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最後に更新してから今までの話。

 最後に更新したのが八月の最終日なので、あれから二ヶ月が経つ。

 ネット回線が敷かれるまで、こんなに時間が空いてしまった。回線は早いのに工事までが極端に遅いと噂には聞いていたけれど、これ程までとは思わなかった。まぁそんなことは良い。

 時間の流れは、私の気持ちも少しずつ変化させていった。今日はこの空いてしまった二ヶ月の間に起きたことや感情の変化について、久々の文章制作のリハビリがてらお話ししたいと思う。


 一番大きく変化したこと。それは睡眠の質がぐっと落ちたことだ。

 初めの方は毎日母親について考えていた。考えない時間の方が少なかったんじゃないかというくらい、考えて考えて考え続けた。

 絶縁状を送りつけた私を母はどう思っているのか、黙って引っ越した私のことをどう思っているのか、いまあの人は何を考えてどんな表情をしているのだろうか……

 そうこうしているうちに、無意識のうちに考えるようになってしまった。夢となって寝ている間に現れるのだ。


 ある時は、手紙を読んでいるはずなのに知らないふりをしていつものように接してくるのを、私は顔色を窺いながらビクビクと相手していたり。

 ある時は、激怒しながら私を否定する母に恐怖を感じながら、必死に謝罪をしていたり

 ある時は、手紙を読んだと言われ「今まで苦しめてごめんね」と電話の向こうで泣きながら謝罪する母に「うん…」と微妙な気持ちで相槌を打っていたり。


 様々なシチュエーションの夢を見た。すべてに共通することは、起きると疲れている。休んだ気がしない。そりゃそうだ。母から逃げた先で、寝ている間に母と強制的に会わないといけなくなるのだから。

 それ以外にも悲しいストーリーの夢ばかり見るようになってしまった。視点は日によって様々で老若男女関係なく、色々な人間の悲しいストーリーを夢で体験させられては泣きながら起きる。

 だけどどんなストーリーか、はっきり目覚める頃には忘れてしまっている。ぼんやりとこんな人がいて、こんなことがあってとふわふわ思い浮かべることはできても起承転結しっかりとは思い出せない。

 なのに、母との夢は鮮明だ。この違いは何だろう。


 次に変化したこと。薬による解離が頻繁に起きるようになってしまったことだ。

 私は人生で一度だけ、アルコールで記憶を飛ばしたことがある。朝目覚めたら、携帯電話に見覚えのない写真が保存されていた。

 まさにこれと同じような感覚。

 以前も薬を飲んで暫く布団に入らずに活動していると、次の日に身に覚えのないことをやらかしていたことはあったが、布団に入って眠りに入りさえすればそういったことは起きなかった。

 でも現在は、布団に入っても私の知らない間に体が起きて何か活動しているらしい。一緒に住んでいるパートナーから「昨日、自分が〜〜していたの覚えてる?」と言われ全く覚えのない行動に、前夜の記憶は確かに布団の中で止まっているのに何故……と恐怖を感じた。

 これが現在かなりの頻度で起きている。知らない間に料理をしたりネットで買い物をしたり、パートナーを背後からわぁっ!と驚かせたり……(何やっているんだろう)

 正直、知らない間に命を絶ってしまったらどうしようとか、怪我をしてしまったらどうしようとかいう不安も大いにある。一番怖いのは誰かに迷惑を掛けてしまうことだ。だったら自分一人の怪我で済む方がマシだ。(今のところ、記憶のない私はかなり上機嫌のようだけど)

 だけど飲まないと全く寝られない。これでは仕事中に支障が出てしまう。医者に相談しながら良い薬に出会うまで試すしかないと思っている。


 あとは、パートナーに対して。

 病気が悪化してしまった私を良く思っていないのが分かる。今までは辛いことも悲しいことも何でも話していたけれど、今はそれを控えている。母絡みの辛さはもちろん、仕事での辛さもだ。

 きっかけはマイナスなことだけど、私の中では悪いことというより、自分で上手く自分の辛さと向き合ってみようと思った。

 確かに何でも話せたら楽になるのかもしれない。でもそれではパートナーに負担が掛かるし、これ以上私の病気で大切な人との仲を壊したくないという思いの方が大きい。

 そもそもこの「親から逃げる」という選択をしたのは私なりにパートナーを守るためなのに、そこに私から巻き込むのはおかしい話だ。

甘えるのと頼るのは違うと思う。でも私はその違いがよく分かっていないから、いまはとにかく自分で自分の病気を治そうという気持ちを大事にしたい。


 以上、二ヶ月で起きた変化の話。

 一つずつ解決していけたらいいなと思う。


 ※画像は、くみた柑さんから拝借いたしました。ありがとうございます。


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