚目は鳴くかもしれないですね。
こういう1mは鳴きません。
無理に染めに行くような場面は見れませんでした。
これで染め編は終わりです。
あまりコメントはないですが、みなさんの参考になればってところですね。
次はタンヤオ編です
Ⅳタンヤオ
なんといっても鳴きといえばタンヤオ!
タンヤオ大好き!といった人も多いと思います。
タンヤオの仕掛けを見ていきましょう。
①打点あり
ドラドラ赤あるこの手
この3mは仕掛けます。
先ほどの手ですが、この2sも鳴いて7mきり
やや形は悪いですが、シャンテン数すすめていきます。
これは234mでないて2s切り
赤赤ドラあって残りは愚形ですが積極的に仕掛けます。
この8sも鳴き
ドラドラありますね。
メンツも足りているので鳴きやすい手ではありますね。
この下家の8pもしかけます。
形はいいですが、ドラの4sが孤立しています。
私は鳴かなそうですが、打点もみえるのでなきでしょうか。
この4mも鳴いて9p切り。
ネックとはいえないのですが、ドラドラ以上の手は結構鳴いていきます。
この8pはないて9p切り
シャンテン変わらずですが、点数状況的にリーチ打ちたいわけではないですからね。
この2mは仕掛けず
赤赤ありますが、形的に鳴いても微妙ですね。
メンゼンでリーチ打ちに行きます。
この4mは鳴かず
ちょっと形が確定しないので鳴きづらいですよね。
微妙なところだとは思います。
この5pも仕掛けず
これはダンラスで点数状況もありますね。
6sからは仕掛けそうです。
今まではドラドラ以上の手を見てきました。
次はテンパイ近い手を見てみましょう。
②テンパイ近いタンヤオの鳴き
これは当然の鳴きですね。
点数状況的にもリーチ打ちたくありません。
下家からリーチが入っています。
これは鳴いてテンパイとり
点数状況的にリーチ打ちたいのですが、リーチが入っているので鳴かないと厳しそうです。
これは鳴き
点数状況的な部分も大きそうですね。
この5pは鳴き
巡目も深いですからね。
まあ鳴くでしょう。
鳴いてテンパイ取り
リーチ打ちたいですが、カン7pはネックですからね。
36sは仕掛けないかもしれません。
鳴いてテンパイ取り
打2s
リーチ打ちたいんだけどなー。
しょうがないって感じですよね。
この4mは鳴き
こういうのよくありますよね。
メンゼンでリーチ打ちたいですがなかなかリーチまでいけないです。
これも鳴いてシャンテン取り
下が発カンしていて嫌な感じですが、上がりに向かった方がよさそうですよね。
この4pは鳴きません。
打点をみてですね。
5800あったら鳴くと思います。
この2mは仕掛けず
これはメンゼンでリーチ打ちに行く構えですね。
この6pは仕掛けず
鳴いて1m切りもありだとは思うんですが、シャンテン変わらずの鳴きですもんね。
上もマンズのホンイツで仕掛けていて、難しいところです。
この6mは仕掛けず
テンパイの形が微妙ですね。
258p特に58pは仕掛けるのではないかと思います。
この6mは鳴かず
形はかなり良くなりますが、シャンテン変わらずでメンゼン放棄するのは微妙なんですかね。
点数状況的に鳴く場面も多そうですね。
打点や形をみて鳴かないのもありましたね。
次は微妙な手のタンヤオの鳴きを見てみましょう。
③微妙な手
この8mは仕掛けます。
2着目で対面飛ばすとトップで終了ですからね。
形は悪いですが仕掛けます。
この4sはポン
愚形が残っていますが、形はあって鳴きやすい部分もあります。
親なので積極的に上がりに向かいます。
この4sはチー
これは意外でしたね。
2千点のシャンテンに受けます。
この8mはポン
対面と競っていて上がりに価値が高い局面ですね。
この8sもポン
ラス前3着目で点数状況的に上がりに価値が高いですね。
形悪くても鳴いていきます。
この4pは鳴かず。
鳴いてもよさそうにみえますが、微妙なところなんでしょうか。
この3pも鳴かず
オーラス上がりトップですが、2着目も遠いので無理はしません。
この5mも鳴かず
5800まで見えるんですけどね。
これはちょっと意外ですね。
