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「あなたから買いたい!」といわれる差別化の方法

先月開催したフェイスブック講座に、これからピラティスの教室を始める方が来られました。

今一番の悩みは「集客」とのことでした。
多くの人のビジネスがうまく行かない原因。
それは、実は、サービスや商品に問題があるわけじゃないことが多い。

では、どこに原因があるのか?

それは
「自分のサービスや商品の見込み客となる人たちに情報が届いていない」
ことにある。

つまり「知られていない」「認知されていない」のですね。
だって、考えても見てください。

自分の商品、サービスを必要としている人のところに、情報が届いたら。。
もちろん、全員でなくても、10人に1人、20人に1人は興味を持って購入する人が出てきます。

だから、そのために、ホームページを作ったり、フェイスブックを活用したり、ブログで情報発信する。
あるいは、LINE@を使ったり、メルマガ配信したり、インスタを使ったり、noteを使ったり。
さらにはチラシを作ったり・・

今の時代、手段はたくさんありますね。

だから、彼女はフェイスブック講座に学びに来た。
これはとても大事なことです。


■ひとつのサービスで勝負をしない

なお、僕のフェイスブック講座を受講した人はわかりますが、単なるフェイスブックの使い方の講座じゃない。
それは、僕が意図しているのが
「フェイスブックと使えるようになること」
ではなく
「ビジネスで活用できるようになること」
だからです。

つまり、フェイスブックは道具で、大事なことはビジネスがうまく行くようにするコトです。

そのために、講座の中では、ビジネスのアドバイスも行います。
彼女に伝えたのは
「ピラティスの教室」
だけで勝負をしないでねということです。

よくあるのが、検索などを意識して、エリア名までは入れるのですね。

だから、サイトとか、ブログとかで
「渋谷の女性専門のピラティス教室」
とか
「30代からのピラティス教室 代官山」
などにしたりする。


これも大事なのだけど、でも、これだけだとちょっと弱いのです。
ここに、その人ならではの「強み」と、それに絡めた「ターゲット」を明確にした方がいい。


■絞り込んでみる

今回は、とはいっても、講座の最初の自己紹介で聞いた情報だけなので、結構乱暴なやり方ではありました。
でも、単に、エリア名と絡めるだけよりは、人が集まる可能性が高まります。

彼女の経歴は、会社での経理業務が長いということでした。
そして、長年の座り仕事とストレスで、腰や肩などがバキバキに凝っている。

マッサージなどへ行っても、その時は気持ちよくても改善されない。
また、慢性的に、カラダが凝っていることで、体調にも影響が出て来る。

そんな時に、ピラティスに出逢い、すっかりカラダの凝りが解消された!

実は、何かを始めるきっかけの人はこうしたことが多いのです。
自分の悩みが解決した!
これがすごくいいから自分でも広めていきたい!

その時に、多くの人がやってしまうのが、そのもの、今回であれば
「ピラティス」
を広めようとするのですね。

でも、これが、まだ世の中にないものであればまだいいです。
だけど、既に、存在しているものであれば、そこと競合になります。

だから、それだけで勝負をすると差別化ができず、価格競争に巻き込まれます。
そこで、自分の「強み」と、それに絡めた「ターゲット」に絞り込んでみることが大事になってきます。


■経理をしている人のためのピラティス教室

こんな感じで考えてみる。
他には

「座り仕事の人のためのピラティス教室」
「事務職で腰や肩がバキバキの人がスッキリ!するピラティス教室」
「2週間に1回で大丈夫!経理の人のカラダの凝り解消!専門ピラティス教室」

などなど。

あとは、何が一番反応がいいかは、フェイスブックとかブログとかチラシなどで検証してみる。

でも、対象の人からすると単なる
「ピラティス教室」
よりも、より自分にフィットしそうな方へ行ってみたくなります。

彼女の強みは、自分自身が体験をしているということです。

まず、座り仕事とか経理の仕事の大変さもわかるから、そこで受講者と相通じることができます。
人は、自分のことをわかってくれる人の方が好きです(^^)

さらには、もちろん、長時間のすわり仕事でカラダがバキバキな状態を解消できるのはピラティスだけじゃありません。
他のヨガでもいいし、もしかしたらパーソナルトレーニングによる筋力アップかもしれない。
あるいは薬膳料理かもしれない。

でも、少なくとも彼女自身は「ピラティス」で「解消」したという事実がある。
だから、同じように解消できる人がいる可能性は高いわけです。

そして、彼女はその「ピラティス」を教えられるようになるために、学び、教室を開講できるまでになった。

もちろん、もっと話を聴けば、彼女のこれまでの経験の中に、同じように「組み合わせ」ることができるものが見つかるかも知れません。

ただ、大事なことは「ピラティス」とか「コーチング」とか「コンサルティング」とか「カウンセリング」といった一般化されたサービスに、自分の強みをかけ合わせることです。

なぜなら、それこそが、その人にしかできないものだからです。


だからこそ、自分の棚卸をして、何をかけ合わせたらいいか考えてみるという作業はとても重要になるのです。

もし、それが自分で見つけるのが難しい人は相談してください。
僕には「強みセンサー」があります(笑)

これは単なる「強み」を見つけるセンサーではなく、ビジネスの価値につながりそうな「強み」を見つけるセンサーです。
さらには、今の時代背景の中で、どのように打ち出すといいか?もお伝えできます。


【今日の経営のレシピ】

ひとつのサービスで勝負をしない。
自分の強みをかけ合わせ差別化する。


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