【#4 世界には77億を超える人間がいるが、私はあなたを気にかけている。】

4月から、転職に伴い、引っ越しをすることになった。
魅力度最下位某北関東県から、
華の神奈川、華の横浜市民になるのである。

( 拍手!!!!!! )

そのため、引っ越し屋さんと、
見積り依頼のメールをしているときだった。

日時も決まり、見積もり金額も承諾し、
では、よろしくお願いしますと、送信すると、
こんな返信が来た。

 

なんて心温まる1文なんだァアアアアアアァァ((泣))

 

幸い、私の勤務する病院は、
指定感染症受け入れ施設ではないため、
コ○ナの方は今のところいない(と信じたい)が、
毎日気を失いそうになるくらい忙しいのに
新たなウイルスが流行りまくり、
病院機能が破綻するなどゴメンである ……
ニュースを見て嫌気がさしてる人も
多いのではなかろうか .……

私と、引っ越し業者の田中さん(仮名)は、
会ったことも話したこともない。

何歳なのかも、本当に男性なのかも知らない。

それなのに、私が病院内のアパートにいるという
ただ一つの情報から、

・いま、新型ウイルスが流行ってること
・そのせいで医療スタッフが疲弊してるのではないか

と、アセスメントし、
労いの文を添えて、返信してくださったのである。

ちょっとしたことだけど、
感動し倒したわたしは、

この度、それをネタにnoteを投稿しているわけである。
ちなみに、instagramにも載せている(笑)

ここで少し話が飛ぶが ……

人は、誰しも、
誰かに気にかけてほしい!
ちゃんと私を見てほしい!

という、潜在意識がある。
強さの程度は人それぞれだが、どんな人にも。

このメールが嬉しかったのは、
杓子定規に、ルーチンワークをこなすように、
メールを送ってくるのではなく、

少ない情報の中から、
「わたし」
という人が、どんな人なのか?
どんなことに困っているのか?

を、導き出し、

「大勢のお客様」の中のひとりの引っ越し

ではなく、

「わたし」の、引っ越しを

考えてくれた結果の行動だとおもう。

だから、私も嬉しかったし、
いい気持ちで、ここにお願いしようと頼むことにした。
(もちろん金額も安くて、助かった。)

病院勤務をしている中で、
似たようなことをいつも考える。

廊下の向こうから、患者さんが歩いてきたとする。

すれ違いざま、私は、3つのことを心がけている。

1.目を見る

2.挨拶をするときは、こんにちは〜!とかでもいいけど、私は必ず、〜さん!と、呼びかける

3.30秒くらいで話せる小ネタを挟む
(〜さん!昨日は手術お疲れ様でした。とか
 〜さん!昨日は熱が出て大変と聞きましたが、
 いまは、体調いかがですか?など。)

廊下の向こう側から、患者さんが歩いてくる

すれ違う

また、去っていく

このほんの一瞬の間に、

1.あなたとお話しようと思ってますよ〜!

2.私はちゃんと名前覚えてますよ〜!
(患者数が多く入れ替わりも激しいため、名前を覚えるだけでも実はやっと ………)

3.大勢の患者のひとりではなく、"あなた"を気にかけてますよ〜!

という、メッセージを伝えるようにしている。

毎日看護師はバタバタ忙しくしており、
患者ひとりに全然時間をかけられていないのが
現状である。
普通の人だって気にかけてほしいのに、
病を抱えていれば、もっと、気にかけてほしいはず。

でも、時間が取れない(泣)!

そんな中で、私が編み出した、挨拶法(笑)!!!

(そんな大したものではない😂😂😂)

こうすることで、
短い時間でも、
患者さんと、信頼関係をコツコツ築くことができる

患者さんは、信頼して、私に話をしてくれる

実はこんなことに困っていたんだ!
ということを、知ることができる

また、廊下で話しかけて、、
あいさつの声が小さければ、
あれ?今日は体調悪いのかな?どこか痛い?
など、小さな情報もとることができる

など、巡り巡って、効率的に業務が進んだりもする。

廊下で話しかけて、素っ気なくされたことなど
一度もない。
みんな、〜さん!と呼ばれて、
嬉しそうに私を見てくれる。
昨日なんて、
私に大きく手を降ってくださったり!(笑)

引っ越しメールの何気ないやり取りから、
「わたし」を気にかけて頂けることが
こんなにも嬉しいことを知った。

でもよく考えたら、
看護師として働く中で、
日々、自分も実践していたことに気づいた。

「あなた」
を気にかける行動から生まれる笑顔をみるのが
私にとっての幸せである。


これからも、たくさん、
77億人の中の「あなた」を気にかける取り組みを
していこう🌼

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?