チートイシャンテンで
この7sはさすがにスルー
これはメンゼンで進めたいですね。
この6sは鳴かず
ちょっと遠いですよね。
安くて遠い鳴きはあまり見られませんでした。
この2sも仕掛けず
鳴いても形が微妙ですよね。
これでタンヤオ編はおしまいです。
Suphxの場合、役牌はクソ手でも鳴いていましたがタンヤオでクソなきみたいなのは、あまり見られませんでした。
タンヤオの鳴きは役牌とは違って、19字牌が使えないので守備が弱くなる時が多いです。
守備力を維持しつつ上がりを目指すのは結構難しいんですよね。
打点を見てスルーしているのも多々あって参考になる部分も多いかなと思います。
あと役牌は序盤の鳴きが多くなりますが、タンヤオの鳴きは比較的中盤以降の方が多くて、周りの動向が大事な場面も多いです。
どれだけ周りが見えているかも、タンヤオの鳴きの精度を左右しそうですね。
それでは最後にその他の鳴きを見てみましょう。
Ⅴその他
その他の鳴きをいろいろ見てみましょう
①役牌アンコ
この1sは鳴き
これはオーラスですが、役牌アンコは防御も高くて動きやすいです。
下家の7sポンして3m切ります。
ドラを残して打点を見ます。
リー棒つきの跳満ツモでトップまで行きます。
ラス回避が大事なのは当然なんですが、積極的に打点見て上の順位を見るケースも多かったです。
これも当然の鳴きですね。
こういう手はやりやすいですよね。
役牌アンコ強いです。
この1sは鳴かず
頭なくなりますからね。
8pはまず仕掛けると思います。
②形をよくする鳴き
7mをチー
これはシャンテン変わらずですが形をよくする鳴きです。
この4mを456でチーして東切り
東単騎も結構いい待ちなので迷いますが。
この6mは鳴きません
ポンして8mと7sのシャンポンも面白いですが、微妙なところです。
③チャンタや三色やイッツー
これは3900見えて鳴きます。
普通です。
イッツーが見えますがスルー
上家ドラポンですが、面前でよければリーチ打ちに行きます。
これはスルー
さすがに鳴きませんね。
ドラが3mならどうでしょうかね。
これも鳴きません。
安くて遠い鳴きはあんましないですね。
これも安くて遠い鳴きですね。
鳴きません
これも鳴かず
ちょっと遠いですよね。
ドラがトイツったこの手は1m鳴きます。
打点も見えますし鳴きそうですね。
この9mは鳴かず
西も鳴きやすいのでトップ目なら鳴くのもありとは思うのですがね。
オーラスですが、これはなきます。
形は厳しいですが積極的に鳴いて上がりに向かっています。
当たり前ですが、改めて点数状況も大事ですね。
④カン判断
カンの判断が面白かったので取り上げました。
これはカンしません。
打点上昇はほぼないですよね。
ツモ増えるのも大きいですが他家にカンドラが乗るのを嫌がっています。
これもカンしません。
平たい状況でどれも切りづらいのでカンしそうだと思いましたが。
なんとこれもカンせず発切り
ちょっと弱気に見えますね。
後のアンパイとしても優秀ですから、カンしないのもありだとは思いますが。
これもカンせず
9sがアンパイなのでカンしたいですよね。
これら見ると私たちが思っているよりカンの評価は低めですね。
私もあまりカンしないので、自分弱気かなと思っていたんですが、これを見て安心した部分もあります。
これでSuphxの鳴き判断はおしまいです。
いやー長かったですね。
分けてアップする予定だったんですけどね(笑)
私自身学ぶことも非常に多い検討でした。
特に役牌の鳴きに関しては考えさせられますね。
遠い鳴きはほとんどしないので、その辺は私と似た部分ではあります。
もちろんSuphxの選択がすべて正しいわけではないのですが、かなりいい成績を残しているのは事実です。
謙虚になってSuphxから学んでいきたいですね。
次回から押し引き編をやっていこうかなと思っています。
反響が良ければ、また気合を入れてやっていこうと思っています。
それではまた
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