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もう二度と会わないかもしれないね
会うことも、連絡をとることもない知り合いというのは、自分にとって死んでしまったのと同じことなのかもしれないと思った。
毎日のように顔を合わせていて、挨拶や、ちょっとした会話はするけれど、わざわざ連絡をとったり、休みの日に遊ぶことはなかったようなクラスメイト。卒業してしまえば、もう二度と会うことはないのかもしれない。わたしが過ごしてきた日常の片隅にたしかにいたはずの人たちが、卒業を境にいとも簡単に
「〇〇に似てるね」という褒めの危険性
「〇〇に似てるね」
誰でも一回くらいは日常会話で聞いたことがあると思うし、言ったことがある人も多いかもしれない。
先に言っておきたいのだけど、ここで取り上げたいのはディスりとしてではなくて、褒めとしての「(顔が)〇〇に似てるね」だ。
つまり、〇〇に入るのはアイドルだったり、美人女優だったり、イケメン俳優だったり。
でも、たとえ悪気など一ミリもない褒めとして言ったとしても、「〇〇に似てるね」はなか
街で偶然会った知り合いに即座に満面の笑みで話しかけられるなら、それだけできみの勝ちだと思うよ。
高校3年生のとき、当時同じクラスだった女の子と街中で偶然会ったことがある。
その子は普段からかなりテンションが高く、声も大きく、まさに明るく元気!というかんじの女の子だったのだが、その時もわたしを見つけるなり「あー!」と叫び、わたしの名前を大きな声で呼び、満面の笑みでかけ寄り話しかけてきた。
圧倒された。べつに嫌だったわけではないが、ちょっとした恐怖すら感じた。なにもかもが「違う」と思った。