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社会人1年目終了

お久しぶりです、りさです。
22卒として社会人の仲間入りをして1年が経ちました。

無事皆勤!コロナにもインフルにもならず、遅刻もせず、遊びのためにとった有給以外は無遅刻無欠勤で1年を終えられたことにまず感動。
えらいぞ私、よく頑張った。

すごいスピードで時間は過ぎていき、日々感じ考えていたことは簡単に忘れ、昔話として実感を伴わないものになっていくなと思います。
だからこそ、何を考え、何を感じていたか、書き残してみます。

私、1年目は、こんなことを考えながら働いていました。

1. 基本情報

まずは自分の情報をざっくりと紹介。

今は機械系のメーカーで部品調達の仕事をしています。
製造業で重要とされるQCD、品質・コスト・デリバリーの中でも今は品質とデリバリーのマネジメントが主な業務内容です。

本格的な業務は10月からで、納期の調整、品質問題への取り組みなど受け身な仕事から始まって、根本的な課題の改善・解決について試行錯誤しています。

就活の時に参加したメーカーのインターンで調達の仕事を模擬的にさせてもらい、「楽しそうだけどこれ毎日はしんど過ぎて無理やなあ」なんて思っていたものを、気づいたら毎日しています。


メーカーの新入社員としてしっかりと夜勤もしてきました。
夜勤の前の日はどれくらい寝るかいつも迷ってたな〜な、朝。


2. どんな方針で仕事をしていたか

目標を立ててもその難易度すら自分で測れない時は、目指す先ではなくて迷った時の進み方を決めておく。
1年目の私にとっては仕事もこの場合に当てはまっていたため、いくつか方針を決めていました。

1)頑張ること

全ての前提はここにあり。
「当たり前!」と思われる方もいるかも知れませんが、ちょうど1年前の今頃はこの方針を持つか持たないかで悩んでいました。

大学生までの何かしら頑張っていたとき、心身が削られたことが多くありました。
だから、社会人を頑張るかどうかは1つ悩むポイントでした。

ただ、一緒に頑張っていた仲間が変わらず頑張っていること。
頑張っていたときに支えてくれた人が、私が頑張ることに疑いを持っていないこと。
周りの人を見て背中を押され、「仕事頑張る」の方針ができました。

具体的に頑張るとは?の中身は、ここからの文章を読んでもらって伝わればいいな〜と思います。
自分で指針を持って実践して、振り返る。
仕事以外の時間に、自分の思考と感情と時間を「働く」ということに費やすことに、躊躇しない。

それが、「頑張る」という方針がもたらしている結果です。

2)しなやかに、したたかに

世の中に存在する多くのコミュニティ同様、私の会社も「社内での人間関係をいかに上手くやるか」が、自身の可能性を決定する側面を持ちます。
だから、自分の特徴は?と聞かれたときに「言いたいことを我慢せず言ってしまうことです!」と自信を持って答える私としては、ビビり散らかしたスタートとなりました。

業務開始直後なんてそりゃもう違和感だらけです。
なんでこれが仕事として成立するん?と思うことが1日に5個も10個も出てくる出てくる。

ただ、自分の発言が組織の中でどう捉えられて、どのような評価をされるのか、そしてそれが自分の可能性にどのような影響を与えるのかがわからない中、押し黙ってにっこり笑うこともありました。

ただ、何も言わなくても自分の可能性は狭まってしまう。
だから、しなやかに、したたかに。

にっこり笑って受け流すこともあるけれど、ここ!と思うタイミングまでその違和感は持ち続ける。
今!この人!この言い方!できっちりと伝える。

間違えることも多々ありますが、若さ故の無邪気さと無鉄砲さを"無自覚に"ぶん回しながら、しなやかに、したたかに、確実に自分の可能性を広げていこうとしています。

ちなみにこれを古くからの友人に伝えた時は、めちゃくちゃびっくりされました。
無自覚に無邪気で無鉄砲で無敵だった私が、それを自覚的にコントロールしようとしているから。

いいの変化なのか、そうじゃないのか。
得たのか、失ったのか。
答えが出ないことは迷いそうになるから、一旦迷わないために方針にしています。

3)提案いただいたことにはやると即答すること

某有名書に「迷うと考えるは違う」という言葉がありますが、よく立ち止まる私としても、迷うと考えるという行為については思うところがあります。
決められない時、進めない時に足りないものは、問いか、情報か、思考か、勇気か。

勇気は後からついてくる、今足りない情報は必死こいて集めても付け焼き刃にしかならない、それなら問いも今は必要ない、だから思考はしても答えは出ない。
直感的に嫌だと思うもの以外は、やると即答した結果得られるものの方がきっと糧になる。

