「お二人目ですか?」と聞かれるくらいの育児上手になる
最近、私の教室に入室のご相談にお見えになるお母さまの特徴の一つなのですが、 「子育ての仕方がわからない」とおっしゃることがあげられます。お話を聞いてみると、なるほど、「これは大変だな。」ということが多いです。
というのも、
●しつけが大事、ということで1歳の歩き初めの子どもに「あれはだめ。これはだめ」と子どもの行動の先回りをしてすべて「制限」をしている。
●教育が大事、ということで1歳過ぎの子にいきなり鉛筆を持たせている。
●食べ物は粗末にさせてはいけない、ということで、1歳半の子が食事をする時、手づかみを禁止したり少しでもこぼしたら、しつこく叱る。
●あいさつは人間関係の基本だから、ということで「こんにちは」「おはよう」を無理強いして、大きな声でしっかり言わせる。
などなど。
他にもたくさんありますが、すべてこのような対応によって母子関係が望ましくない方向へいき母の愛が子どもに伝わっていない、という状態を招いてしまっているな、と思われることが多いです。
お母さま方はいたって真剣に子育てをされていて、社会に出して恥ずかしくないようにと一生懸命なのですけれど・・・・どこか、何か、「ちぐはぐ」なのです。
赤ちゃんの脳の発達に合わせた対応をご存じないために起こっているのかもしれません。昔は、当たり前のように母親から娘に伝承されてきた子育てのハウツーがやはりどこかの年代から途絶えてしまったようです。教えてくれる人が身近にいらっしゃらないなら母子関係が最悪の状態になる前にうちのような教室に習いに来てくださればいいのにな、と思います。
そんな、まだ首もすわっていない赤ちゃんに何を教えるんだ?と言われますが、習うのはお母さんの方です。たいてい、赤ちゃんは寝ています笑。『生後2か月で何をしておくべきか』『生後3か月では毎日何を気をつけるのか』など、脳科学に基づいた具体的なお話をして、育児の「いろは」をお伝えしています。
生後すぐから、子育ての勉強をして下さったお母さまの赤ちゃんの発育は驚くほど目覚ましいです。何より、お母さま自身が「自信」にあふれ、貫禄が出てきます。検診などに行かれると、「上手に育てていますね。お二人目さんですか?」「素晴らしい発育ですね。何か特別なことをされていますか?」 とよく聞かれるそうですよ。
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