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小学生から何屋さん?と聞かれ答えられなかった話ー自身の価値を言葉にする大切さー


ママのお仕事は何屋さん?と、
小学生の息子さんに質問されて

「自分が何屋さんかすぐに答えられなかった」

というエピソードを打ち明けてくれた友人。


彼女は育休中、寝る間も惜しんで取得した資格は
数知れず、勤勉で努力家。

子育てしながらも、学びをやめませんでした。

子供の頃から優等生で、学歴も職歴も
いわゆる一流と言われる経歴の持ち主。


沢山の資格と肩書きをもっているけど


息子さんに今の自分が何屋さんか
答えられなかったといいます。


学び終えた事に安心して
実際には社会に対して何もできていなかったと
話してくれました。

資格試験をパスする、卒業する
それがゴールになってしまっていたと
気づいたそうです。


学びは素晴らしく、
努力に勝るものはないと
信じていますが


小学生にもわかる言葉で
自分の価値をすぐに答えられなければ


それはあなた以外の誰も
知りようがないわけで


さらに言うと、資格も経歴も
順番にぜーんぶ言ったところで 


「へーすごいですね。
で、あなたは
私に何をしてくれるの?」

という心の声が聞こえてきそうです。


だから小学生でもわかる言葉で
胸張って自分の価値を伝えられる

家庭においても
子供たちを
魅了できる大人でありたいものですね。

社会における価値


これを社会におきかえると


肩書きで選ばれる時代は
終わりつつあります。

採用に際し
学歴を問わない企業も多いといいます。


じゃ、何を問うの?

と思うかもしれませんね。


私が人事担当なら迷わずこう聞くでしょう



あなたがうちの会社に入ったら
どんな良いことがあるの?


もうね、
これに尽きます。
お給料を払って仕事をお願いするんだもの


肩書きや資格がいくらあっても使いこなせなかったり

採用後にどんな貢献をしてくれるのかという
ベネフィットが曖昧な人には

採用!
とならないですよね。


それには

自分の出来ることと
相手のして欲しい事を掛け合わせて


熱意をもって
完結かつ迷いなく伝えられる人

自分の頭で考え、提案できる人

こんな人が選ばれる。


価値を問う新しい大学受験


高校生の愛娘が大学受験に向けて頑張っています


私は娘に私と同じ思いをして欲しくないので、

やりたい事で大学選びをしなさいと

伝え続けてきました。


大学受験の世界も我々の頃とは大きく変わり

あなた何点とれるの?という
偏差値で行ける大学選び

から

あなたはうちの大学で
どんな未来と価値を提供してくれるの?

というように
大学側が欲しい人材を選ぶ時代に
シフトしているように感じます。


そんな中で娘は大学を選ぶ際に

自分自身を棚卸しして、研究テーマ、専門分野を見つけることからスタート。

その後、自身の専門性に必要な学びを提供してくれる学部と教授のいる大学をリサーチしました


気になる教授の文献を読んだり
卒業生の研究論文に目を通す。


大学側は、それに応えるべく新たな
選抜方法を採用したり
学びや環境を提供し続けています


未来のある学生をゲットするために
学生と大学が切磋琢磨しているような状態です。


これって
未来へのワクワクスパイラル!


なんだか今の大学選び、
鼻血が出るほど興奮します。


私の時代も
こんなふうに大学選びがしたかったなぁ、、

ほんと面白い学部いっぱいありますよ、私が通いたいくらい。


というわけでまとめますと


高校生も必死で考え抜いています。


「自分が社会に貢献できる価値、専門性は何なのか。」


我々が何屋さんか迷っている場合じゃないですね。


大人も負けじと
頑張らねば!!

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