長崎リサ

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百鬼夜行東京アタック大作戦6の練り歩き

8月が終わると涼しくなって空気がどこか空っぽになる。 百鬼夜行と一緒に色々なものが浄化されて幻のように忘れていく。 だから覚え書きをする。 百鬼夜行東京アタック大作戦6の6は6年目の6。 小学生が卒業するまでの期間と同じ。 高校生くらいのころから関ってくれてる人は、心だけでなく顔立ちとか物理的に大人になっていて驚く。 百鬼夜行とは歩いて感じたり見えてくる東京を作品やパフォーマンスにしていくお祭り。 自分が活動してる都内で日々に一瞬の花火をあげ、生きている心地を実感するため

    • さくら前線ツアー 前半

      きっかけ 4年前。初めて車で鹿児島まで旅をして、季節は冬から春になった。 桜並木をゆっくり進んでる時、「桜の開花を予想して桜前線ツアーしたら面白そう。日本各地の開花のニュースに全部このよのはる映ったりして」と何気なくしょうごが言う。 その話がずっと頭の中にあって機会を待っていた。 桜の咲き方は、日本の南から北まで薄い布が風でなびいたウェーブのイメージ。 フワッと包まれながらくすぐったいうちに、あっという間に風は止み布が取りはらわれ。 現実が、ばん!とクリアに見え夏の準備が始

      • 百鬼夜行渋谷アタック大作戦 #01 眠るあなたのためのプランB

        百鬼夜行渋谷アタック大作戦。導くし、導かれたい 当日のパフォーマンスは原宿駅竹下口から始まる。 最高にキメキメで浮かれた集まり。自らの意思で街から浮いた集まり。 まほほんの演劇。脚本は19歳の演劇作家B子ちゃん。 街から浮いた存在のまま、手すり、角っこ、地面と友達になるように戯れ、人の間をすり抜けパジャマ姿で街を泳いでいた。ストーリーはなく、声明か演技か日常のようななにか。 一気に周りの空気が期待の熱を帯び、それぞれ演劇が見える位置を探し、工夫して移動する。 酒飲

        • 百鬼夜行渋谷アタック大作戦!!このよにのこす のできごと

          ○前日準備 仕込みに何人もやってきてくれた。今年から空間を演者に任せた。 企画を重ねるごとに、みんなが能動的にやった結果のほうが、いびつで面白く感じるようになった。 なにやら文化祭みたいでウキウキ前のめりなテンション。 ダンボールで看板や靴箱を作る班はガレージで円になって思い思いに絵を描いている。 youtuberよっちゃんの友達が新潟から百鬼夜行するために来てくれていて、みんなにカルピスを差し入れた。 しゅわしゅわ冷たくて、湿度でやられそうな体をスカッとさせた。 チー

        百鬼夜行東京アタック大作戦6の練り歩き