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2019年ももうすぐ終わるけど、来年からプログラミング教育始まるけど何やんの何でやんの親はどうしたらいいのか調べたよ

0. 私について

職業はシステムエンジニアです。
来年小1になる娘がいます。なので調べました。


1. とりあえずソース欲しい人

今回調べたことは公式サイトにあります。公式サイトみましょう。

- https://miraino-manabi.jp/
- https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1403162.htm


2. 概要

プログラミング、なんやそれ!という人もいるかもしれませんが、今まで理科で豆電球光らせたり、社会で商店街について調べて模造紙に書いて発表したりしたけどそれコンピュータを使ってやろうねというものでした。

指導する先生の負担や技術不足や、怪しい業者が湧いている昨今微妙だなと思う気持ちもありましたが、周りコンピュータあるやん!今まで模造紙に書いて発表やったけど誰も社会に出たら使ってないやん!ってのは疑う余地はないので、このタイミングで導入するのは正しいと思います。

プログラミングとか怖い、キモいって人はもう少しコンピュータに詳しそうなメガネでチェックシャツを着た冴えない風貌の人にも優しくしてあげてください。


3. 詳しい内容5W1H

■ Why: なんでやんの

手引から引用しますが、読んだらせやね、ってなるので読もう。

誰にとっても、職業生活をはじめ、学校での学習や生涯学習、家庭生活や余暇生活など、あらゆる活動において、コンピュータなどの情報機器やサービスとそれによってもたらされる情報とを適切に選択・活用して問題を解決していくことが不可欠な社会が到来しつつあります。

コンピュータをより適切、効果的に活用していくためには、その仕組みを知ることが重要です。コンピュータは人が命令を与えることによって動作します。端的に言えば、この命令が「プログラム」であり、命令を与えることが「プログラミング」です。プログラミングによって、コンピュータに自分が求める動作をさせることができるとともに、コンピュータの仕組みの一端をうかがい知ることができるので、コンピュータが「魔法の箱」ではなくなり、より主体的に活用することにつながります。

* 5W1Hの順番についてはWhyからはじまった方がわかりやすいと思ったのでWhyから


■ When: いつやんの

2020年度からやります。

指導要領にかかれているもので、小学校3年生からです。

過去の事例を見ると、小学校1年生から授業の一部として入ってくる学校も考えられます。
特別支援学級であったり地域が力を入れているなどの場合はあり得るかもしれません。
自分の学年がどんなことをやるのか、具体的に見たいという人はポータルサイトで検索したら良いと思います。

- https://miraino-manabi.jp/example/c


■ Where: どこでやんの

指導要領で書かれているでは、各科目の一部としてやることが決まっています。

・3年生:総合的な学習の時間での取り組み
・5年生:算数
・6年生:理科

これらについては指導要領にかかれているのでどの学校でも必ずあります。
また、指導要領に無いものでも音楽でリズムを作成したり、社会の授業でプレゼン資料を使った発表といった形での取り組みもあるようです。


■ Who だれがやんの

科目の内容して追加するので基本的には先生がやるようですが、公式サイトを見る限り請負する業者が出てくるかもしれません。
最初は手探りで始まるでしょうし、先生が詳しいわけではないのでみっちりやるには少々不足しそうだなという印象です。


■ What&How なにをどうやってやんの

指導要領で書かれているものについては以下の3個があります。

1. (算数 第5学年)プログラミングを通して、正多角形の意味を基に正多角形をかく

Scratchを使って多角形を書くプログラムを作ります。例えば三角形を書くには「線を引く→60度回転して線を引く→60度回転して線を引く」というプログラムを作る必要があります。

子どもたちはあまり楽しくなさそうです。


2. (理科 第6学年)身の回りには電気の性質や働きを利用した道具があること等をプログラミングを通して学習する

具体的なものは手引には書かれていませんが、Scratchを使って何かを制御するプログラムを作ったりするという形になりそうです。

具体例でレゴを使った電気を使ったおもちゃの制御があったので、子どもたちが超楽しいやつだ思います。


3. (総合的な学習の時間での取り組み)「情報化の進展と生活や社会の変化」を探究課題として学習する、「まちの魅力と情報技術」を探究課題として学習する、「情報技術を生かした生産や人の手によるものづくり」を探究課題として学習する場面

