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わたし流読書ノート術 【超シンプル】

月に10冊程度本を読みます。小説にエッセイに実用書…。
「ただ読書をして終わり」じゃ、なんとなくもったいない気がして、読書ノートをつけることに。

でも、どうやってつければいいのかわからず、サイトやinstagramなどのSNSを見てやり方を学んでは実行していました。

結果は、「どれも続かず」。
マスキングテープや印刷画像でノートをおしゃれに彩ったり、あらすじを書いて自分なりの感想を綺麗にまとめたり。
そういう器用なことは頭を悩ませるだけで、私には全然向かないことに気がついてしまいました。なにしろ、超めんどくさがり人間ですので(笑)。

なので今回は、そんな私が継続できている「超シンプル」で「考えなしにただ書くだけ」の読書ノート術を公開します。


ノートは2種類

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「え?2冊も書くんですか?」って思いましたよね?
でも中身はすごく簡単。
1冊目は開いて10秒もあれば閉じてしまいます。2冊目も早いものでは1分、長くても20分。20分かかったとしても、内容が特に凝ってるわけではないので、私は楽しく書けています。

1.読書記録
2.読書メモ

以上が、私が2冊の読書ノートに書いている内容です。

しかも何の変哲もないただのノート。
焦茶色のノートはなんとなく惹かれて1000円くらいした記憶があります。買って以降、積み上げられた何冊かのノートの中から引っ張り出しました。
一方で薄茶色のノートは100均で購入した、本当になんでもないノートです。

書けるものだったら何でもいいんです。


1.読書記録

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たった10秒で書ける読書記録。
その名の通り、ただの「記録」です。

◯月◯日   「 タイトル 」 /  著者名

書くことはこれだけ。簡単でしょう?

1冊読み終わるたびに記録していくことで、真っ白だった欄がどんどん埋まっていく感覚が「さあ、次は何を読もう」と思わせてくれます。
また、2度読み3度読みする時に「この作品はあの時に読んだのか。じゃあこっちを先に読もうかな」と、うまく調整役をしてくれます。

昔、図書館や学校の図書室にあった本には、裏表紙の裏に「貸出履歴カード」が貼り付けられていました。「誰が、いつ、この本を借りたか」。
そんな感覚で、「自分は、いつ、何の本を読んだのか」。
少しノスタルジィ感も醸し出してくれていると、勝手に感じています。


2.読書メモ

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1分〜20分まで、作品によって書く時間が変わる読書メモ用ノート。
中身は横線も縦線もなく、完璧な無地。特に意味はありません。私が、何も書かれていない真っ白なものが好きなだけです(使用ノートは少し黄色がかっていますが)。

書いているのは、作品の中にある一文・会話・数ページをそのまま抜き出したものです。

・印象に残っている言葉
・深く突き刺さった言葉
・自分の悩みを和らげてくれる言葉
・美しい言葉選びをしている箇所
・不思議な言葉選びをしている箇所  etc...

そういったものを、書き写しているだけです。

「 タイトル 」   著者名

(P100) ...........................。...........。

(P200) 「..............」.............。
     ...............................................。

これを書いていくと、「別の作品でも同じようなことを書いたかも」「こういう内容に私は目が止まるんだな」と、自分を客観的に見つめることができます。面白いんです。

この読書メモも作品を読み終わった後に書き出すので、目が止まった場所を覚えていられるように付箋を貼り付けておいたり、スマホに(◯ページ、◯行目)とメモしたりして、忘れないようにしておきます。

たとえあまり印象に残った場所がなくて書き出せなくても、私は気にしません。今までに楽しめなかった本はないので(笑)。


感想を書かない理由

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これは主に2つの理由があります。

・読むたびに感想が変わる
・感想を書いたところで見返さない

ある日、同じ本を繰り返し読んだ時に、本から学ぶことや感想が変わっていることに気づきました。
単純な「悲しかった」「面白かった」「衝撃的だった」というところはあまり変わりありませんが、それを感じる箇所が変わったのです。
考えてみれば当たり前です。人も成長したりつまづいたりするのだから、そういった異なる環境で読めば、感想も変わります。

また、感想を書いたところでノートを読み返さないことにも気づき、そこから書くことをやめています。
もちろん感想を書くことで、「その時はこういうふうに感じていたのか」と比べ合いをすることもできます。それもいいでしょう。
しかし私の場合、細かなあらすじや本を読んだ感想なんて、何日か経てば忘れてしまいます。だからこそ、また同じ本を読んだ時、その場の新しい感想や空気感に浸りたいという気持ちがあります。
その時、以前書いた感想は私にとって弊害となってしまうのです。


自分にあったノート作りを

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読書ノートの書き方は人それぞれです。
感想を書くのもよし、バレットジャーナルのようにオリジナル性溢れるものを作るのもよし、記録するだけでもよし。

この【わたし流読書ノート術(超シンプル)】は、

・めんどくさがり
・ノートとペンさえあればいい
・ちょろっと隙間時間で書ければいい

そんな私のような人におすすめしています。
もちろん、どちらか一方でもアレンジしても◎。

少しでも、読書ノートを作ろうかと考えているみなさんの助けになれば嬉しいです。

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