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目を伏せてしまいたい過去の話をします②


愛知県日進市の高級パスタ専門店
Pastaクオーレの岡田です。
 

現在は新型コロナウイルスの
感染拡大防止のため営業を自粛中

臨時の活動として 
 
「パスタと創作フルーツサンド」の
「LINEで予約注文。全品テイクアウト」

に挑戦しています!
  
 

過古の自分。あさはかで、若くて、未熟な自分の姿を思い出すと、目を伏せてしまいたくなる。そしてその記憶に蓋をして永久に閉じ込めてしまいたくなる。

そんな時ってないですか?
 
  
その感情をいつまでもそっとしておくのか?
 
それとも、あえて引っ張り出すのか?

アプローチは、人それぞれだと思います。

あえて、今日僕は、自分がもっと成長するために。僕たちのお店を好きと言ってくれるお客様に全てを知ってもらうために。この「記憶の蓋」を開けたいと思います。

 

 

(ここから前回の続き・・・ )
 
  

Pastaクオーレは
 
「ピザバー」を取り入れたスタイルに
変更してから、もうすぐ3年が経とうと
していました。季節は11月です。
 
    
  
はじめこそ、
時代の波に乗り
調子が良かったものの・・・
  
 
みるみるうちにお客さんが少なくなって
お店の雰囲気はどんよりし、
働く僕たちの気持ちは下がりきっていました



 
  
 
もう、
 
  
「このやり方は間違いだった」
 
  
という思いが僕たちの中で
日に日に強くなってきてました。
というよりは、
もう心は決まってました。
 
 
 
「もう一度。お店を改装して、パスタだけで勝負できる店にしたい」
   

  
  
と、具体的な目標が僕らの中では
生まれていたんです。

  
 

でもそんな簡単にはいきません。
それはなぜか?
   
 
「お金も信用もない」
 
  

からです。今はそういう状況に
立たされています。
  
  
 
それはそうですよね。
銀行さんから融資をもらって、
満を辞して、このピザバーを取り入れた
営業スタイルにしたわけですから。

  
 
それで結果が伴っていなければ、
 
  
まず銀行さんは、
次の融資をしていくれません。
 
  
でも融資を受けなければ、
店の改装はできません。
 
  
「え、でも、とりあえずそのまま、ピザバーだけやめればいいんじゃないの?」
 

  

と思うかもしれません。
 
   

それもそんな簡単は話でありません。
これは、僕たちのこだわりが
強い。というのもあるんですが、
 
 
それは何?というと、
 
  
「空間も、商品」
 
  
だからです。
 
 
「お値打ちにお腹いっぱい食べれる」
  
  
 
ピザバーの時は 
ここを中心に、「空間」をつくっています。
  

  
具体的に言うと、
  
  
  
席の配置やテーブルの感覚、色合い、装飾品、デザイン、厨房設備、などです。
 
  
 
僕たちが次にやりたいのは、
 
 
「とことんこだわり抜いた特別感のあるパスタが食べられる店」

 
  
なので、演出したい空間・雰囲気が
 
 
まるで違うんです。
出す料理だけ変えても
僕らが表現したいことを
伝えられない
んです。
  
   
   
それに、
 
店をリニューアルします!と、
お客さんに宣言するわけですから
  
  
 
お客さんは期待します。
だからその期待を上回る
 
 
「新たな仕掛け」を
用意したい
んです。
 
 
 
具体的には、
より複雑なパスタが作れるように
「厨房設備をアップデート」
する必要があるのと、
  
 
デザートの目玉として、
「パフェ」にこだわる
店にしたいという構想がありました。
 
  
  
まあ、つまり
お金がいるんです。
  
 

でも、現状は
売り上げは下がり続けています。
  

  
さあ、どうすんの?
  
 

 
となるわけですが、
あれこれ考えても結局
道は一つしかないのは
明白でした。
 
 
 
  
「売り上げを、もう一度復活させるしかない!」
  
 
  
 
このままの設備と営業スタイルで。
  
 
 
そして、「信用」を取り戻して
次に進む!
 