と、いうのは実は後からつけたした言葉でして。

私はよく第一印象で「悩みなさそう」と言われることがあり、学生時代はこれに反論したり、もやもやしたりしていました。
ただ、社会人になって、会社で「悩みありそう」と思われる必要が全くないと開き直るようになりました。

じゃあ積極的にそんな自分を体現しにいってみようじゃないか。
そんな何に対してかわからない対抗心でやってみています。

ただ、決断の結果を受け止める過程にはどうせ思考がついてくるからこそ、わざと思考を停止させてやると即答するのは、案外自分の性にあっているのかなーなんて思ったり。

頑張ってみます。

…ちなみに、提案”いただいた”という言葉を使ったのは、私の往生際の悪い反抗心です。

4)経験に過度に期待しないこと

私、簡単に「いい経験」って言ってくる人がなんとも苦手なんですよね。
ただの体験が「経験」になるためには、それに対する思考やその後の行動が必要だと思うのに、何でもかんでも「いい経験」!
顔の中心に全部のパーツが寄るんじゃないかと思うほどムカッとします。

というのはただの余談でした。すみません。
これは私の学生団体時代の反省から来ています。

今尊敬できる先輩の尊敬できる部分が経験の積み重ねによって作り上げられていたとしても、同じ経験をできるかどうかはあまりにも外部要因が大きすぎる。
私の今の仕事は、ここ数年パンデミックの影響をもろに受けてかなり大変な時期だったようですが、10月から業務についた私には同じ経験はできていませんし、しばらくない可能性の方が高いです。(というか社会的にはそうあってほしい)

そしてそれは、私が誰かを育てるときになっても同じです。
経験によって育った私は、後輩を育てるときに経験を渡すしか選択肢を持てないかも知れない。
だからこそ、本で、インターネットで、新聞で、できる限り勉強する。
勉強なら外部に左右されにくいし、人に伝えるために作り上げられたこれらの媒体はもしかしたら先輩より教えるのが上手で、確実に私よりも多くのものを後輩にも教えられる。

上司に、先輩に経験を与えてもらうのを待っているだけではなく、自ら学び、勉強して、いつかいい「体験」ができたときに、より大きな経験に変えられるように。
それが、自分からもっと大きな経験を掴みに行けること、誰かを育てる側に回っても渡せるものが1個くらいはあることに繋がるように。
できるかわからない経験に過度に期待を寄せて待つのではなく、今確実にできる努力を頑張っています。


3. 自分の仕事について感じ、考えていること

会社に入ることを通して、やってみたことがない仕事をして、新しく出会った毎日で思うこと、です。

ものを作るという圧倒的な現実を扱う

大学時代携わっていたのは、インターンシップを作ることや、イベントを作ることで、
どれも経験という直接目に見えないことを作り、感情に影響させようとしていました。

今でもそれが簡単なことだとは思いません。答えがわからないことについて話し合い、努力を重ねることはなかなか厳しい仕事です。
ただ、製造業で感じた「もの」は、これまで関わってきたものとは全くもって異質なものでした。

部品を目の前にしたら、虚数はもちろん、小数点さえ存在しません。
ものがあるかないか、人がいるかいないか、トラックや運んでくれる人・道はあるか。
私の仕事における失敗は明らかで、ライン上にものがなくて人手が余っていたり、検査でアウトになってラインが止まったり。
PCとスマホで仕事をしながらも、扱うのはお金とはまた少し違う圧倒的な現実です。

これはなんとも面白く、難しいです。
うまく言えているかわかりませんが、めちゃめちゃおもろいなと感じているので、ものづくりをもっと深く探究したいなと思います。

4. 大変だったこと

社会人1年目はやはり想像通りきついことも多々ありました。
過ぎ去ってしまえば簡単に忘れるからこそ、素直に残しておこうと思います。

新しい言語体系に自分を馴染ませること

コミュニティが変わり、人間関係が新しくできることが一定のストレスを伴うことは容易に想像がついていました。
ただ、それが何を意味するのか、一旦落ち着いたからこそ今思うことです。

人は、使う言葉の共通性によって一定の帰属意識や安心感を覚えると思いますが、その分新しい言語体系に入っていくことは、「馴染む」というほど自然とできるものではなく、大袈裟に言うと痛みや葛藤を伴いながら自分をそこにはめていくことでした。

相手が使う言葉や反応を観察し、自分が使う言葉を調整する。
いつの間にか自分が使う言葉が変わり、自分が変わり、涙が出てその窮屈さに気づく。
相手の使う言葉に対して、自分の中で自然と展開される相手に対しての推察の思考量が全く合わず、飲み会の後はぐったりする。

私が思考や言葉に大事な部分を置いているからこそ、その違いは余計気になり、開き直るまでは大変でした。
今はプライベートとの間でバランスを取ったり、適度に社内でも伝えたりしながらうまくやっています。

