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エンジニアが集中できる環境とは

人間の集中力は午前中がピークで、大体17時頃で限界を迎えるそうです。実際本気で集中できるのはせいぜい2時間程度です。仕事は平均8時間ほどなので、そうなると残り6時間は集中力が低下した状態で仕事をしていることになります。

弊社は社員数が多くはないです。バックオフィスの人が不在のタイミングで電話が来たら、開発室にいるエンジニアが電話対応をします。集中していた最中に電話が鳴り、出なければいけない!なんてことがあり得る環境ではあります。

そんな環境は集中できない環境と言えてしまうのでしょうか。逆に集中できる環境とはどういったものなのでしょうか。それを今回は確認していきたいと思います。


長期的な集中の持久力

今までの人生の中で最も集中力を要した時はいつでしたか?私はセンター試験あたりな気がします。センター試験は難易度的には難しすぎないものの、時間との戦いでした。特に国数英の60~80分間があっという間で、否が応でも集中しないといい結果が得られなかったです。

もし仮にあの90分の途中に電話が鳴ったら、集中力は完全に途切れてテストの結果も良くない可能性が高いでしょう。後ろの席の鉛筆音ですら気になる世界でしたから。。。

今は開発者として普段業務を取り組んでいますが、先に述べたように時間は1日8時間とテストに比べて圧倒的に長いです。大人はあのテストの時の集中力を8時間継続するのが当たり前なのでしょうか。そうではありません。超短期的な集中力は求められていないように感じます。長期的な集中の持久力が求めらている気がします。


自分のペースを維持せよ

集中の持久力は常に保っていなければいけませんが、1秒単位の話ではありません。結果として、より長い時間集中できればいいのです。集中力が切れたら回復するのも手段です。集中できるようにガムを噛んだりして整えることも手段です。

15分の仮眠が夜の2,3時間分の回復力があるように、あえて作業を中断することが結果としてハイコストパフォーマンスを発揮できることもあります。そしてそうやって長期的な集中力を持続することが、一般的な仕事で求めらていることではないでしょうか。

先ほど述べたように、長期的な集中力を持続するためには自分のペースを維持することが重要となってきます。トイレに行きたくなったら、行きたいと思ったタイミングで行く。お腹が空いたと感じたら、そう感じているときに何かを食べる。座り疲れたと思ったら、ちょっと歩いてくる。

私はそういうことが自由にできて、本当に自分のペースを維持できる環境こそがエンジニアにとって集中できる環境だと思います。そして弊社は電話が鳴るものの、自分のペースを維持するに適している環境作りをしております。


今の自分の経緯

私は小さい頃からすぐ眠くなる体質でした。本当にすぐ眠くなってしまうのです。それでどれだけ苦労したことやら...失敗談は恥ずかしいので語れませんが、その悩みは今でも続いています。

エンジニアとして働く上で最も不安だったのは実は集中力が続くかどうかでした。自分自身がデスクワークに適していないことは、今までのテストなどを受けてきて流石に認識していました。

入社当初も実は苦戦していまして、集中力がぶちぶち切れるではありませんか。そんな時はガムを大量に用意してみました。それでも肩が凝ったり、集中力が完全に切れることがあります。そんな時はすぐ席を立ってトイレやエントランス付近に歩きに行きます。そうやって少しずつ自分のペースを保てるように調整していき、今の自分がいます。


ベンチャー企業の良さ

大企業になると、社員の人数も多いので個人の自由度が限られてくる場合が実際にあります。ちょっと歩いてこようとしても、そもそもそういう文化は中々浸透しないと思います。

大企業と比較して気づいたのは弊社は少人数だからか、個人の自由度が非常に高いです。私はそういうところに惹かれてベンチャー企業である今ここにいるのかもしれません。今に満足しているわけではありませんが、これからも少しずつ本当に"集中できる環境"に近づけるよういい組織作りをしていきたいと思います。



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