賢者の言葉ティク・ナット・ハン
人には「過去にとらわれやすい」
という傾向があります。
記憶は過去のイメージに過ぎないと分かっていても、
そのイメージが再生されるたびにまた苦しみます。
映画館で、座席からスクリーンに投影された映像を見ていると、まるで本当に起きている話のように見えますね。
泣いてしまうことさえあります。
そこで感じている苦しみも涙も現実のものです。
しかし、見ているものは
今ここで起きていることではなく、
映像に過ぎません。
スクリーンに近づいて触ってみれば、
誰もいませんし、ただ光が点滅しているだけだとわかります。
画面上の人に話しかけることも、
一緒にお茶を飲みましょうと誘うこともできません。
それは架空の話であり、非現実だからです。
しかし、それでも現実に苦しみや憂鬱を作り出すことができます。
自分の中に、今なお過去にとらわれた
幼子がいると知る事はとても大切です。
その子を救出しなくてはなりません。
ゆるぎない姿勢で座り、今この瞬間に
自分をしっかりと存在させ、
こう話しかけましょう。
「ねぇ、大好きなかわいい弟、もう僕らは大きくなったんだよ。自分で自分を守れるんだ。もう苦しむのも怖がるのもやめにしよう」
(ティク・ナット・ハン)
今日もマインドフルな1日をお過ごしください
🙏🙏🙏
Rita🌈
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