ざっくりしすぎやろと思いますが、社会や生活の内容として身近にプログラミングがあって色々工夫されてるのを学ぼうということでした。

・街の観光情報としてタッチパネルの観光情報があったりするのを実際作ってみて、どういう工夫があるか調べる
・自動車工場のロボットについて学び、実際にロボットを制御してみる
・自動販売機など生活に身近な機械がどのように作られているか考える(またはロジックを考えてみる)

などなど、先生の創意工夫でいかようにもできるし面白くもできるしって感じです。

車のロボットを走らせてゴールに行くってのをやるとしたら超楽しいと思います。私もやりたい。

今までもHTMLを書いてホームページを作ろうみたいな内容があったので、もしかしたらそこと組み合わせたりするのでは?と思います。


4. 親はどうするのが良いのか

学校の教育内でやることですしできる・できないで何か変わるわけでもないのでなにもしなくていいのでは?と思いますが、子供に聞かれた時に答えられないとあれって人はひとまずScratchについては調べておきましょう。

その他、教材についてもポータルにまとまっています (https://miraino-manabi.jp/teaching)

有料・無料とわけてあるので予算次第が変わると思いますが、学校によってはラズパイを使って○○を作ろう!なんてものをクラブ活動の一貫としてやったりするかもしれません。

・年長〜3年生までの親
何か一個くらいプログラミングのおもちゃを買うのが良いかなと思います。
ニンテンドーラボとかでも良いかもしれません。

お金無いよって人でもタブレットやスマホに入れられる無料アプリを入れましょう。例えばviscuitとかは子供に魚の絵を描いてもらって一緒に遊んだりできます。

https://www.viscuit.com/


・4年生、5年生の親
子供にScratchは触らせるの必須。あとはプログラミングで制御できるおもちゃを一個はやっておくと予習になる。子供も嬉しい。
家にパソコンが無いって人は子供にパソコンを触らせる環境が無いと戸惑うかもしれません。

・6年生
中学校では単元が無いので良かったですね。中学受験頑張ってください。冬のこの時期は子供も親もナイーブになるので暖かくして過ごしてください。

5. Scratchについて

本も書店に出ていますが、買うよりYoutubeとかで動画を見る方がプログラミング教育っぽいのでは?と思います。

わかりやすさはさておきバンダイさんが公式で動画を出しています。プログラミングおもちゃ系もいくつかあるのでがんばってますね。「ドラえもん カメラでひらめきパッド」なんて賞品もありますがこの手のを子供に買っても秒で飽きます。マジで飽きます。



6. スクールとかには行かせた方がいいの?

冬休みにスクールとかやってますね。

子供がやりたがるなら行くので良いのでは、と思いますが定期的に通う必要は全くないと思います。プログラミングができるようになったってメガネかけてチェックシャツ着て冴えない風貌でモテない将来が待っているだけです。

後書き

プログラミング以外にもIT技術をまとめて「STEM(STEM教育)」と言います。2000年代にアメリカではじまって日本に来たのが今かと思うと日本は20年遅れなんですよね。まとめを作成するにあたって世界各国の事例を当たりましたが、大きくハズレてはおらず今のカリキュラムに沿う形で上手に取り込んだなと文部科学省の担当者の方の努力を感じます。

当たり前に存在していたこれらの技術について四則演算ができるように当たり前の知識として子どもたちが身につけるようになるということは素晴らしいことであり、そう有るべきです。コンピュータ全然詳しくないんですってなんの自慢にもなりませんよ。鈴木さん。

アポロ11号を月に届けるにはロマンや夢やお金以外にも7万行のコードが必要だったのです。プログラミング教育を受けた次の世代が様々な問題を解決する新しい何か(それはコンピュータ上で動くものではないですがコンピュータが必須のもの)を生み出してくれることを期待します。

娘には何かロボット的なおもちゃを買って一緒に遊ぼうかなーと考えてますので、良いものが見つかったらレビューをします。

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