  
 
これしかない。
 
  
 
そこで、僕らが頭を振り絞って考えた
「突破口」が、
 
 
「ミートソース」
 


でした。というのも、
その時のクオーレには、
 
  
「うちの店といえばこれ!」
  
 
と、誰もが答えるような、圧倒的に
知名度のあるメニューがなかったんです。
いわゆる

 
 
「看板メニュー」
 
  
というものです。じゃあ、
 
   

「めちゃくちゃうまいミートソースを完成させれば、それが有名になって、店の知名度も上がりお客さんは来てくれるでしょ!」
  

  
  
という発想です。我ながら実にシンプルです。笑、でも、飲食店なので、
  
  
 
「結局最後は、うまいものをつくれるかどうか」
   
  
 
だと、思っています。これは今も変わらずそう思っていることです。
  
  
 
そこから、ミートソースの開発に兄と一緒に没頭しました。
  
 
とにかくまずは、ミートソースを食べまくりました。
 
 
  
休みの日はしばらく毎週、
東京に行ってました。
少しでも評判のいいところは
全部行きました。

 
  
「日本一」と名前に入っているミートソースを出しているイタリアンのお店や、
 
  
テレビで紹介さていたパスタ屋さん。
 
  
 
名古屋のお店も片っ端から行きました。
 
  
 
高級なレストランのコースに
出てくるボロネーゼや、
 
  
食券制のB級グルメ的なミートソースまで、
 
 
お取り寄せグルメのミートソースも
目についたものは全部取り寄せました。
そういう時間を過ごしていたら、
 
  
  
すると・・・
 
  
 
ある瞬間みえたんですよ。
 
  
 
「理想の究極ミートソース」
 
 
  
このやり方は、この時から
僕たちの、料理開発のスタイル
になりました。

 
  
 
まずは、大きな目標を掲げて、
圧倒的な情報量をひたすら
自分たちに叩き込む。
 
  
 
 
すると、ある瞬間に
ポン!!!って
みえてくるんですよ。
  
  
 
最近だと、
 
「フルーツサンド」も
「チーズケーキ」も

 
 
この方法で開発しました。
 
  
   
 
それで、この時試作を重ねて
生まれたのが
パスタクオーレ
不動の一番人気メニュー
  
 
「究極のミートソース」
 


です。


 

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実際にお店で提供し始めてみると、
 
  
明らかに、今までのパスタにはない反応。
 
  
食べた人の「一口目」の直後の
「表情」
が全然違いました。
 
  
・・・うぉっし!
  
  

「これはいける」
 
  
 
と僕たちも確信しました。
 
 
 
そしてその後、
 
  
この
「究極のミートソース」
奇跡を起こすことになるのですが、
  
 
 
今日もまた非常に
長くなってしまいました。汗
  
  
なので
今日はここまでにしておきます。
 
  
 

次回まだこのストーリーを
追ってくれている方が
いたら書いていきます!
  
 

最後までお読みいただき
ありがとうございました

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高級パスタと創作フルーツサンド
Pasta クオーレ
(現在は全品テイクアウト営業)

TEL0561-41ー8782
愛知県日進市岩崎町大塚31-1 

♢ 人と人との接触が最小限 
♢ LINEで予約注文できる 
♢ 安全なオペレーション 
♢ お家で感動するパスタを
♢ 太麺のスパゲッティー(のびにくい)

定休日:月曜日
営業時間:(お渡し可能時間)

ランチ
11時30分 〜 15時

ディナー
17時 〜 20時
 

土日限定で、15時〜17時の間は、
フルーツサンドのみなら、お渡しが可能です

平日はこの時間はクローズします。


【テイクアウトのメニューはこちらから】

https://tabelog.com/aichi/A2303/A230302/23020717/dtlmenu/
  

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おうち時間を工夫で楽しく

日進市の昆布出汁で茹でるスパゲティー Pastaクオーレchef 岡田 健吾です。日本人にしかできない、日本ならではのスパゲッティーを日々追求しています。食材、生産者さんのストーリーを一皿で表現します