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はじめてのクラウドファンディング

4月から大学2年生になった私ですが、2月からはじめて一人でクラウドファンディングに挑戦した。その時の経験をまとめておこうと思う。

【きっかけ】

私がそもそもクラウドファンディングに挑戦するきっかけとなったのは、3月29日~31日までアメリカで開催される予定であった米国ファンドレイジング大会に参加したいという目標から始まった。

これまでファンドレイジング日本 (FRJ 2018、2019)に2年間登壇させていただき、参加したことをきっかけに社会貢献や寄付だけでなく、ファンドレイジングを行うということや企業、NPO、行政の取り組みを学ぶことができた。2年参加していく中で、アジア最大のファンドレイジング大会ということもあり、多くの事例を知ることができ、さらに学びたいという意欲が強くなった。そこで、アメリカで開催されるファンドレイジング大会に参加し、世界の事例を知り、自分が若者として学べることを吸収したいと考えた。

もちろん自分が10代最後に行きたいという目標が一番強かった。これまできっと例がなく、世界という広い範囲で学びたいと思った。しかし、資金的なハードルが一番大きかった。もちろん親にお願いすることもできるし、自分で頑張って貯金を使っていくこともできた。しかし、私はただ行くということだけでなく、クラウドファンディングに挑戦し、参加したいと考えた。

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【挑戦するにあたって】

最初からクラウドファンディングで行くことを決められたわけではなかった。いつもお世話になっている恩師や大人の方々に少しずつアメリカへの挑戦を考えていることを相談させていただいた。

一番相談したのは私の恩師。私がアメリカへ参加するきっかけを与えてくださった方だった。これまで毎年FRJに参加できることを目標にしてきた私だったが、より大きな視点と目標を持つことができたのは、恩師の先生が教えてくださったからだった。自分が10代最後ということでチャレンジになるのではというお話をしていただいた。そこから過去にクラウドファンディングをしてアメリカに行った方の事例を知ったり、アメリカのファンドレイジング大会とはどのような人達が集まり、どんなセッションがあるのかなどのリサーチを始めることができた。

さらに、日本から他に参加する方や協会の方にも相談をすることができた。他にも参加される方のご紹介、これまでクラウドファンディングを行って参加した方の話、そして現地での日本人の合流などについて。たくさんの方から情報をいただき、自分でさらにリサーチを行い、1ヶ月程の準備期間を経てやっとスタートさせることができた。

【クラウドファンディング】

私は、今回大きなクラウドファンディングサイトではなく、個人で管理のしっかりできる範囲、そしてしっかり支援者の方とコミュニケーションを取っていくことを大切にしたいと考え、選んだサービスは、Polcaだった。

そして、やるにあたって以下のことを決めた:
【私が米国ファンドレイジング大会に参加する意義】
1.日本で知る事のできない世界のファンドレイジング事例とノウハウを知ることができる
2.10代最後に若者の視点で世界のファンドレイジング事例を学ぶ
3. 若者を代表して今後のファンドレイジング挑戦のためのヒントを得るチャンスにする

【私の米国ファンドレイジング大会での目標】
1. 日本の若者としてのアピール
2. 日本のファンドレイジング大会にお会いした方への近況報告
3. 登壇者の方への質問を通してコミュニケーションをとる

その他クラウドファンディングについてはこちらから。

【結果】

〇目標
実施期間:2020年2月1日~2020年3月2日
目標金額:¥300,000

〇結果
支援者数:60名
Polca内支援額:157,000
その他での支援額:83,000
合計支援額:¥240,000
目標額達成率:80%
Polca内ウォッチ数:354名

そしてPolcaの手数料などを抜いて現在私の手元には、¥224,080が残る。

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【クラウドファンディングのその後】

1ヶ月を終えて、状況が変わってしまった。現在国内、そして世界でも問題となっている新型コロナウィルスの状況が深刻化し、3月の終わりに渡米するはずだった私は参加することが不可能になってしまった。不参加を決めたの3月の半ばだった。ギリギリまで検討したものの、状況が深刻化していく中で自分が一人で行くこと、アジア人として参加するリスクなどを検討し、断念した。

決めるまでにはすごくすごく時間がかかり、またその現実を受け入れるためにも時間がかかった。やはり、10代最後ということにすごく私は価値を見出していたからである。支援者の方々には待っていただきたいという報告を出し、時間をかけて自分の中で消化させていった。

結果、参加することができないことを決め、発信とともに、60名の方全員に個人でご連絡させていただき、全員の方に納得いただいた上で、来年の参加に支援金は使わせていただくことにした。

お礼

【経験を通して】

初めてのクラウドファンディングでこんなにもいろんな経験ができると思っていなかった。

もちろん結果だけを見てしまうと、達成はしていない自分の力不足な部分であったり、実際に行けなかった現実が残る。しかし、その中でも自分にできることを頑張れたとも思っている。そして、何よりこんなにもたくさんの方に支えて頂けたことに感謝している。

私がSNSで発信するものをシェアしてくださった方、コメントしてくださった方、個別でご連絡をさせていただいた方、進めていくにあたってアドバイスをくださった方。さらに結果として行けなくなった状況に対し、来年へのエールをくださった方、さらにアドバイスをくださった方、慰めてくださった方など。もちろん全てがポジティブな意見ではなく、自分なりに悩むことや落ち込むこともたくさんありました。伸び悩みもありました。それでも最後まで続けられたのは応援してくださる方がこんなにもいるということを実感でき、支えて頂けたからだと思っている。

反省点もたくさんある。Polca内だけで繋がることができず、他のSNSから支援者の方にご連絡することやわからない方には別途連絡する必要があった。もちろんこれは私の作業であるが、その整合性がちゃんととれているのかが明らかでないこともあった。また、達成するためにどのようにいろんな人に届けることができるのか、自分の戦略では甘かったということもわかった。さらに、本当であれば使い道、自分がどのようにそのお金を活かすことができたのかを報告していけるところが1年後になってしまうなど、イレギュラーなこと、自分が知識不足なことがたくさんあった。

この1ヶ月だけで自分がいろんな面で成長できたのではないかと考える。とても濃い時間だった。もちろん反省や改善点はたくさんあるが後悔していることは一つもない。准認定ファンドレイザー試験に合格し、准認定ファンドレイザーとなった今、もっともっと学びたいと思っている。

そして、来年のAFP ICON、米国ファンドレイジング大会への参加を楽しみにしている。支援者の皆様に良い報告ができるよう、10代ではないかもしれないけどたくさん吸収してきたいと思う。それまでは今できることに挑戦し、より成長した状態で渡米したい!

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【最後に】

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そして本当に多くの方にご支援いただけたことを心から感謝しています。
ありがとうございます。