100点満点が最低点な仕事

突然ですが私はテストで100点満点が取れない子です。
簡単なものだと集中力が続かずにミスをするし、新しいものを初めから理解できるほど賢くもない。

ただ今の仕事は、納期を守り、品質を担保する、という当たり前が崩れるところから仕事が始まることが多いです。
だから私がミスをする余地はなく、とっても苦手な「100点満点」が要求されます。

働くって大変だあって、思います。

5. 人生について考えたこと

働くことと生きること、会社と自分

月から金まで働き、土日でリフレッシュして月曜に備える。
金曜日はお疲れ〜〜〜!!と乾杯し、平日は土曜日までの日数を指折り数える。
典型的な「サラリーマンの画」を体現する日々の中、働くことは自分にとってなんなんだろう?と思います。
また、働くことの大きな要素を占める会社、もしくは組織も。

稼ぐために働く、も、働くために生きる、も違う気がする。
会社の私に対する評価が、私の人生の評価になるとも思わない。
正直仕事に楽しさを求めているわけではないし、というか楽しくてもしんどくても最近の私は大抵忘れている気がする。

これ、昨日か一昨日考え出したことなので、なーんにも答え出てないんですが、深めてみたいなー、というかこれからの自分の悩みに対してのスタンスとして重要な気がするなー、と思うので、答えがある人、おもろい本などあれば教えてください。

社会にどう貢献するか

働くこと、の1つの意味は、ここにある気がなんとなくしています。

就活の時、私が大事にしていたのは「人が生きやすい社会を作る」ことでした。
そのためにまずは情報が大事だと思い探究し、結果が振るわなかったことも手伝って、「結局人の人生を変えるのはものかもしれない」へと方向転換をした結果が今につながっています。

ただ、日々働く中で「自分の仕事が人の人生を変えることにつながっている」「生きやすい社会を作っている」と思うことは全くなく、それらを想像することが自分の働き方にプラスになるかというとそうでもありません。

一方で、就活生の時には見えなかった社会への貢献の形として、「日本を稼げる国にすること」を見つけた気がしています。

私が担当している取引先さんだけでも約40社ほど。
一緒に強くなるために、お互い改善を続けることの影響力はかなり大きいのではないか。
「ものを作る」「ものを届ける」という圧倒的な現実を、どうよくしていくか、どう効率化していくかに向き合い続ける今の仕事は、日本のものづくり、製造業、そして稼ぐ力につながっていくのではないか。
もしかしたら、それが何よりもの「社会貢献」に繋がるのではないか、そんなことを、ぼんやりと考えています。

言葉にすることは怖く、厳しいなと思いますが、自分の仕事を通じて日本のものづくりを強くする、は、今のところ1番ワクワクする言葉だなと思います。

6. すごく正直な今

これを書こうと思った1番初めのきっかけは、年度末の仕事で自分の糸がプツンと切れてしまったことでした。

理由は様々で、ありきたりで、複合的です。
年度末に向けてしていた仕事が、自分でこだわりをやっているつもりだったけれど、自分の努力不足でうまくいかなかった。
理不尽だと感じる内容で怒られた。
努力が認められない。
4/3から担当が変わる不安が大きい。

自分や他人に対する期待に手応えがなくて、疲れた。
そんなことです。

けれど、蓄積されてきた疲労も相まって、必死に「楽しい」「向いてる」と人にも自分にも言って紡いできたメンタルが限界を迎えて、プツンと切れてしまいました。

達成感よりも虚無感、向いてないかもな、という避けてきた思考による感情の蹂躙。

昨日うまくリフレッシュできたので、あまり引きずってはいません。3月31日が金曜日でマジで助かった。
1年後はどうでしょうか。器の広さ、成長していたらいいな。

7. 2年目に向けて

糸が切れようが何しようが、月曜日からしっかりと働くのです。
立ち直りの速さとしんどい時の継続力は、本当に年々強化されてると感じます。イェイ。

だからこそ、そんな私にエールを。

今持っている方針は、まだ変えずに行く予定です。
4月から自分の業務の半分がガラッと変わってしまう予定なので、あいも変わらず目標は立てにくい。だから方針ベースで。

追加としては、もっと「ものづくり」に向き合う1年にしたい。
現実をよくしていく1年にしたい。
勉強をして、たくさん現場を見て、思考と実行と検証を重ねて。
自分の知識を濃く重たいものにしていきたい。

あとは、いいか悪いか、誰が悪いかではなくて、どうやったらよりよくできるかを考える。
そして、常に現実を変えることに拘る。

さあ、2年目の始まりです。
頑張っていきましょう。


p.s. 改めて読むとえらい意識高く働いてるみたいって思いました。
格好つけすぎかもしれない。
多分会ってみたら全然変わってないと思うので、またお時間ある際は会って話してください。

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